蝋人形の館
October 28 [Fri], 2005, 21:37
ロバート・ゼメキスとジョエル・シルバー率いるダーク・キャッスル・エンタテインメントの第5作目は、1930年代と50年代にそれぞれ映画化されている「肉の蝋人形」のリメイク。主演は「24 TWENTY FOUR」「ガール・ネクスト・ドア」のエリシャ・カスバート。
共演に「フォーチュン・クッキー」「シンデレラ・ストーリー」のチャド・マイケル・マーレー、ヒルトン一族の令嬢として有名なパリス・ヒルトン、「ウィンドトーカーズ」「閉ざされた森」のブライアン・バン・ホルト、「12人のパパ」「フライト・オブ・フェニックス」のジャレッド・パダレッキなど。
監督は、これが長編初監督なるスペイン人監督ジャウム・コレット=セラ。
「TATARI」「13ゴースト」「ゴースト・シップ」「ゴシカ」とこれまで作られてきたダーク・キャッスル作品はどれもヴィジュアル・センスが非常に良くて大好きです。
特に「13ゴースト」はかなりお気に入り。
そんなわけでこの「蝋人形の館」も、ダーク・キャッスルのファンとしては観に行かないわけにはいきません。
流石に“See Paris Die”のTシャツは着ませんでしたけど(笑)
感想はと言うと、かなり面白かったです。
久々に王道青春スプラッターを見たなと。
明らかに「悪魔のいけにえ」を踏襲した、かなりベタなお約束通りの内容ではあるんですが、そこは流石ダーク・キャッスル。
ツッコミ所はあるにせよ、二組の双子の対比をはじめ基本的な作りはしっかりしていて、勿論映像にチープさは皆無。
何しろ舞台であるアンブローズの街を街ごと作ってしまう程ですからね。
特に、ある意味この作品の主役とも言える蝋人形館の造形は素晴らしく、館内に展示されている蝋人形一体一体の不気味なほどの完成度の高さが、この作品の雰囲気をよりおどろおどろしいものにしていました。
そして、クライマックスでの壮大なヴィジュアルは「ホラーでここまでやるか!」というほどのクオリティの高さ。
これだけでも個人的には結構満足なんですが、この作品のポイントは過去に数多く作られたティーン・ホラーの単なる焼き直しになっていない事でしょう。
ネタバレになってしまうのであまり詳しくは書きませんが、ホラー好きな人ほど体に染み付いているあるお約束を見事に裏切ってくれます。
これは結構な驚きでした。
しかも、相当痛さそうでしたし…。
それだけに限らずこの作品、メジャー作品の割に「痛い」シーンが多かったですね。
痛いのやグロいのがダメな人はまず無理でしょうけど、中途半端に「キャーキャー」と叫ぶだけのホラーよりも、断然リアルな恐怖とスリルが感じられて良かったです。
主演のエリシャ・カスバートはあまりホラーというイメージはなかったのですが、なかなか健気な感じで頑張ってました。
最後の方は「そこまでしなくても…」と思うくらいキレてましたけど。
ピンチになる度に、ついついジャックが助けに来そうな気がしてしまいました(苦笑)
やっぱりあれだけの人気ドラマに出てしまうとなかなかイメージが抜けないですね。
パリス・ヒルトンの演技は思ってた程酷くなかったです。
まぁ終始ビッチな感じで、イチャついてるか叫んでるかでしたけど。
予想以上に壮絶な最期を遂げて、個人的には大満足(笑)
ホラー・ファンは是非観に行きましょう。
<気になった所>
・あのパクったビデオは帰っても見ない方が良いんじゃ…。
知らなくて良い思い出が出来る事になりますよね(苦笑)
・「Pet Cemetery」を「ペットのお墓」と訳すのはどうなんでしょう。
・ポケット探ったのに指は取り返さなかったのかな。
・何故日本版主題歌に聖飢魔IIの「蝋人形の館」を使わなかったのか。
再結成してタイミングもバッチリだったのに。

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まくってた^^


