レオナール・フジタ展、ほか 

2011年12月27日(火) 19時45分
ヘビやカエルやトカゲなんかが「啓蟄!」などと思ってか思わずか知りませんが、穴の中からひょっこりコンニチハして久しい、春真っ盛りな今日この頃ですが、皆さん、如何お過ごしでしょうか。

サロです。


今年もバレンタインとホワイトデーには、日本全国のカップルたちが小型の座敷犬からガチで噛みつかれますように、と祈願してお百度参りをしてきました。





さて、今日は休みを利用して福岡へお出かけ。
福岡市美術館で開催中のレオナール・フジタ展に行ってきました。


「素晴らしき乳白色」というやつを生で観ましたよ。
半ば透き通ったような、そして触れれば吸い付いてきそうな柔らかげな白い肌の表現は、なるほど。
個人的には、その乳白色の肌の上で、ほんのり誇らしげに目配せしたような、薄桃色の乳輪も見逃せませんでした。

エロス。
色めきだつ32歳。


本邦初公開となる群像大作では特に顕著ですが、藤田氏の描く裸婦像は非常に肉感的。
これは氏の趣味も反映しているのかしら。
婦人らの腹の肉のたるみ具合を観察しながら、
「官能劇画家の笠間しろうはフジタの影響を受けているのだろうか」
などと考えたり。


晩年の作になると、タッチは具体的に、色彩は豊かになり、妙にメリハリの強い画風に。
なんつうか、じつに漫画的というか、キャッチーです。
ロックのCDジャケットにありそうな、もしくはPS2ゲームのイメージイラストにありそうな感じ。

中期から後期…淡い色遣いと曖昧なタッチ〜強く豊かな色遣いと明確なタッチへと移行していく際には、果たしてどのような感性の変化があったのでしょうか。

わかりません。

わかりませんが、とりあえずこれを「逆・天野喜孝現象」と名付けたいと思います。



売店では横尾忠則のポストカードを大量販売中!




大名のカフェのプレートランチで腹ごしらえしたのち、キャナルのスーツカンパニーでスーツ購入。
ここの接客サービスレベルはかなり高いなあ。
僕みたいな、ハエにすら成れないウジ虫野郎にも親切丁寧です。

5月と8月に出席する結婚式はこれでバッチリ!
無地黒ですから、お葬式にも行けますぞ。
そんな機会はない方がいいけど。






ところで下の画像。
今更の報告ですが、去年の初詣のときに、とある神社で変わった狛犬(?)発見!



立っとる!
石灯籠の上に!

ギザカワユス!(´∀`)

なんだかひょうきんなやつですね。
ちんまりしたサイズもいとおかし。

よし、こいつは立っている狛犬であるからして、「タチコマ」と名付けよう。
少佐の言うことをよく聞くように。

灯籠の基礎部分を調べてみたのですが、製造年など詳しい情報は読み取れませんでした。
かわいそうなことに右前足が欠損しております。

アポテムノフィリア(肉体欠損嗜好症)かつ狛犬マニアな人にしたら、リビドー高まりすぎて辛抱たまらんのではないでしょうか。


居るかっつーの、そんな奴!





(2009年04月16日01:56 記)

ウィズ 

2011年12月27日(火) 19時39分
ゲーム(ウィザードリィ)じゃありません。

夜中にNHKのBSを何気に点けたらば、なんだか面白げなミュージカル映画をやってるので、ついつい見入ってしまい、結局最後まで鑑賞しちゃいました。

それが『ウィズ』という、「オズの魔法使い」の黒人しか出てこないバージョン。


主役のドロシー役に、当時すでに三十半ばのダイアナ・ロスというのがかなり無茶してます。
歌は上手いけど、やっぱちょっと老け感が。
観る方がいちいち引いてしまいますわ。

カカシ役はなんと我らがマイケル・ジャクソン。
撮影時、ちょっと太ってる?
終始たるみ顎のマイケル。
この頃、あなたは黒かった。
やっぱ歌声は独特の魅力がありますなー。


出来としては「変映画」になっちゃうのかもしれません。
でも曲は結構ファンキーだったりロックだったりしてて、いい感じ。


「自分を信じろ」「答は自分の中にある」みたいなありがちスピリットをゴリ押ししてくるのですが、それが割と素直に心に響いて、今の心境とリンクしてちょっと泣きそうになりました。



人生に悩んだとき、自分がわからなくなったとき、自信を失ったとき…

『ウィズ』を観て、自分を顧みる気持ちとポジティヴィティを注入されるのもいいな、と思いながら今年最初の腕立てとスクワットに励みました。





(2009年01月07日05:24 記)

ウマいもん食う冬 

2011年12月27日(火) 15時24分
「みんな楽しんで聴いてるけど、実はワム!の『ラスト・クリスマス』って、失恋の歌なんだぜ!」

誰にともなくそう慟哭しても、応えるのは夜空を渡る冷たい風の音ばかり。

「いいんだ、奴らは面白可笑しく過ごしてるのさ。
 僕のようなのとは、違うのだから。

 宗教の違いとか日本人の無節操さなんて、最早どうでもいい。
 楽しめれば、何でもいいじゃないか。
 ただ、そこに、ほんの少し。
 そう、ほんの少しだけでも、本質って奴を掴んでおく必要があるんじゃないか。

 世間の空気にほだされて浮かれてるだけってんなら、言ってしまえば、集団パニックにかかってるのと一緒さ。
 意義とか意味っていう、心の深いところに根ざす支柱があってこそ、人はそれを為すときに、より多くのことを考え、より多くのものを得ることが出来るのだから。

 パンにバターを塗るのは何故だ?
 パンを美味しく食べるためだ。
 だから、パンにバターを塗るときは、適当な量と、適当な塗り方を考えなきゃいけない。
 自分が今、何の為にバターを塗っているのか考えて、理解しておかなきゃいけない。
 だって何も考えずに塗ってしまえば、パンが台無しになってしまうだろう?

