Be Cool
January 03 [Tue], 2006, 15:49
ギャングから映画プロデューサーに転身した主人公が、今度は音楽業界を舞台に大騒動を繰り広げる「ゲット・ショーティ」の続編。主演は前作同様ジョン・トラボルタ。
共演に「パルプ・フィクション」「キル・ビル」のユマ・サーマン、「ドッジボール」「Mr.&Mrs.スミス」のヴィンス・ヴォーン、「ビッグ・マネー」「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」のダニー・デヴィート、「スモーク」「ナショナル・トレジャー」のハーヴェイ・カイテル、「ワイルド・タウン/英雄伝説」「スコーピオン・キング」のザ・ロック、 「バーバーショップ」「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」のセドリック・ジ・エンターテイナーなど。
音楽界からはクリスティーナ・ミリアン、エアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリー、KISSのジーン・シモンズ、ブラック・アイド・ピーズらも出演。
監督は「交渉人」「ミニミニ大作戦」のF・ゲイリー・グレイ。
前作「ゲット・ショーティ」もなかなか楽しめましたが、個人的にはこの「ビー・クール」の方が面白かったです。
まぁ舞台が映画業界から音楽業界へと変わった事でよりツボにハマるネタが多かったという事なんですが、前作に比べるとコメディ度はアップしてました。
と言うか、より分かりやすい単純な笑いが増えたって感じかも。
その分会話の妙といった部分が減っていたのはちょっと残念でした。
しかし、今回もストーリーはシンプル(前作よりは凝ってる)で、音楽業界や映画業界の内幕への皮肉たっぷりのネタが満載。
如何にしてアーティストや曲といった「商品」を作るのか。
その過程が垣間見れるだけでも、音楽ファンは楽しめると思います。
ギャングスタ・ラップ連中の危ない行動も実際にそういう事実があるだけにリアリティがあって、「アーティスト面してるけど、やっぱり所詮ギャングなのね」と妙に納得したり。
いきなり「続編ばかりの映画業界に嫌気がさした」なんて台詞が飛び出してきたりと今回は自虐ネタも結構ありましたね。
何と言っても一番の見所はエアロスミスのスティーヴン・タイラーが本人役で出演してる上に、やはりと言うか、当たり前と言えば当たり前なんですが、ジョン・トラボルタやユマ・サーマン以上の存在感をその素の演技から醸し出してる事。
特にクライマックスのライヴ・シーンは圧巻で、クリスティーナ・ミリアンと共に熱唱する"Cryin'"はエアロ・ファンならずとも釘付けになる事間違いなしのカッコ良さです。
クリスティーナ・ミリアンって曲が良いと思えないので大して印象に残ってなかったんですが、これを見てその歌唱力が凄い事は良く分かりました。
今回は前作以上にキャストも豪華になっていて、そういった面でも楽しめました。
ユマ・サーマンはジョン・トラボルタと「パルプ・フィクション」のセルフ・パロディのダンスを見せてくれるし、ヴィンス・ヴォーンは相変わらず胡散臭いチンピラ役が似合ってるし、前作のラストで本人役で出演してたハーヴェイ・カイテルは今回悪徳プロデューサーとして出演してるしと、ニコール・キッドマンとトム・ハンクスは特別出演?(笑)
その中でもザ・ロックにコメディアンの才能があるのには驚かされました。
あのキャラはインパクトありすぎです。
まぁキャスト自身をそのままネタにしてるってのはそれが分かる人にとっては面白い反面、分からない人は全然笑えない危険性もあるわけで、そこらへんでこの作品を楽しめるかどうかが決まってくるでしょうね。
とりあえず音楽好き、エアロ好きは見て損は無い作品だと思います。
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