疲れた人のための 古今集 雑歌下

November 22 [Tue], 2011, 20:36
933 題知らず 詠み人知らず
世の中は なにか常なるあすか河 きのふの淵ぞけふは瀬になる


世の中に、変わらぬものなどあるのだろうか 明日という響きを持つあの飛鳥川だって、昨日まで深かった淵が今日には浅瀬になってしまうのだから。



942
世の中は夢かうつつか うつつとも夢とも知らずありてなければ


世の中というものは、夢なのか現実なのか。そのどちらともわからない、存在していて、けれどつかめない無でもあるのだから。


956
世をすてて山に入るひと山にても猶うき時はいづちゆくらむ


この世をすてて山に隠れた人は、あの山でもやはりつらいとなったとき、どこへ行くのだろうか

969
風のうへにありか定めぬ塵の身は行くゑもしらずなりぬべらなり


風に乗り、あるべき場所を定めな塵のような我が身は、きっとゆく場所すらわからなくなってしまうのだろう



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