 だから、考えるんだよ。
 人生を実り豊かにするためにね。

 だから、本質を掴んでおく必要があるんだよ。
 つまり、クリスマスっていう行事が本来持つ、宗教的意義ってやつさ!」





メリクリ!★
どうも、サロです。

イブ・イブとイブ、ともにケーキ3個とワイン少々。
今年はケーキ食べ過ぎました。

僕にとってのクリスマスは、「ケーキを食べるためのテンションを、気兼ねなく上げれる日」ですかね。
今の不景気をどうにかするには、とにかく個人消費を上げていかないといけない。

イチゴのショート、切り株ケーキ(ブッシュ・ド・ノエルって言うんですかね)、イブ・イブの残りの林檎タルト。
どれもウマーでした。



そういえば先日、生まれて初めて鹿肉を食べる機会に恵まれました。
シチューと刺身とステーキ。

刺身は、馬刺に近い感じでした。
醤油と、わさび or ゆず胡椒でウマー!

ステーキは、チーズを使ったソースをかけて。
牛肉の赤身を少しパサっとさせて、少し血合いを強くしたような風味。
ウマー!

上等なワインと日本酒も頂いて、ウマー!

そしたら、次の日は少しお腹壊しました。
食べ過ぎ。




M-1は去年も思ったけど、キングコングが決勝まで来れたのはホントに不思議。
あの無駄なバタバタ感と、観るものをドン引きさせる、がっついた前のめり感。
笑わせようとするあまりの必死さで逆に笑えない。
どことなくにじみ出てる、「どや、おもろいやろ?」的な空気もイヤ。

まあいいです。
僕はオードリーが好きでした。
ウィ。
春日に親近感!(ノンスタイルのノリで)





(2008年12月26日04:14 記)

観た映画をひたすらレビューする 080813〜080910 

2011年12月27日(火) 15時10分
夕飯にアスパラガスを食べたので、例によって尿が薬品臭いサロです。



■ヴェラ・ドレイク(ドラマ)

「苛立たしさを覚えないほうの市原悦子」的な、良き母、良き妻、良き家政婦であるヴェラさんが、家族にも内緒でやってきた自身の行ないによって、ショッキングなことになっちゃうお話。

愛する人だから許せない。
愛する人だから許したい。
そんなジレンマに苛まされた時、自分ならどうするかなあ…



■パンチドランク・ラブ(恋愛コメディ・ドラマ)

基本的に恋愛ものは苦手なんですけど、おされっぽいジャケットが以前から気になっていたので、借りてみました。

しかしイラつくッ!
イラつく映画だぜ、これはッ!

主人公に共感も好意も全く持てない。
普通に考えれば、ダメ男。
でも「カメレオン(週刊マガジン)」的展開で、なんだかうまくいってしまう。
それがまた腹立つ。
俺は認めねえぞ。



■エレファント(ドラマ)

コロンバイン高校銃乱射事件をモチーフにしたドラマ。
いかにもガス・ヴァン・サントぽい、美しい風景描写が随所に盛り込まれています。

とある日常(であったはず)の出来事が、時系列を前後に行き来しながら、淡々と綴られます。
同じシーンを違う角度・違う人物から捉え直すザッピング手法を用いることによって、物語の全体像が多角的にぼんやりと構築されていくのです。
わずかな接点だけでつながっていた様々なシーンの欠片が、徐々に一点に集約され始め、物語が臨界点に達していく、その空気感。
見事としかいいようがありません。
面白かったです。

ネットで調べたところ、タイトル『エレファント』とは「群盲、象を撫でる」という諺からとったらしく、まさしくなるほど、と唸ってしまいます。
僕もこの諺は好きです。
世の中は群盲だらけ。



■ジェリー(ドラマ)

サスペンスの棚にあったし、裏書きではスリラーみたいに書いてあったけど、きっとドラマでしょう、これは。
こちらもガス監督。
しかしとにかく眠たくなって。
男二人がひたすら荒野を迷い続ける、それだけのお話。
冗長〜。
『オープン・ウォーター』みたいなのを期待していた僕が悪いのか。



■マッチスティック・メン(サスペンス)

主演:ニコラス・デカ(刑事=ケイジ)。

出だしはすごく面白い感じだったんだけど、途中から「うーん」と。
でもまあ特に退屈はしなかったし、ストーリーのトリックにもまんまと騙されたので、まあ合格!
それでもオチはなんとなく解せないものを感じたなあ。
僕の心が狭いだけかな。



■フィールド・オブ・ドリームス(ドラマ)

簡単に言うと、キチガイの話ですよね、これって。
もしくは「ふぁんたじ〜」って感じ。
最後のシーンでウルルンときたけど、なんでこの映画がヒットしたのか僕にはわかりませんなあ。



■八日目

ダウン症の青年と仕事人間の中年男性が、いろいろすったもんだしながら感動的になっていくお話。
『レインマン』みたいな。

アリー役の男優さんがスタローンに見えて仕方がありません。
なんか途中で『ぼくらの七日間戦争』っぽいハチャメチャになって、「それはいかがなものか」と思ったり。

しかしやはり家族ってのは、一緒にいてこそ幸せなんだなあ、それなのに現実はなかなかそうはいかないものだと、考えさせられました。
「どんなに願っても、叶わないこともある」と。
悲しくなります。



■グレイテスト・ビデオ・ヒッツ:スタイル・カウンシル(音楽)

スタイル・カウンシルの代表曲のPV集。
少ない商品数のワリにこんなDVDがあるなんて、さすがツタヤ唐津店の店長(僕と同級生のギター弾き)だぜ。

PVとしての出来は総じてショボイ。
しかし時間が経つごとにD.C.リーがだんだん綺麗になっていく様は見ていて楽しい。
あと、ポール・ウエラーは色男。



■パーフェクト・ブルー(アニメ)

アニメでサスペンス調のお話って珍しい気もするけど、終盤にアニメならではの表現手法もあり、観終わってみれば、なるほどなかなか面白かったです。
今度は『パプリカ』観てみるか。



■デッドマン・ウォーキング(ドラマ)

ショーン・ペンはいい演技するなあ。



■彗星に乗って(SF)

チェコの往年の監督・カレル・ゼマン作品だとか。
「レイ・ハリーハウゼンのようなストップモーション・アニメと、アルフォンス・ミュシャのようなアール・ヌーヴォー調の美術センスが融合して、『アンダルシアの犬』をストーリー仕立てにしたような幻想的シーンが次々に映し出される……そんな代物を期待していたのに。
期待していたのにー。
よほどの懐古趣味でないと、この21世紀・平成の世でしっかり見続けられるものでは無いと思われ。



