Ray/レイ
February 09 [Wed], 2005, 22:04
ソウル・ミュージックを生み出し、グラミー賞を12回も受賞、2004年6月10日肝臓疾患による合併症のため74歳で亡くなった天才、レイ・チャールズの半生を映画化した作品。レイ・チャールズを演じるのは「コラテラル」でトム・クルーズを凌ぐほどの存在感を見せ付けたジェイミー・フォックス。
監督は「愛と青春の旅立ち」「プルーフ・オブ・ライフ」などのテイラー・ハックフォード。
とにかく、レイ・チャールズ本人としか思えないジェイミー・フォックスの演技がほんとに素晴らしかったです。
モノマネを芸として食ってた時期もあるらしいですが、ここまでいくと完全に“モノマネ”の域を超えてますね。
僕は熱心なファンというわけではないので、レイ・チャールズ本人の映像は数回しか見た事がありませんが、あの独特の動きや仕草はそう簡単に忘れられませんからね。
よほどのファンじゃないとレイ・チャールズ本人との違いを見つける事は出来ないのではないでしょうか。
それほどこの作品でのジェイミー・フォックスはまさに“レイ・チャールズそのもの”でした。 アカデミー賞の主演男優賞は彼で決まりでしょうね。
レイの母親役を演じたシャロン・ウォレンとレイの子供時代を演じたC.J.サンダースの演技もかなり良かったです。
勿論、全編にレイ・チャールズ自身の音楽がふんだんに使われ、尚且つ数々の名曲が生まれていくレコーディング風景などはドキュメンタリーを観ているようでかなり興味深かったです。
特に、有名な「What'd I Say」があんな唐突なライヴでのジャムから生まれたのは驚きでした。
やはりロックだろうが、ポップスだろうが、ジャズ、ソウルetc...カテゴライズはどうでもいいですが昔の人の音は「生きて」ますね。
世の中に氾濫する上っ面だけ取り繕ったイミテーションとは雲泥の差です。
この作品はレイ・チャールズの華々しい成功や、彼がどれほど偉大な人物だったのかを描いている作品ではありません。
ヘロイン中毒で、家族がいながら愛人を何人も作り、仲間を切り捨てていった負の面も描かれています。
そしてそれはレイ・チャールズの映画を作る際に出した絶対唯一の条件でもあったそうです。
弟の死、失明、そして母の死。
それら幼少期の出来事や、母の「自分の足で立ちなさい」という言葉がレイ・チャールズという人物の根幹を作った事は想像に難くありません。
まだ人種差別が平然と行われていた時代。
孤独な闇の中で彼が見続けたものは何だったのでしょう。
ヘロイン中毒で、家族がいながら愛人を何人も作り、仲間を切り捨てていった負の面も描かれています。
そしてそれはレイ・チャールズの映画を作る際に出した絶対唯一の条件でもあったそうです。
弟の死、失明、そして母の死。
それら幼少期の出来事や、母の「自分の足で立ちなさい」という言葉がレイ・チャールズという人物の根幹を作った事は想像に難くありません。
まだ人種差別が平然と行われていた時代。
孤独な闇の中で彼が見続けたものは何だったのでしょう。
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