三重県放射線技師会伊賀支会平成19年度定期総会のご案内 

2007年04月08日(日) 12時55分
三重県放射線技師会伊賀支会平成19年度定期総会のご案内

春暖の候、会員の皆様方にはますますご清祥のことと拝察いたします。
さてこのたび平成19年度定期総会を下記のごとく開催することとなりました。御多忙中とは存じますが、なにとぞご出席くださいますようお願い申し上げます。

三重県放射線技師会伊賀支会 会長 界外忠之



日時:平成19年5月26日(土)午後3時より
会場:名張市立病院敷地内老健施設 ゆりの里 多目的ホール
内容:@平成19年度伊賀支会定期総会
   A第30回研究発表会
連絡先:伊賀支会事務局 岡波総合病院 放射線部 吉川晴樹
〒518-0842 三重県伊賀市上野桑町1734番地
пF0595−21−3135
mail:oghus@ict.ne.jp    

伊賀支会平成19年度定期総会及び第30回研究発表会の御案内 

2007年04月08日(日) 12時54分
伊賀支会平成19年度定期総会及び第30回研究発表会の御案内

会員の皆様方には、ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
さてこのたび第30回研究発表会を下記のごとく開催することとなりました。御多忙中とは存じますが、何卒ご出席くださいますようお願い申し上げます。

日時:平成19年5月26日(土) 午後3時00分より
会場:名張市立病院 老健施設ゆりの里多目的ホール
内容:*19年度定期総会
*一般演題発表
   *特別講演
      『演題名 未定』 岡波総合病院 脳外科部長 石田先生

演題募集:症例報告を含み一般演題を募集します。
演題名、所属、発表者名を記入し、下記宛てに送付してください。
多数演題お待ちしています。
抄録は演題名、演者名を含め、400字程度でお願いいたします。
演題締切:平成19年4月28日(土)

尚研究会終了後、懇親会を催します。場所等の詳細および参加確認は後日させていただきますが、ご予定にお加え下さい。会費は3000円程度。こちらも多数参加お待ちしています。

伊賀支会事務局 岡波総合病院 吉川晴樹
пF0595−21−3135
mail:oghus@ict.ne.jp    

「放射線科医というお仕事 - これまで と これから -」 

2007年04月08日(日) 12時29分
第29回伊賀支会研究発表会
特別講演抄録
「放射線科医というお仕事 - これまで と これから -」
         伊賀市立上野総合市民病院 放射線科 田中直

三重大学放射線科は50年近い歴史の中、今日では画像診断科・放射線治療科と呼称されるようになった。読影・IVR・放射線治療という3つの柱は変わっていないが、遠隔診断に代表されるように仕事のスタイルは変化しつつある。
近年、マルチスライスCTに代表される診断機器の進歩により、膨大な画像が溢れるように生み出されるようになった。しかし、新たな医師研修制度の発足や働き盛りの医師の県外流出等によって、マンパワーは逆に年々減少している。このため大学においても我々市中病院に勤務する医師にとっても業務は過重となってきており、必然的に業務の内容は読影作業にのみ専念せざるを得なくなってきている。我々放射線科医にとって、正確で安全な検査のためには、撮影以前及び撮影中の現場への係わりが欠かせないものであるが、残念ながらそのために割く時間と手間が確保できない。その極端な例が遠隔診断である。撮影の現場に直接係わることなく、画像のみを見て診断する。これは、開業医で撮られたCT画像など、それまで専門医の読影が全くされてこなかった画像においてはその質を高める有効な手段であるかもしれないが、従来は常勤或いは非常勤の放射線科医が撮影現場への係わりを通して行ってきた読影作業を代替するには非常な困難を伴う。遠隔診断では、どうしてもカルテ情報や主治医との意思疎通が不足がちになる。また、一旦書いたレポートに対するフィードバック(結果的に誤診であった、なども含めて)もかかりにくい。そのような状況下で書かれたレポートはどうしても質が落ち、その結果、依頼医側から信用されなくなってしまう。「読んでもらってこそ」のレポート作成を生業とする我々にとって、遠隔診断へのヘタな取り組みは自分で自分の首を締めるようなものである。とはいっても、「それに頼らざるを得ない」ほど、現実はひっ迫している、と考えるのが正しい。
 このような厳しい医療情勢の中、撮影現場からどんどん姿を消しつつある放射線科医に代わって検査の質を維持できるのは、診療放射線技師をおいて他にない。技師の皆さんには、少なくなりつつある放射線科医と密に連携して、これからも患者様に有益な検査を提供しつづけていただきたい。