■スローター 死霊の生贄(ホラー)

またやっちまったよ。
糞ホラー借りちゃったダ!
まあ裏書きからしてダメだろうなと思ってはいたけど、ここまでとは。
昨今のジャパニーズ・ホラーに価値を見いだせない僕には、「ホラー・ブーム」という言葉だけが虚しく響きます。



■トランスフォーマー(SFアクション)

ようやく観れました。
面白いっすね。
これぞ娯楽映画って感じで。
普段は何かと興醒めするCGもココまでくれば、もっとやれ!てなもんで。

ただ、コミカルな要素はもっと少なくしたほうが良かったのでは。
話の腰を折るばかりで、イライラさせられてしまう。
それが残念だったなあ。



■ブレイブ・ワン(ドラマ)

腐っても鯛、老いてもジョディ・フォスター。
ショート・カットも似・合・う・ね★

どんなノリか自分でもわかりません。

クライマックスでああなるとは予想外だったなあ。
いいのかなあ。
でも面白かったからいーや。

不条理な暴力は(まあそもそも暴力というものは大抵不条理なものだけれど)、いつ自分や愛する人の身に降りかかるかわからない。
なんとなく光市の事件のことを思い出しました。



■依頼人(サスペンス)

トミー・リー・ジョーンズを見たら、ジョージアのCMが頭をちらちらしてしょうがありません。笑
面白かったけど、話としてちょっと出来過ぎ感があるかなあ。



■アイデンティティー(サスペンス)

今回のイチオシ。
「そうだったんかーっ」という心地良い騙され感は、良いサスペンスの証。
見ている途中で「なんか無理が無いか?」と思わせる部分も、終盤、裏がわかってくれば、なるほどと納得。
ラストのどんでん返しも、後味悪い終わり方なのに、なんかスッキリですわ。

観客を騙すのはサスペンスだ。
観客を気持ち良く騙すのは、よく訓練されたサスペンスだ!

ジョン・キューザックはかっこいいですね。



■マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ(ドラマ)

面白いっちゃあ面白い。
少なくとも導入部は面白い。
でも個人的にはあまり好きじゃないかも。



■ゴシカ(ホラー)

こんなに取り乱しまくり&自己分析できない人間が精神科医って。
それでずっとイライラする映画。
突っ込みどころの多い映画。

ペネロペ・クルスが可愛い。





今日のオススメ

・『エレファント』…腰を据えて観れる、良質な映画。過激な暴力シーンがあるので、そういうの苦手な人は注意。

・『アイデンティティー』…サスペンス好きなら是非。





(2008年09月13日04:27 記)

アマゾン暮らし 

2011年12月27日(火) 15時03分
びっくりだぜ。
TVタックルなどでもおなじみ、国会議員の平沢勝栄氏の足あとがついてたぜ(※mixiにて)。
プレミアム会員だったぜ。
麻生太郎氏の口の悪さを楽しむ会コミュに入ってたぜ。
マイミク人数が999人だったぜ。



アマゾンでCDと本を購入。
【CD】
■電気グルーヴ/J-POP(初回限定版)
発売から数ヶ月後に初回限定版を求めたもんで、少々高くついてしまいました。
今までとは一線を画す、かなりミニマルな造り。
コーネリアスが『FANTASMA』を経て『POINT』に到達したような。

歌詞も、特に笑かそうとか面白いこと言おうというものではなく。
韻を踏むためだけに羅列された、つながりの無い言葉、そんな感じ。
今までで一番ストイックな電気。
でも付属のプロモDVDを観ると、「やっぱり電気だなあ」って思います。笑
けっこう金もかかってるよなあ。



■JELLYFISH/BELLYBUTTON
ようやく買った、ジェリーフィッシュの1st。
サウンドプロダクションも楽曲も、2ndには遠く及ばないけれど、「半分裸の王様」と「ベイビーズ・カミング・バック」が良いからいいかあ。

そういえば元ジェリーフィッシュのアンディ・スターマーは、PUFFYの名付け親なんですってね。



■THE MOOG COOKBOOK/PLAYS THE CLASSIC ROCK HITS
前作では90年代のオルタナ〜グランジの名曲(ニルヴァーナやウィーザーやオフスプリングなど)を、ムーグのピコポコ音でカバーした、ムーグ・クックブック(メンバーの一人は元ジェリーフィッシュのロジャー・マニング)の2nd。
今度はクラシック・ロックの名曲をカバーしやがったぜ。
「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」に始まり、「ジギー・スターダスト」や「ホテル・カリフォルニア」をピコポコ鳴らします。
個人的には1stのインパクトが強すぎて、こちらはイマイチ・・・
リアルタイム世代ならグッとくるかもしれません。



【本】
■電気グルーヴの続・メロン牧場ー花嫁は死神(上・下)
テレビで観るのはピエールばかりで、なかなか二人揃ったところを観れない最近なので、活字でも、いきいきとウンコと妄想のバカ話をする電気の二人を目の当たりに出来るというのは実に喜ばしいです。
つーか、活字でこれだけ何回も爆笑できたら。
だから、電車の中で読むのには適しません。
当の二人が言うように、便所で読むのに丁度いい感じ。
「便所文庫」の目標通り、便所の数だけ、売れたらいいなと思います。



■諸星大二郎/諸怪志異2〜4、妖怪ハンター水の巻・天の巻
諸怪志異は面白い。
諸星大二郎は優れたストーリーテラーであります。
しかし妖怪ハンターは、一番最初のが地味で渋くて良かった。
巻を重ねるごとに、荒唐無稽になっていってる気がします。

そういえば映画(『奇談』)、観てないなあ。
よくCMやってたけど、面白かったんかなあ。
面白くないだろうなあ。笑

ちなみに『ヒルコ 妖怪ハンター』の稗田役はジュリーこと沢田研二。
観てえ!
今度ツタヤに探しにいこう。




(2008年08月21日02:41 記)

Spilt Milk 

2011年12月27日(火) 14時59分
ジェリーフィッシュの2ndアルバム『こぼれたミルクに泣かないで』はパワーポップというジャンルだけに収まらず、ロック史に名を残す傑作である(と思う)わけだけれど。
悲しい時、楽しい時、ディープな時、ハイな時、いつ聴いても、その時の気分に違和感なく「いいなあ」と思える不思議な作品です。

