姑獲鳥の夏
July 29 [Fri], 2005, 17:21
直木賞作家、京極夏彦の衝撃のデビュー作「姑獲鳥の夏」を映像化したミステリー。主要キャストは以下の通り。
京極堂(中禅寺秋彦)/堤真一
関口巽/永瀬正敏
榎木津礼二郎/阿部寛
木場修太郎/宮迫博之
久遠寺梗子・涼子/原田知世
中禅寺敦子/田中麗奈
久遠寺菊乃/いしだあゆみ
その他、寺島進、篠原涼子、清水美砂、三輪ひとみ、すまけい、松尾スズキ、恵俊彰など。
監督は「帝都物語」「D坂の殺人事件」の実相寺昭雄。
この作品(と言うか、シリーズ)は映像化するのが非常に困難な作品です。
何故ならば、原作は常に関口巽の視点から書かれているからです。
これは非常に重要なポイントで、この「姑獲鳥の夏」においてはその設定こそが最大の肝。
しかし、映像化する以上(しかも、万人向けのエンタテインメントとして)原作そのままの視点で描く事は大きなリスクを伴います。
映画化されるという事を知った時に僕がまず思ったのはそこでした。
この問題をどう解決するんだろう、と。
そういった意味では、この作品は非常に健闘していたと思います。
どう頑張っても2時間で原作の全てを描き切るのは不可能。
それは最初から分かりきっていましたからね。
なので、そこらへんに関してはあまり不満はありません。
むしろ、最近の邦画では珍しいほど雰囲気があって感心しました。
しかし、所々の演出にはやや疑問を感じました。
例えば、演劇を思わせるスポットライト。
あれには一気に現実に引き戻されてしまいました。
姑獲鳥の映像もなかった方が良かったですね。
その方がきっと観客の想像力で、より作品の持つ妖しさが出たと思います。
あとエンドロール後の京極堂の台詞は間違いなく蛇足。
得てして、映像で全てを語ってしまうのは観客の想像力を奪ってしまう事になりかねないので、そこらへんが非常に残念でした。
キャストに関しては、やはり堤真一と永瀬正敏は上手いなぁと思いましたね。
京極堂の一見傲慢に見えるふてぶてしさや、関口の挙動不審な感じなど、僕の中にあったイメージに結構近くて違和感は感じませんでした。
原田知世は相変わらずお綺麗で。
清楚さと艶っぽさが入り混じった表情が良かったです。
篠原涼子の関口雪絵はちょっとイマイチ。
もっとおくゆかしい感じだと思うんですけどねぇ。
三輪ひとみはやっぱり良いです。
ほぼ死体の役(看護婦・戸田澄江)でしたけど、あそこまで目を惹きつける死体もなかなかないでしょう。
って、僕だけかも知れませんが(苦笑)
そんなわけで、やや急ぎ足(特に後半)な展開でツッコミ所もありますが、見応えのある作品です。
原作を読んでるとより楽しめると思うので、是非原作を読んだ上でご覧になる事をおすすめします。
次作「魍魎の匣」は一番好きな作品なので、これも是非映画化してもらいたいですね。

例えば、演劇を思わせるスポットライト。
あれには一気に現実に引き戻されてしまいました。
姑獲鳥の映像もなかった方が良かったですね。
その方がきっと観客の想像力で、より作品の持つ妖しさが出たと思います。
あとエンドロール後の京極堂の台詞は間違いなく蛇足。
得てして、映像で全てを語ってしまうのは観客の想像力を奪ってしまう事になりかねないので、そこらへんが非常に残念でした。
キャストに関しては、やはり堤真一と永瀬正敏は上手いなぁと思いましたね。
京極堂の一見傲慢に見えるふてぶてしさや、関口の挙動不審な感じなど、僕の中にあったイメージに結構近くて違和感は感じませんでした。
原田知世は相変わらずお綺麗で。
清楚さと艶っぽさが入り混じった表情が良かったです。
篠原涼子の関口雪絵はちょっとイマイチ。
もっとおくゆかしい感じだと思うんですけどねぇ。
三輪ひとみはやっぱり良いです。
ほぼ死体の役(看護婦・戸田澄江)でしたけど、あそこまで目を惹きつける死体もなかなかないでしょう。
って、僕だけかも知れませんが(苦笑)
そんなわけで、やや急ぎ足(特に後半)な展開でツッコミ所もありますが、見応えのある作品です。
原作を読んでるとより楽しめると思うので、是非原作を読んだ上でご覧になる事をおすすめします。
次作「魍魎の匣」は一番好きな作品なので、これも是非映画化してもらいたいですね。

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