【三重県放射線技師会伊賀支会活動報告】 

2007年04月08日(日) 12時28分
【三重県放射線技師会伊賀支会活動報告】
第29回伊賀支会研究発表会報告書
日時:平成18年12月2日(土)午後3時より
場所:岡波総合病院講堂
参加者:会員26名、非会員1名、計27名の参加を頂きました。
内容:会員による演題発表6題、及び特別講演
司会 吉川晴樹
会長挨拶 界外忠之

*一般演題                 座長 名張市立病院 中野博文
岡波総合病院 上田健司

1:ドライイメージャーの自動濃度補正機能についての調査
名張市立病院 野呂弘喜
2:頭蓋内椎骨脳底動脈外観表示の撮影経験
岡波総合病院 金谷明典
3:超音波ゼリー拭き取り用タオル変更時における意識調査
〜コストダウンと地球環境保護を視野に入れてティッシュペーパーからタオルへ〜
岡波総合病院 上田健司
4:肝臓ダイナミックCTにおける至適造影法
  エーザイ株式会社 造影剤領域室 市川 篤
5:腰椎MRIの横断面設定について
名張市立病院 藤浪恭介
6:当院における遠隔画像診断システムについて
名張市立病院 山根孝之


*特別講演                    座長 岡波総合病院 界外忠之

「放射線科医というお仕事 - これまで と これから -」
          伊賀市上野総合市民病院 放射線科 田中直先生  


当院における遠隔画像診断 

2007年04月08日(日) 12時27分
当院における遠隔画像診断
名張市立病院 放射線室山根 孝之  

(背景)
当施設では、昨年11月より放射科医が不在のため各モダリティーの読影が出来なくなった。現在、読影依頼の多いCT/MRIの遠隔画像診断をefilmという支援ソフトを使用し三重大学にて行っている。
遠隔画像診断運用から1年が経過し、システムが安定したので紹介する。
(遠隔画像診断の流れ)
CT,MR画像は自動で画像サーバーに転送される。
画像転送用PCのefilmを使い、サーバー保存されたCT、MRIの画像を各読影医あてに送信すると、三重大サーバーを介して各読影医に転送される。
この際、NTT光専用回線とVPN接続を介して行うので、セキュリティーは万全ある。
読影依頼と結果はFAXにて、問い合わせなどはメールでやり取りし、読影結果がオーダーリング上で閲覧出来るように、スキャナで取り込み保存し、返却FAX用紙はカルテに添付する。
一日の読影件数は、CT平均25件(全体の60%)、MRI平均10件(全体の70%)過去画像の読影が5〜10件となっている。
(問題点)
MPRなど画像処理の必要で自動転送されない画像を、サーバーへ転送し忘れる。
各装置から画像サーバーに転送終了後に、三重大サーバーに転送しなければ、全ての画像が転送されない。
患者情報を間違えた時、画像がそのままサーバーに保存されて、画像転送時に混乱を招く。
カルテや臨床データを参照できない。
遠隔画像診断に対する特別な診療報酬がないので、ルーチンで読影する事ができない。
(工夫点)
三重大への転送を時間で区切り、画像の転送漏れを防げるよう、「昨日の13時〜当日の13時まで」の画像を転送するようにした。
読影結果が出るまで画像、生データを削除しない
(今後は・・・)
現在、透視検査やマンモグラフィーなどアナログで運用しているモダリティーをデジタイザーの導入で、読影を可能にしたい。
CT,MRIにPCを置き、eFilmで過去画像を閲覧できるようにしたい。
放射線科医不在のため、急な読影依頼やAngio、撮影法のアドバイスなどを受けられず、遠隔画像診断料も高額なので放射線科医に常時勤務して欲しい。

Lumbar MRI axial view ~which method is better? ~ 

2007年04月08日(日) 12時26分
Lumbar MRI axial view ~which method is better? ~
名張市立病院 藤波恭介

椎間板ヘルニアを対象とした腰椎 MRI 又は,CT-myelography 横断像撮像時,我々は同様な撮像法を行ったらよいだろうか?

今回,このような命題について私なりに文献調査を行った.そこで考案された様々な撮像法について,遊離型椎間板ヘルニアの描出という観点から,その特徴点・問題点 (表) を挙げて会場からの意見を仰いだ.当院と他施設の実態,および放射線科医の意見では撮像法1では不十分な場合があるとのことである.
私なりに考えた結論は以下の通りである.
機器の進歩に伴い増加する画像を放射線科医に丸投げする状況は,我々放射線技師としては避けたい.CT-myelography はもとより,MRI においても isotropic data が得られるようになってきている.”膨大な画像データから臨床目的に応じた画像を “再構成” する” それが我々に課せられた使命であり,今回の発表はそれを再考するいい機会であったと考える.
撮像法1 撮像法2 撮像法3