いつ聴いても胸キュン、目頭が熱くなるような。
いつか、こんなことを、誰かに言おう。

「倒れそうになったら支えてほしい
 ローラースケートに乗ってる僕を

 どんなふうに転ぼうと 君の腕の中に倒れ込もう

 たとえそれが過ちでも そんな新たな過ちなら本望さ
 (ニュー・ミステイク)」





久しぶりにティーンエイジ・ファンクラブの『thirteen』を聴きました。
すごく地味だけど、すごくいいアルバム。

これをよく聴いてた二十歳頃のことが思い出されて、少し、自分が何者か、何者だったのか…そういう新鮮な感覚が、数年ぶりに戻ってきた気がしました。
なんだか不思議。

アルバム最後の曲、「Gene Clark」(なぜ、あのジーン・クラークなのか?笑)の、延々と続くイントロのギターソロが大好きだー。

「君が何をしようと それは全て自分に返ってくる
 君が何を言おうと いつの日か 
 それを全て自分で聞くことになるだろう(Gene Clark)」





変な宗教の話でも、パラノイアでもありませんが。
僕は自分では、多少なりとも音楽の神に愛されてるように考えています。

どうしてかって。
10代〜二十歳前の、まだ音楽に無知でウブってたあの頃。
ぶっちゃけ、シャ乱Qとm.c.A・T(m.c.富樫明生)を買いそうになったけど、結局買わなかったもん。笑
まーどっちも電気グルーヴの影を追うような気持ちで興味あったんだけど。

シャ乱Qなんか、ほとんど「試しになんか一枚買ってみよう」という気持ちで、CD屋でアルバムをいくつか手にするところまでいったんですけど、やっぱり、感じたんです。
「なんか違うな」って。
これもきっと、神のお導きに違いない。

とはいえ、富樫明生先生のポップさと笑いのセンスは嫌いじゃないですけどね。
熱い熱い血潮 ファンキーガッツマン 愛する仲間よ〜♪
ってね。


「僕は音楽に愛されてる そう思うのか?(キリンジ/耳をうずめて)」





とりあえず、ソニックユースをほじくり返して聴き直そうと思います。
で、それからニルヴァーナかな。
「All Apologies」でも聴いてみるか。

「どんな人間だったらよかったんだ?
 本当に悪かったね」

僕はもう大人だけれど。





(2008年08月13日06:06 記)

鬱に落ちたら 

2011年12月27日(火) 14時52分
休み無しで二週間働き中。
さらにあと一週間、休めないことが決定しておりまして。
勤務時間はやや短めながら、息抜きできない生活に、心身ともにグロッキー。
精神的にしぼんでる状態での連勤は堪えます。

このままでは、

「数学できんが何の悪かとや!
 化けモンたい! おまえは数学の化けモンたい!」

と、『高校大パニック』ばりにブチ切れて、散弾銃をぶっ放す勢いです。

なかなか誰にもわからなさそうなネタですみません。





キルケゴールによれば、「死に至る病」、それは絶望なのだと。
キルケゴールは読んだことありませんが、なるほど、まさに。
いつも心の中心に、ブレない希望があれば、
自分が価値を見いだせる、拠り所があれば、
魂が死の淵に追いやられることはありますまい。

ちなみに僕が好きな哲学の言葉は、
「実存は本質に先立つ(サルトル)」
です。
簡単に言うと、「われわれ人間は何か意味や目的があって存在しているのではない(意味や目的は各々が生きていく中で勝手に決めつけているだけであって、元々そんなものは無い、ただ存在だけがあるのだ)」ということ。

とても冷淡で夢の無い言葉にも聞こえますが、僕はこの言葉を思い出す度に、自分は全く完全に自由な存在なのだと、なんだかホッとできるのです。

しかし仏教の「因縁」や「運命」的なものに気持ちを委ねた時も、「今苦しいのはきっと後々のために必要なことなんだ」とか考えてホッとします。
どっちなんだ。





まあそんなディープな日々を慰めてくれる曲は、
Mansun / i can only disappoint u
とても美しい「ロック」ナンバーだと思います。

「僕は君を失望させるばかり
 いつも君を落ち込ませてしまうから」

マンサンの3rdは、これがラストアルバムになってしまったわけだけれど、ポール・ドレイパーの才能とバンド・サウンドがいい具合に熟成した、なかなか素晴らしいアルバムです。
それに1stでは屈折した歌詞ばかりで、「Mansun's Only Love Song(マンサン唯一のラブソング)」なんていうこれまた屈折した曲名を高々と掲げていた(実際、歌詞の内容も一般のラブソングとはだいぶ違っていた)彼らが、3rdではモロに「愛」についての曲を堂々たっぷりと歌うという人間性の変化も、なんだか感動的。





ここでインターバル代わりにフツっとした黒い疑問。

「使えない」人間ってのは、どうして、間も悪いんでしょう?
不思議です。





さっき『ホーリーランド』を読破しました。
ちょっと涙ぐんだり。
やっぱり、人との出会いは大切にしないといけないな。
友達は大切だな。
改めて、そう思いました。

あと、大切なものを守るためには(ある程度)強くないといけないな、と。
しばらくガッツリ凹んでサボってましたが、まったりと筋トレを再開しようと思いました。





ネットで「電気グルーヴのオールナイトニッポン」を入手して聞いてます。
全部は揃わないかもだけれど、極力集めて。
もう15年くらいも前なんだなあ。
懐かしいけど、今聞いても面白いなー。
卓球は変な声だあ。

コーネリアスに出会ったのも、電気のオールナイトニッポンででした(元フリッパーズの小山田だって全然知らないままCD屋に走った、無知なあの頃)。

高校時代という思春期まっただ中に電気グルーヴにハマったせいで、人格形成に大きな影響が。
だいぶ人間がひねくれてしまった気がします。

物事を斜に構えて見るとか。
人(自分含めて)を小馬鹿にして笑いにするとか。

いや、元々そういう素養のある人間だったのか。





(2008年08月09日04:48 記)

カオス理論に基づく絶対運命 

2011年12月27日(火) 14時43分
最近、身の周りで占いの話がちょくちょく出るので、それに関係したことをつらつらと。



「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」

これは、いわゆるカオス理論の「バタフライ効果」というやつです。

「初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす(wikiより)」ことを端的に表現した言葉です。

これを逆にとらえれば、
「どんな出来事にもその始まりがある」
つまり、
「全ての結果には必ず原因がある」
と言えましょう。



手の甲に落ちた雨粒が、どの方向に滑り落ちるか?
これは雨粒が落ちた瞬間から…もっと言えば、落ちる前からすでに決定されていることなのです。
落下速度、雨粒の質量、温度、湿度、手の甲の角度、産毛の本数・角度、肌の質、その日の体調による肌の滑らかさ、etc, etc...

