今回ご紹介するアルバムは、先日取り上げた「ジュエル・バラッズ」でお馴染みの臼井さん監修の女性アーティストによるバラードコンピ「エターナル・バラッズ」です。
このアルバムには、大ヒットを記録した曲から、今でも記憶に残っているファンの間で語りつがれているような名曲が収録されていて、80’sアイドル&歌謡曲ファンをうならせる選曲です。今回はその中でも印象的な2曲をご紹介します。
まずは河合奈保子さんの「ハーフムーン・セレナーデ」。この曲はアルバム「スカーレット」からのリカットシングルで、本人による作曲。この曲は彼女の楽曲の中で一番大好きなんですけど、弾き語りをしながらの彼女の絶唱と、バイオリンとピアノによる、もの悲しいアレンジが涙腺を刺激します。こんなに素晴らしい歌い手さんで、なお且つ素敵なメロディーメーカーである奈保子さんですが、音楽的にはいまいち正当な評価がされていない事がすごく残念でなりません。あれほどまでに心に訴えかけてくる歌唱ができる人って少ないと思います。彼女に楽曲提供したことのある竹内まりやさんのように長く音楽を作り出して欲しかったです。
そして、桜田淳子さんの「窓」。82年リリースで、100位入りしなかった曲ですが、アコーディオンとピアノによるアレンジのシャンソン風楽曲で、淳子さんの歌唱がすごく良い味を出してます。このアルバムではじめてじっくり聞く事が出来て、すごく気に入ってしまいました。こんなに素晴らしい楽曲を歌っていたなんて。そして、美しいストリングスアレンジにすごく惹かれたので調べてみましたところ、アレンジの青木望氏は、中島みゆきや松山千春、やまがたすみこなどの楽曲アレンジをしていた方だそうです。ちなみに、淳子さんは82年まで「紅白」に出場していたんですが、最後の出場曲はなぜか「セーラー服と機関銃」でした。ぜひ「窓」を熱唱して欲しかったですね。紹介した2曲だけでも、十分にこのアルバムを買った価値があると思います。
その他の楽曲では、明菜さんの「難破船」。この曲での彼女の全身全霊を込めての熱唱は、心を打たれますね。キョンキョンの「木枯らしに抱かれて」。この曲は今でもこの時期になると必ず聞きたくなる名曲です。作曲の高見沢俊彦率いるアルフィーによるバージョンもオススメです。工藤静香の「恋一夜」。あの重厚感溢れるアレンジが大好きなんです。この曲をはじめて聞いたときに「これは大ヒットするぞ!」って確信しました。彼女の中で一番好きな曲ですね。宏美さんの「好きにならずにいられない」のアカペラバージョン!宏美さんの声って、本当に品があって、声量もあり、どこまでも響く感じが素敵です。生の歌声はまた格別です。他にも、松本伊代、荻野目洋子、酒井法子、田中好子などの楽曲が収録されており、いろんな発見があるアルバムです。ぜひこの冬は、このバラードアルバムを聞いて80年代に浸ってみてはいかがでしょうか?
ハイ、私もこのコンピCD、宏美さんの「好きにならずにいられない」と「聖母たちのララバイ」のLPバージョン2曲のために買いました(2000円なら安いものです、”でもビクターさんアルバムCD化してください(願!)”。
でも、他にも、「ハーフムーンセレナーデ」をはじめとして、淳子さんの「窓」、ノリピーの「ラブレター」など、名曲そろいでした。奈保子さんファン以外の方にも、お薦めです