しんだんしょ って
2007年12月10日(月) 13時10分
病院の医事業務のなかでも煩雑な業務の一つとして、診断書の管理業務があります。
どこの病院も困っていると思いますが、診断書作成に関する運用については、
1.患者さんから診断書の交付を受け付ける。
(このとき、患者さんにお渡しできる期限【目安】を伝える。)←結構重要
2.必要なカルテ等を取り寄せる。(電子カルテ導入病院は除く)
3.担当ドクターに依頼する。
4.期限が迫ってくると担当ドクターに催促する。
5.期限になる(近づく)と患者さんが来院(又は電話連絡)される。
6.出来ていれば、患者さんに作成した診断書を渡す。
(所定の手数料を頂く)
7.出来ていなければ、患者さんにまだできていない事を伝える。
(時として【ほとんど?】、患者さんが怒り出す。)
8.担当ドクターに催促する。
(時として、ドクターに医事担当が怒られる。「忙しいから書く暇なんてない」と。。)
この後は6〜8を繰り返す。。。
と、ほとんどの病院はこんな感じではないでしょうか???
(もしかして7,8はいじかちょうの病院だけ??)
っとこんな状況のなか、昨今、某社が開発した診断書作成管理システムを某社、ならびに、医療系の卸業者がたびたび販促にやってくる。。。
内容については何回も聞かされましたし、それなりに良いシステムではあるとは思うのですが、問題点が、、、
このシステム自体はそれほど高くないので、スタンドアロンで動かすには、それほど問題ないのですが、やはり基幹システム(医事システム、電子カルテシステム等)と接続して、患者情報、入退院日、病名等をこのシステムに取り込めてこそと思いますが、その基幹システムとの接続がベンダーによっては、このシステムより高くなる場合があるという、信じられなぁ〜い(ヒルマン前日ハム監督調で)状況があります。
もう一つの問題は、このベンダーが大手生命保険会社の子会社であるということです。。。
その大手生命保険会社は生命保険協会の会長であったりします。。。
なぜ問題かというと、以前は、生命保険協会のホームページに掲載されていた診断書の標準フォーマットが無くなっているからです。。。
病院(患者さんも)として、困っているのは、生命保険会社毎にフォーマットがまちまちで、書く内容もバラバラということです。このフォーマットを統一してくれたらどれだけ病院も患者さんも有意義かということが生命保険協会はわかっていないのでしょうか?
医療崩壊が叫ばれる中、生命保険会社毎に異なるフォーマットを提示されて、それに併せて医師は診断書を書かなければならい無い訳です。
また、患者さんは加入している保険会社に各社独自の診断書をいちいち申請しなければならない訳です。
診断書のフォーマットを病名別(or疾患別等)で数種類に絞って、標準化することで、病院、患者にどれだけメリットがあることでしょうか!!
って考えているのはいじかちょうだけではないと思います。
現場がこんな風に考えている中、生命保険協会では、ちょっと、信じられなぁ〜い(ヒルマン前日ハム監督調で、しつこい?!)ことが起こっているようです。
「診断書の機械印字化ソフト認定について」と言うアナウンスが平成19年9月14日付けで出されているのです。。。
電子カルテが徐々に普及している中、診断書を電子化する(機械印字化っていうのはどうかとおもいますが??)ことを推奨する動きはいいと思いますが、問題はその内容です。
機械印字化ソフト認定に関する仕様書が生命保険協会から提示されていますが、その内容を見ると
システム要件(機械印字化)
<必須要件>(抜粋)
1.生命保険協会が定める各生命保険会社の診断書様式に対応し(※)、
生命保険協会の定める一定の期間ごとに最新の診断書様式に更新できること
※ 生命保険協会が各生命保険会社の診断書様式を取り纏め、認定ベンダーに
提供することを前提とする。
2.上記1.記載の対応診断書に対し、診断書記載内容を機械印字できること
・・・・・
となっているのです。
統一化するどころか、
「各生命保険会社の診断書様式をとりまとめて、認定ベンダーに提供する」
って どういうこと??
しかも現在認定されているベンダーは、今回問題にしている大手生保会社の子会社が作成しているシステムのみとなっているではないですか?!
日本クリニカルパス学会等で病院独自でファイルメーカ等を用いて診断書作成システムを独自開発し運用しているということが報告されています。。。
こういったところが機械印字(?!)した診断書は無効にされ、もしかしたら認定ソフトを用いて作成したものでないと生命保険会社は受け付けないような時代がくるってことでしょうか??
皆さんはどう思われますか???


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