ありとあらゆる全てのデータ(原因)が完璧ならば、雨粒の滑る方向(結果)は確実に予測されるでしょう。

これをもっと拡大して考えれば、

「ありとあらゆる全ての天候データ(原因)が完璧ならば、天気(結果)は確実に予測されるでしょう。」
となります。

ただ、それが複雑すぎて僕らにはわからないだけ。





一方、人や動物の行動は?

人・動物の体格や性格傾向は遺伝子で決まり、生まれた環境や出来事による経験でさらに形成・方向付けされ、それぞれの刺激に対するそれぞれの反応をとるようになる、と。

人の行動も突き詰めれば、結局、己を取り巻く世界に対するパターン反応でしかない。
哲学的に言えば、「真の自由意思」などは存在しない。

ありとあらゆる遺伝子学や環境学や心理学や社会学、動物行動学など(原因)が完璧に解明されたなら、人や動物の行動(結果)も、確実に予測できるでしょう。

ただ、それが複雑すぎて僕らにはわからないだけ。



もちろん、完璧にデータを集めて天気予報することは未来永劫不可能でしょうし、人や動物の心を完璧に知ることなど、神でもなければ到底無理な話。



しかし、もしそれができたなら?

サハラ砂漠の砂のひとつぶひとつぶ、その原子、電子、クォーク。
宇宙から降り注ぐ宇宙線のエネルギー構造。
哺乳類からウイルスまで、全ての動植物の状態と動向。

全ての出来事に原因と結果があるのなら。
森羅万象を把握できさえすれば、この世の全ての動きは完璧に予測できる。


完璧に予測できるってことは、それはすでに決定されているということ。


つまり、僕らには「原因と結果の関係」が複雑すぎてわからないだけで、全ての事物はすでに(そう、全てが! すでに!)、決定している……のではないか、ということ。 



これが僕が考える「絶対運命」というものでございます。





僕があそこで転んだのも、あの子に初恋したのも、教室のガラスを割ったのも、プータロー生活したのも、あの日に猫が死んだのも、現在の僕のCD枚数も、今月の電気料金も、昨日のお店の売り上げも、全て、決まっていたこと。

こうして僕がこんなことを書いているのも、僕が見ているモニター内を流れる電子の数も、皆さんがこんなキチガイじみた日記を読むハメになったのも(残念ながら…笑)、全て、決まっていたこと。

まあ仏教でも「因縁」などと言いましてね。



こんなことを二十代前半頃に考えついて、しかしほとんど無益な理屈のようでもあります。
せいぜい、無宗教のくせに「すべては御仏のお導き、か」てなもんで。
いわゆる、「人事を尽くして天命を待つ」ってやつ。
そんなんでちょっと安心したりしました。



たとえ全てが決定されていることだとしても、その「運命」を知らなければ、なんの意味も成しませんわね。

たとえそれが決まり切ってる運命だとしても、僕たちは、自分の思い描く「幸せ」の実現を目指して生きるよりほかに無いわけで。



ぐるーっと思考が回って一周して、結局もとの場所に着地するっていうのは、禅の修行にも似ていますね。
同じ場所に戻ったけど、でも以前とはモノの見え方が違うぞっていう。



えーと、で、「絶対運命」が占いとどう関係しているかっていうと、星座占いも血液型占いも六星占術もホクロ占いも、「絶対運命」をそれぞれの切り口で「原因」と「結果」のみ(原因がどうやって結果に至るのかはわからないまま)とらえた、帰納法の賜物ではないかと。

たとえばホクロ占いだって、口元にホクロがある自分を意識することで、一種の自己暗示によって性格に影響を及ぼすことを示唆しているのかもしれない(口元にホクロがある顔から受ける独特の印象って、ありますよね)。
ホクロが口の上下左右のどこにあるかで変わるとされる運勢も、右脳と左脳の働きの違いや「上」「下」に対する本能的イメージが関係していることで説明がつくのかも。

全ての出来事に原因と結果があるのだとすれば。



だんだんとりとめが無くなってきましたので、今日はこの辺で。
気が向いたら続きをやります。





(2008年08月06日04:19 記)

観た映画をひたすらレビューする(枕付き) 

2011年12月27日(火) 13時27分
イヤなことがあってどうしようもない。
ほんのわずかな暇と隙を、決して見逃すことなく、妄想と思い出が襲いかかり、心を乱す。

「記憶探しの旅ばかり
 しかしいつしかそれは妄想に変わってく」

そう向井秀徳は歌っておりました。

だからそんなときは、新しい情報をガンガン流し込めば、少しは、思い出しても仕方が無いことを思い出さなくても済むのです。
そう思うし、そう願います。



さて、3月から保管しているレンタルDVDの貸し出しレシートを記憶の手がかりに・・・とは言っても本数は大したことありません。
レッツ・レビュー。





■ミトン(人形アニメ)
ロシアのストップモーション・アニメーションの短編3作が収録されています。
表題の「ミトン」が秀逸。
可愛い女の子と可愛い犬。
夢見がちな子供心が膨らませた妄想とも、不思議なメルヘンともとれる展開も、オチではきちんと現実に着地して、なんともほっと心温まる、優しい物語でした。
こういうの、子供に見せたいと思います。



■ミクロコスモス(自然ドキュメンタリー)
さまざまな昆虫の世界を、美しい映像と、なかなか見れない接写っぷりと、珍アングルでお茶の間にお届け。
毎度ながら、海外の自然ものドキュメンタリーの質の高さには感心します。

