「わたらせ川へ」第一章じゃけん! 

March 17 [Wed], 2010, 0:09
わたしの胸がひんやりと
冷たくなる。
「春輝って、うちのこと好き?」
ほのかに聞かれた。
すぐ頭の中に浮かんだのは「嫌い」の一言。
だけどさ…ここで本音言うのは、馬鹿だよ。
リーダーに逆らったらどうなるか。
「好きだよ、もちろん!」
作った笑顔。
本音とは真逆の言葉。
「そっか、よかった。」
何の表情もかえずに、ほのかはわたしの前から去っていった。
ムカつく。
「もーっ、万優架ーーって!」
教室の本棚から本を選んでいた万優架の
ところに走り込む。
「ねえ、ほのかってウザくね?」
「わかる。自分リーダーだと思って、調子こいちゃって。」万優架はわたしの親友。
同じ中間者仲間。
だからこうしてよくグチり合う。
ほのかとか、その取り巻きの琴音、静香とか話題が
多いかな。
星統小5年2組の中心グループ達。
親が金持ちやら、会社の会長やらでスター気取り。
親がどんなにすごくっても、その子供も絶対すごいって
訳じゃないのに。
マジで腹立つ。
早く卒業し、やつらから離れたい!
…っていっても、まだ5年になったばっかだから
約2年の月日が待ち受けているんだけどね。
ああ、かったるい。
人生って虚しいもんだねえー。
P R
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