アイランド
September 02 [Fri], 2005, 13:48
近未来を舞台に、クローンとして生まれた主人公達が真実を追い求めてゆくSFサスペンス・アクション。主演は「ムーラン・ルージュ」「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」のユアン・マクレガーと「真珠の首飾りの少女」「ロスト・イン・トランスレーション」のスカーレット・ヨハンソン。
共演に「ロード・オブ・ザ・リング」「ナショナル・トレジャー」のショーン・ビーン、「レザボア・ドッグス」「アルマゲドン」のスティーヴ・ブシェミ、「グリーンマイル」「隣のヒットマン」のマイケル・クラーク・ダンカン、「トゥーム・レイダー2」「コンスタンティン」のジャイモン・フンスーなど。
監督は「アルマゲドン」「パール・ハーバー」のマイケル・ベイ。
なかなか時間がとれず諦めかけてたのですが、何とか最終日に見てきました。
当然結構期待して臨んだわけですが、予想以上に面白かったです。
これほんとにマイケル・ベイが監督したんですか?
これまでの娯楽大作的な作風とかなり違いますね。
笑いの要素も殆どないし、アクション面も抑え気味で、しっかりとストーリーとプロットで魅せるかなり正統派のSF。
最近の近未来SFものの中ではかなり良い出来だと思います。
まず設定が良いです。
SFにおいて「クローン」というのはよく使われますが、この作品でのクローンの使用方法というのが現実にありそうなもので、ストーリーの中盤までリアリティを伴った緊迫感を上手く演出していました。
そこには「命」と「科学」、「権利」といった割とシリアスなテーマが盛り込まれていて、それがこれまでのマイケル・ベイ作品とは異なる雰囲気を生み出していたのは間違いありません。
そして前半の施設内での閉塞感を感じさせるいかにもSF的なセットと、後半に明かされる外界との色彩の対比。
ステレオタイプの近未来像ではなく、あくまで現代の延長線上としてイメージし得るリアリティのあるデザインが非常に素晴らしかったですね。
アクション面も抑え気味で、と最初に書きましたが、あくまでこれまでのマイケル・ベイ作品と比べてであって見応えがないという訳ではありません。
施設から脱出してからの逃亡劇などかなりスリリングですし、トレーラーから列車の車輪(?)を落として追っ手の車を破壊するシーンなんかは凄い迫力でした。
ああいうクラッシュ・シーンってこれまで見た記憶がないので、そういった意味で斬新さも感じました。
アクションに期待してた人はあのシーンだけでも大満足なんではないでしょうか。
ユアン・マクレガーはアップのシーンが多かったせいか皺が結構目について「年とったなぁ」と(笑)
でも、やはりその演技は流石。
特にオリジナルとクローンの演じ分けは見事でしたね。
スカーレット・ヨハンソンはこれまで「スパイダー・パニック!」しか見た事ないんですが、個人的にはちょっとイマイチ好みじゃないです。
確かにキレイでクローンっぽいので役には合ってたとは思うんですが、世間で評価されてるほどの良さを見出せませんでした。
まぁ僕にとって「ヨハンソン」と言えば「ヨハンソン・ブラザーズ」なので(笑)
この主演の2人以上に脇を固めた俳優陣が光ってたのも特筆すべき点でしょうね。
悪役の似合うショーン・ビーンを筆頭に、すぐ死んでしまう割に印象深いステーヴ・ブシェミや結構おいしいとこを持っていったジャイモン・フンスーが印象に残りました。
ネタバレし過ぎなCMは頂けませんが、脚本と設定、そして洗練された映像が見事に噛み合った作品です。

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