しかし、個々の昆虫への蘊蓄が少ないせいで、けっこう物足りない気持ちにも。
やっぱりいくら映像が面白くっても、単なる虫のイメージビデオじゃ、抜けないのです。
これでもかというくらいの昆虫蘊蓄が聞きたかった。



■Wonder Under Water(自然ドキュメンタリー)
ドイツの映画監督、レニ・リーフェンシュタールというおばあさんが100歳くらいのときに製作したドキュメンタリー映画。
ご本人さんがスキューバ・ダイビング好きで、最年長ダイバー記録保持者らしい。
もうお亡くなりになられてますが。

延々と、色鮮やかな魚やらウミウシやら何やらの映像が流れます。
こちらは登場生物への説明は一切ナシ。
BGMのみ。
物足りねェー。
いわゆる「癒し」が欲しい人向けでしょうか。
僕としてはやはり、単なる魚のイメージビデオじゃ、抜けないのです。

ちなみに冒頭、レニさんご本人による簡単な作品解説があるのですが、彼女、鈴木その子を彷彿とさせる、怖いくらいの厚化粧。
海と自然を愛する人間の顔が、プラスティックで不自然というのはなんとも皮肉。
人間の業の深さを感じました。



■リーピング(ホラー)
めずらしいほどに入荷数が多いホラー作品 = それなりに金がかかった作品 = まあ退屈はしないだろう。
そんな気持ちでレンタル。
まったくそのまんまでした。

主演は『ミリオンダラー・ベイビー』のヒラリー・スワンク。
現代アメリカの地方の町に、出エジプト記の十の災いと同じ災厄が降り掛かる、というお話。
特筆することはありません。
それなりに楽しめる、暇つぶしにはちょうどいい映画だと思います。



■エコール(ドラマ)
色彩豊かな映像の美しさは認められるのですが・・・。
フランス映画にありがちな冗長さですな。
ストーリーも、結局謎は謎のまま。
かといって不条理世界を描いたでも無く、中途半端で面白みに欠けます。

外人小学生低学年女児のヌードや、無垢なエロスを暗喩したような場面がチラホラ出てきますので、そういうのが好きな人は楽しめるかもしれません。
観終わってから思い出しましたが、「エコール」ってフランス語で「学校」って意味でした。



■パリ、テキサス(ドラマ)
久しぶりに、良い映画を観ました。
正直、中盤までは「果たしてどうなんかな、この映画」と思っていたのですが。
終盤、ナスターシャ・キンスキーが登場してからの、そのドラマの濃密さよ。
男の告白に込められた情念と、愛情と、決して消えることの無い孤独。
それを聞く女の、感情の激しい揺れ動き。

人を愛するが故の人間の弱さ・悲しさが、ちいさな空間にあふれそうにいっぱいになって。

それを見事に表現した俳優の演技力と、それを見事に切り取った監督の手腕の素晴らしさに脱帽です。

観終わった後、心にぽっかりと穴があいたような・・・この感覚は、ヴィンセント・ギャロの『ブラウン・バニー』に通じるものがありました。

しかし後日に借りた、同じヴィム・ヴェンダース監督の『ベルリン・天使の詩』は、眠たくなって途中で寝てしまいました。



■愛の嵐-無修正ノーカット版-(ドラマ)
思ったより全然過激ではないし、特にどうということもないなあ、と思いました。
しかしなにぶん古い映画なので、上映された当時はけっこう衝撃的だったのかもしれません。
まあ美しい女性が上半身裸でナチスの軍服と軍帽を着て、挑発的な顔をしているってのは今でも衝撃的な絵面ではありますね。
ナチは怖いなあって思いました。



■サイレン(邦画ホラー)
なにしろ、元ネタのPS2ゲームが大好きなので、それなりに期待していたのですが・・・。

クソだ! こんなもんっ!!
(・д・)、ペッ

主人公の市川由衣の演技は本当に酷い。
医者の役でココリコ田中は無理があるだろう。
監督は『トリック』の堤幸彦。
なるほど、それを知ってれば、安っぽいギャグ的な演出も「どおりで」と大いに頷ける。
・・・って、ざけんな、バーロー。
ホラー舐めんな。
ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ3部作」観て出直してこい。

穴だらけの脚本も最悪。
それをやっちゃあおしまいよ、なオチも酷いんじゃー。
観終わったら結局ホラーじゃなかったって言う。
これを映画館で観た人、かわいそう。



■ビューティフル・マインド(ドラマ)
サスペンス的なドラマかと思いきや、実は・・・っていう。
面白いのは面白いんですけど、特に感動するとか、心に残るってことはなかったです。
でもアカデミー賞いろいろ受賞。
ふーんってカンジ〜。
精神病(妄想)を扱ってるという意味では、同じ日に借りた『サイレン』とかぶっていました。



■鉄コン筋クリート(アニメ)
原作・松本大洋。
絵柄もストーリーもかなり原作に忠実で、じゃあ原作の漫画読めば良いじゃんって気にもなりましたが、とりあえず面白かったです。

ただ、声優のチョイスがねー。
二宮和也も蒼井優も、悪くなかったと思います。
彼らがやってるって忘れてるうちは。
ただ、ときどき思い出してどうしても顔がちらっとしてしまう。
そうなると、途端に気が散るし気分が削がれてしまう。

だから基本、声優は専門の人にやらせてほしいんだよなあ。
そういう所で集客するって、結局、せっかくの作品を貶めてるようなもの。
でも結局、そういうのに惹かれて観に行ってしまう人たちがいるから、供給側はそれに応えようとする。そういう作品が蔓延して普通になっていく。
これがいわゆる、馬鹿スパイラル。
いや、結局芸術や文化は、裾野が広がるに連れてどんどん大衆化していってどんどん俗っぽく、安っぽくなる宿命にあるのは歴史を知れば明白。
仕方が無い。
漫画はもちろん、小説だって登場した時は「低俗だ」と言われたらしいし。
今も昔も、ポップ・カルチャーとはそういうものなのだと。諦めるしか無いのでしょう、きっと。



■息子の部屋(ドラマ)
ある日突然、息子が死んだ。
残された家族が、悲しみにくれながらも、いろいろあってだんだん息子の死を受け入れ、乗り越えていく、そんなお話。
特にどうこうと言うことは、僕にはありません。