特徴 椎間板の描出 遊離片の描出 矢状断で確認された病変の詳細
問題点 病変描出不良 画像解釈 矢状断で確認できない病変の描出不足
文献 超実践マニュアルMRI, etc 骨関節画像診断入門画像診断の御法度 腰椎MRIの撮像法 (画像診断 1999.8)

肝臓ダイナミックCTにおける至適造影法について 

2007年04月08日(日) 12時25分
肝臓ダイナミックCTにおける至適造影法について
エーザイ株式会社 造影剤領域室 市川 篤
最近のCTの進歩には目を見張るものがある。造影CT検査において最大の情報を引き出すには、適切な造影剤投与が不可欠である。しかしCTが多列化へと移行するにつれ、その有効活用や画像表現の方法に困惑している施設も多い。そこで、昨年8月に至適造影法に関心が強い施設の先生方が集まり「第一回MDCT至適造影法を語る会」を開催し、以下の標準プロトコールを作成した。
       肝臓ダイナミックCTの標準プロトコール
1. 造影剤量:シリンジ規格で施設ごとに検討。体重で量を変える。
2. 注入法:注入時間固定法 30秒前後
3. 撮像フェーズ  肝細胞癌:3〜4相 単純、後期動脈相、平衡相
          転移性肝癌:2〜3相 単純、(後期動脈相)、門脈相
4. 撮像タイミング:固定法またはボーラストラッキング法
   後期動脈相:注入時間+5〜10秒前後
   門脈相:注入開始後70秒前後 平衡相:注入開始後180秒前後       
5. 再構成間隔(スライス厚):すべてのフェーズで5mm
今回、それぞれの項目別に背景となったデータを紹介し、解説を行う。

超音波ゼリー拭き取り用タオル変更時における意識調査 

2007年04月08日(日) 12時25分
超音波ゼリー拭き取り用タオル変更時における意識調査
(コストダウンと地球環境保護を視野に入れてティッシュペーパーからタオルへ)
岡波総合病院 放射線部 上田健司 界外忠之 吉川晴樹
はじめに
 今回我々はエコー検査におけるコストダウンを目的にしながら紙の原料としての森林伐採等による地球環境保護も視野に入れ超音波ゼリーの拭き取りをティッシュペーパーからタオルに変更した。それに伴い患者様がティッシュペーパーとタオルとで、どちらが快適に感じたか、どちらを望むかなどの意識調査をアンケートにて行ったので報告する。
対象と方法
対象は、平成18年9月1日〜30日までの1ヶ月間に腹部超音波検査を受けられた患者様のうち無作為にアンケート協力を願った120名。有効回答率約95%。内訳は男性66名、女性54名、平均年齢57.8歳。
方法は、タオルでの拭き取りはフェースタオル1枚を使用し3回折りたたみ、一面を18cm×15cmの大きさにし、4面を使って技師が拭き取った。(4回拭き取った)検査終了後、アンケートの主旨を説明し、用紙を手渡し各自で記入後回収した。
アンケート内容は
大きく分けて以下の3項目について
T. タオルとティッシュペーパーとでの拭き取り後の感想について。
U.タオルの材質や使用感について。
V.今後の拭き取りについて。
 全部で7問質問した。
まとめ
アンケートの結果からタオルの方が拭き取り後の不快感が少なく、気持ち良かったという意見が82%もあり、ティッシュペーパーよりタオルの方が評判良かった。当院では今回の結果をふまえ今後タオルを使用していく事となるが、患者様のニーズに応えることで患者サービスにつながり、また、ティッシュペーパーを使用しなくなることから森林伐採やごみの削減により地球環境保護及びコスト削減にも貢献できるという多方面に良い効果を波及させる結果が予想される。
 しかし、材質に関してはアンケートの前半(15日まで)と後半(15日以後)を比較すると31%から50%へと後半ではより柔らかい物を望む傾向が強くなっている。これは洗濯を重ねるたびに硬さが増した結果と考えられる。今後の課題としてはタオルの硬さが問題であると思われ、対策として柔軟剤を使用したり、タオルの廃棄時期等の検討が必要である。
 前回我々が報告したお絞り機使用時のアンケート結果でティッシュペーパーのみでは不快と感じていた患者様の多さに驚いたが、今回のアンケートでも75%もの患者様が今後タオルによる拭き取りを希望しており、タオルの方がティッシュペーパーよりこれほど喜ばれるとは予想外であり、患者様の意見を聴く必要性を痛感するとともに、今後もアンケート等により患者様の意見を取り入れ、サービス向上に努力していきたいと考える。

