マンガ「投資の心理学」を読んで・・6 

September 15 [Wed], 2010, 21:18
今回のトピックは、「ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)」というものについてです。

まず、誤謬という意味についてですが
「あやまり」「まちがい」といったものになります。

ギャンブラーの誤謬とは、かんたんに言うと
「こんだけ連敗してるし、そろそろ勝てるだろ!」と考える心理のことです。

コイントスして9回連続で表が出たら、
次こそ裏だろう → 次は裏の出る確率が高い → てか、もう裏でしょ!

と、考えたくなるものですが、そうではなく
10回目に裏が出る確率も変わらず2分の1です。

コイントスのような前回の結果と無関係な
独立の事象においては、極端なはなし

1億回連続して表が出ようが、
次に裏が出る確率は変わらず2分の1だということです。

ともかく、こまかい理論が
正しく当てはまっているかどうかは別として

いろんな場面でこうした考え方を持つのが
人間の特性としてあるようですね。

宝くじだって何回も買っていたとして、いつもかすりもしないのが
最近3千円当たったとしたら、「これは来てるんじゃないか」

と思いたくなるかもしれません。

チャートを見ていて、ある地点から急上昇を始めた。

しばらく様子を見ていると勢いもなくなり止まりそうだ。

これだけ乖離したのも一時的なもので、
いま売りで入れば大きく取れるかもしれない・・

「これだけ上昇したのだから、そろそろ下がるのでは、、」

これはもう何の根拠もない、値ごろ感での感覚的な判断ですが、

それこそルールも目処も根拠も何もなければ
人はそうした心理に陥りやすい傾向にあるということです。

きちんとした検証データやルールに従っていたとしても
次の期間、次の日、次の瞬間、

どんな値動きをするかなんて誰にも分かりません。

戦いに挑む装備をしていても、そんなことがある訳ですから
まる裸で突入すれば、とんでもない結果になりかねません。

思いどおりにいかなかったとき、
他のバイアスも無意識に介入し始めて

さらなる悪循環を生み出し
感情が拍車をかければ、一気に破滅だってあり得ます。

「そろそろ」という言葉を使っているとき。
もしかしたら、危険な入口の前に立っているのかも。。