■SUPER 8(ドキュメンタリー)
音楽・ロードムービーというか。
半分別のことをしながら観ていたので・・・特に無いです。



■ねこぢる草(アニメ)
セリフは一切なし。
それはそれで、試みとしてよかったように思えます。
ただ、そのぶん、メリハリに欠ける部分もあって、途中、つらかったです。
しかし絵柄はいかにもねこぢるっぽいし、トリップしてるなー、という演出も原作の空気をよく表現していて、まあまあねこぢる世界を楽しめた、かな。
ねこぢるファンなら。



■ディア・ハンター(戦争ドラマ)
ロバート・デ・ニーロ主演。
183分。
長い!
しかしそんなにダレることもなく、無事観終えました。
前にバイトしていたビデオ屋の店長が「メチャメチャ泣ける!」と言っていたので期待していたのですが、残念ながら僕は泣けませんでした。

それにしてもクリストファー・ウォーケンが若い!
全盛期のデヴィッド・ボウイのような危うい美しさであります。



■カジュアリティーズ(戦争ドラマ)
コメディ界のキング・オブ・幼顔ことマイケル・J・フォックスが、ベトナム戦争を題材にしたシリアスな映画でシリアスな役を演じ切ります。

そんなマイケル・Jが放った渾身のセリフに心打たれました。

「いつ死ぬか分からないからといって、何をしてもいいのか。
 皆、何も気にかけなくなっている。
 そうじゃないはずだ。
 いつ死ぬか分からないからこそ、どうでもよくなってはいけないんだ。
 もっと気にかけるべきなんだ!」



■グッドモーニング・ベトナム(戦争ドラマ)
『ディア・ハンター』『カジュアリティーズ』ときて、ベトナム戦争もの3つめ。

「グーーーーーーーーーーーゥッッッッ、モーニン!
 ヴィエーートナァーーーム!」

この作品の見せ場のひとつであるロビンのマシンガン・ギャグの多くが、もろにアメリカ人用という感じで、ほとんど笑えませんでした。笑
文化の違い。

しかし、
「あんたはまれに見るおフェラ必要人間だ」
は、いつかどこかで使おうと思います。

ちなみに『フルメタル・ジャケット』の
「(相手の腹を思い切りぶん殴って)気に入った! ウチに来て妹とファックしていいぞ!」
は、いまだに使う機会に恵まれません。



■ブルー・プラネット vol.2(自然ドキュメンタリー)
ディスカバリーチャンネルとBBCの自然ドキュメンタリー・シリーズ。
『ディープ・ブルー』はこのシリーズを編集したモノらしい。
で、シリーズ二巻めのテーマは深海。
いろいろな気持ちの悪い深海生物が山盛りで、しかもこの作品は蘊蓄たっぷりですので、こりゃもう大満足。

それにしても、太陽エネルギー(光合成)に全く頼らない生態系の存在というのは、本当に驚きで不思議で、生命の神秘と逞しさを感じずにはいられません。
僕がこうしている今でも、彼らは硫化水素などの高熱の有毒ガスの中でわっさわっさ生きているわけです。

宇宙よりも深海にもっと金をかけて調査・研究したほうが、価値のある発見が期待できるんじゃないかなあ、とよく思います。



■真夜中のピアニスト(ドラマ)
主人公の職業が不動産のブローカーじゃなくて、ギャングとか殺し屋とかだったら、ピアノという楽器とのギャップが強く出て、もっとドラマティックなお話になったんじゃないかなあと思いました。



■シャイン(ドラマ)
実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットをモデルにした映画。
素人なんでホントの価値はよくわかりませんが、ピアノって素晴らしい楽器だなあと思う演奏がてんこもりで、音楽的に楽しめた映画でした。
ストーリーも面白いし、演出も秀逸。
俳優陣の演技も良。



■ストレイト・ストーリー(ドラマ)
あのデヴィッド・リンチが人情もの映画を!
けっこう淡々と物語は進みますが、その分じんわりと心にしみます。
ポンコツのトラクターに怒りをぶつけるジジイに爆笑。
同じ曲を使い回してばかりだけど、BGMが良いです。

ラストでは十分にウルルンできたので満足です。



■スモーク(ドラマ)
それぞれに日々を生きる人たちの日常の中の、小さかったり大きかったりな出来事による、なんとなく、いい話。
救いがあるような、何も無いような。
でも案外こういうのが「人生」ってやつなのかな、とか思ったりして。

父親と息子のお話では泣けたなあ。



■グッバイ、レーニン!
「心臓の弱い母親にショックを与えないように、ベルリンの壁崩壊(東西ドイツ統一)をひた隠していろんなでっちあげをする」という設定が面白い。
全編通して退屈しないんだけど、もっと盛り上がるかな?と思わせておいて、結局大した山場なく終わる、みたいな。
でも面白いです。
でもなんか物足りないような。



■0:34 レイジ34フン(ホラー)
夜中、無人になった地下鉄を舞台にしたホラー。
中盤以降モンスター(?)の姿が徐々に明らかになるにつれて、テンションが下がります。
全身出てきて、「あーあ…」
お話も、謎は謎のまま投げっぱなしで、観てるほうは消化不良。

まあ退屈はしませんでしたが、かといって特に観る価値もありませんわ。



■ホステル2(スリラー)
前作でのヤバヤバのエグさにやられた僕でしたが、今作は裏ジャケを見た時点で正直、あまり期待していませんでした。
で、観てみれば案の定。

前作では胡散臭い中でのリアリティ(説得力)が良かったのに、今作ではいかにも作り話的な嘘っぽさばかりがプンプンして、どうにも。
世界観の拡げ方がちょっと悪かったんじゃないかと。

しかしそれでも、「痛い」シーンは多いし、絶対逃げられない絶望、というものを感じるには充分でした。

この世の中ではたくさんの殺人が起こっていますが、その状況を自分に置き換えて、リアルに想像してみることは、無責任な楽観や想像力欠如による危機感の乏しさを取り払い、リアルに物事を考えるために大切なことかもしれないと思います。

だって、生命の危険にさらされたとき、現実のおそらくほとんどの場面においては、誰も助けには来てくれないから。
必要なのはセルフ・ディフェンス。
無防備マンなんか信じられるか。



