小説まがいのものの断片005

January 06 [Tue], 2015, 9:46
 診察室へ入った。病院の診察室というのは何時入っても気持ちの良いものではないが、精神科に関しては、抵抗がなかった。肉体的に何かされるということはないからだ。
 「こんにちは。」
と挨拶した。
 「はい、ここ一ヶ月体調はどうでしたか?何か変わったことありませんでしたか?」
 「先生、やはり眠れません。毎日同じ時間に睡眠薬を飲んでも、寝る時間は不規則で、睡眠薬を飲んでる意味があるのかどうなのか考えてしまいます。」
と素直に答えた。
 「今出てるロヒプノール1錠は良く効く薬だし、ベゲタミンA2錠もきつい薬なんですけどね。今は、睡眠薬2種類までしか出せないので、ここはなかなか変えられないですね。眠気が強くなる抗うつ剤で、テトラミドとかデジレルがあるんですけど、試して見ますか?」
 「はい、お願いします。」
 「じゃあ、テトラミド出しておきますね。」
 「他はだいじょうぶですか?気分の落ち込みはどうですか?」
 「後は変わりないです。気分の落ち込みも低空飛行だけど安定してます。」
 「それじゃテトラミドの方だけ追加しておきますね。はい、いいですよ。」
と言ったので、終わったかと思ったら、
 「すいません、中内さん、血を採っていってもらえます?もう3ヶ月採ってないから。」
 「分かりました」
と返事をしたら、看護師さんが出て来て横の部屋で採血して出て来た。
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