頭蓋内椎骨脳底動脈外観表示の撮影経験 

2007年04月08日(日) 12時24分
頭蓋内椎骨脳底動脈外観表示の撮影経験
岡波総合病院 放射線部 金谷明典  

我々は頭蓋内椎骨脳底動脈を外観表示するBasiparallel anatomic scanning−MRI法(BPAS−MRI)という撮影法があることを文献的に知り得、MRAngiographyにて椎骨脳底動脈に異常が疑われた症例に対し試行したところ、その有用性が確認されたので報告する。
本法はSAS法を脳底部に応用したものであり、斜台と平行な厚い冠状断をHeavilyT2WIで撮像し、一枚の画像に頭蓋内椎骨脳底動脈の外観を表示する方法である。得られた画像Flow voidとの混同を避けるため白黒反転し表示する。撮影パラメータはTR 5000msec、TE 765msec、FOV 16cm、ST 20mm、MAT 384×224、NEX 1、scan timeは25secである。
椎骨動脈瘤の症例においてMRAでは動脈瘤内の血栓化により描出されていない。しかしBPASでは動脈瘤全体の外観が描出された。
片側椎骨動脈閉塞の症例においては血流のFlowに影響されるMRAでは描出されないがBPASでは血流に影響されないため両側の椎骨動脈がともに十分な径として描出された。
片側椎骨動脈低形成の症例ではMRA、BPASともに描出されず確診に至った。
BPAS−MRI法は内腔のFlowに影響されない血管像のため、閉塞血管や血栓化した動脈瘤や内部に乱流を生じているような大きな動脈瘤の評価に有用であった。また、片側椎骨動脈の低形成と閉塞の鑑別も容易であった。
MRAngiographyにより椎骨脳底動脈異常を疑われた場合は追加撮影する必須のプロトコルとして考慮すべきである。Scan Timeが短時間であることより時間的な損失は少なく、Scan PlanもMIP像を用いれば確実に設定でき、手間取らずに済む。今回の撮影経験はその有用性と特徴が理解でき有意義であった。今後も積極的に撮影を施行し、新たな知見が得られるよう励みたい。

フィルムの乳剤変更に伴う濃度変化の調査 

2007年04月08日(日) 12時22分
フィルムの乳剤変更に伴う濃度変化の調査
名張市立病院 野呂弘喜
緒言:今秋、ドライフィルムの乳剤が変更になった。新フィルムは、説明では「画質、保存性、物理特性、装置適正は従来と変わりが無い。感度は20%低感度」、「添加剤の一部を環境に優しい素材に」という乳剤に変更された。また、使用の際には「自動濃度補正を必ずして下さい」という注意書きがあった・・・
目的:乳剤変更前後でのフィルム濃度特性にどのような違いがあるのか調査する。
また、レーザーイメージャーからの出力を一定に保つための、「自動濃度補正」機能の効果について調べる。
方法:1.フィルム乳剤変更前後で、自動濃度補正前の濃度ステップフィルムを集める。
    集めた濃度ステップフィルムの濃度を測定し、濃度曲線を比較する。
2.フィルム乳剤変更前後の実際の画像(自動濃度補正後)を比較して、補正が適切にされているか検討する。→比較的変化の少ない部位の画像で濃度のズレが無いかを調べる。
使用機器:フィルム(乳剤変更前後)、レーザーイメージャー、デンシトメーター
結果1:乳剤変更前後の濃度曲線にズレがみられた。(乳剤変更前の方が、全体に高濃度に表されている。)しかし濃度曲線の形状はほぼ同じであった。
結果2:変動の少ない部位の実際の画像(頭部、骨等のCT画像)の濃度を測定した結果、各部位で濃度のズレはほとんど無かった。
考察1:濃度曲線のズレから、濃度特性は変わったといえるが、形状が同じであることから、感度の違いのみで、コントラスト等には変化が無いと考える。
考察2:実際の検査で出力された画像(自動濃度補正後)を比較すると各測定部位で濃度の変化はほぼ無かった。画像全体でみても指摘できるような大きな違いはなかった。「画質、保存性、物理特性、装置適正は従来と変わり無い。感度は20%低感度。」の画質について、説明の通り、補正後の出力画像の濃度に変化は無かったといえる。
まとめ:
・ 濃度補正前の濃度ステップの測定から、乳剤変更前と後でのフィルムの濃度特性の違いを確認できた。
・ 実際の画像の検討から、濃度特性が異なるフィルムでも、自動濃度補正が行われると、一定の濃度で出力される事がわかった。→補正が適切にされていた。
・ 今回の調査をする上で、日頃使用するレーザーイメージャーの機能について理解を深めることが出来た。
                〜問題点〜
 ・ 濃度補正後の測定において、実際の画像のみで検討した点
 ・ 補正後も濃度ステップで比較できれば、濃度特性の補正の実態が簡便により詳しく確認できたはず。→補正後の濃度ステップは出力できなかった