■-less[レス](サスペンス・スリラー)
サスペンス・スリラーの佳作、と言えるかな。
謎解き、というよりオチの形態としては、決して珍しいモノではありませんが。
楳図かずおのえらく怖いショート・ホラー漫画にも、似たようなオチのお話があったなあ、と思い出しました。

アイディア勝負、製作費はさほどかかっていないでしょう。
SFXやCGも抑えに抑えて、肝心な部分は、編集とカメラワークの工夫によって視聴者の想像をかき立てることで補う。
最近ではちょっと珍しい、昔の映画みたいな手法を多用しています。
登場人物の心理崩壊の様子に、悪ノリみたいな鼻につくものを感じたのが、ちょっと残念、興醒めではありましたが。



■ミュンヘン(ドラマ)
長いけど、ちゃんと面白い。
面白いけど、中身はいまいち薄いかな。
「目には目を 歯には歯を」では、争いの連鎖は断ち切れないっていうテーゼを受け止められればもう充分です。
あとは「やっぱり家族がいちばん」。

しかし、世界には陰謀が渦巻いておりますな。



■ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(サスペンス)
『デッドマン・ウォーキング』と混同したままレンタルしてしまいましたが、あちらはドラマ、こちらはサスペンス。
なかなか観させるサスペンス映画でした。

ラストの展開に、とてもモヤッとしたものを感じさせておいて、最後の最後にもうひとひねり。
「なるほど、あの時のセリフはそういうことか…」と、切なくも得心してしまいました。
面白かったです。



■ユージュアル・サスペクツ(サスペンス)
偶然にも『ライフ・オブ〜』のゲイル役、ケヴィン・スペイシー出演。
面白いらしい、と評判を聞いていたので、いまいちテンションが上がらないと言うか、気が進まないながらも借りてみましたが。
やはりそういう気分で手にしたものとは、たいていソリが合いません。
CDにしても本にしてもそうですが。

気持ちが前のめりになっていないせいか、それとも第六感が正しかったのか。

とにかく、別のことをしながらで、ほとんどまともに観れていません。
いつかまた、別の機会か、それか来世で会おうね。



■小説家を見つけたら(ドラマ)
『グッドウィル・ハンティング』のガス・ヴァン・サント監督作。
ショーン・コネリーの良い演技に期待しつつレンタル。
たしかにショーンは良かった。
が、作品としてはなんだか特に…

うん、なんだか特に…

ストーリーがなんか、大して山なし谷なし。
中途半端だったな、うん。





というわけで24作品。
サロのオススメは、
・『ミトン』…年頃のお子さんに。大人の現実逃避に。
・『パリ、テキサス』…ギャロ好きならきっと気に入ります。
・『カジュアリティーズ』…件の名言だけで、十分価値がある。
・『ブルー・プラネット vol.2』…気持ち悪いのが好きな人と、知的好奇心旺盛な人へ。
・『シャイン』…ピアノ好き、音楽好きさんは楽しめるかな。
・『ストレイト・ストーリー』…じんわり泣きたい人へ。
・『スモーク』…嫌煙家ですけど、泣けたから、いい映画です。
・『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』…ハラハラしたい人へ。死刑制度反対の人へ(僕は賛成派ですが)。

次点
・『-less[レス]』…オカルト好きなら、観終わってから納得するでしょう。





夜中に目が覚めたとき、ふと思い出した記憶から、黒くてドロドロと熱い、いやなものが頭中に滲み渡ってきませんように。



(2008年08月02日03:41 記)

ぐるぐる 

2011年12月27日(火) 13時19分
僕はやっぱりスーちゃんだなー。
いちばん可愛いと思うなあ。
ランちゃんはちょっと老け顔だし、ミキちゃんは歯ぐき出てる感じが少々抵抗あるよ。

うん、やっぱ僕は断然スーちゃんだなー。



というわけで最近(※2008年4月)、キャンディーズが好きになったサロです。
ベスト盤を買っちゃいました。




ラスト・シングル「微笑がえし」は日本歌謡ポップスの歴史に燦然と輝く、珠玉の名曲ですね。

シンプルながら、練りに練り込まれた四部構成。
王道でありながらも決して予定調和でない、完成度きわまるメロディ。
ポイントをとらえた、ドラマティックなコーラス。
そして、引っ越しで完結する男女の別れをモチーフにしながら、「春一番」「年下の男の子」など、それまでのヒット曲のタイトルをちりばめることで、キャンディーズの歴史を総括すると同時にキャンディーズ自身ら及びキャンディーズとファンとの別れを寓喩した、まさにラスト・シングルにふさわしい感動的な歌詞。

ちなみに振り付けでも、該当する曲名が出るパートでは、その曲で使った振り付けを用いているところがファン心を泡立たせます。



>「微笑がえし」のレコーディングのときに作曲家の穂口氏は、敢えてキャンディーズをミュージシャン待遇として初見の譜面でボーカル録りをさせるが、3人はこれを完璧にこなした。当初2拍3連も取れず音程にも苦労していた3人を思い返し、その成長振りと才能を惜しんで、自身を含めスタジオ中が涙したと語っている。
(キャンディーズwikiより引用)
という逸話も、これだけで下手な映画より感動的。




上品で、礼儀正しくて、清潔で、誠実で、可愛らしくって。
アイドルがその名の通り「偶像」ならば、キャンディーズはまさに男子の理想のアイドルを体現し、そして見事(!)やりおおせた、希有な存在ではないでしょうか。

え? PL?
うん、たしかにPLも好きだけど、断然僕はキャンディーズ派だよ!
だって、キャンディーズのほうが日本人らしくて可愛いじゃん!

注:PL=ピンク・レディ




「危い土曜日」が好きです。


振り付けがメチャメチャかっこいい。
特にサビの動きは、誇張なく衝撃的。
スーちゃんの「も〜っと〜 も〜っと〜〜」の妙な甲高さが良い。



(2008年04月17日03:13 記。2011年12月27日 編)
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    ・音楽-バンド
    ・音楽-作詞作曲
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35歳。バンドではGt&Voやってました。ダンスとかポップとかパンクとかロックとか変態とかインドア派とか、そんな感じ。よかったらリベンジやスーサイドのWebサイトも覗いてみて下さい。リンク集から行けマス。
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