ニキビ 放っとかないで 早めに皮膚科できれいに 初期治療も可能な新薬(産経新聞)

May 29 [Sat], 2010, 6:39
 □東京女子医科大学皮膚科教授・川島眞氏 

 10代男女の9割以上にあらわれるニキビ。かつては「青春のシンボル」ととらえられ、病気と考える人はあまりいませんでした。でもニキビは皮膚の病気の一種。皮膚科を受診し、早く治療を始めるほど、早く、きれいに治ります。汗や皮脂の分泌が多くなるこれからは、ニキビに要注意の季節。今年新たにニキビの日(5月(いつも)21日(ニキビは皮膚科へ))が制定されたのを機に、ニキビはなぜできるのか、どうやって治療すればいいのか、東京女子医科大学皮膚科の川島眞教授に聞きました。

 ●皮脂のつまりが原因

 ニキビは思春期になり、性ホルモン、とくに男性ホルモン(テストステロン)の分泌が盛んになるころから起こってきます。

 男性ホルモンは皮脂の分泌を活発にします。盛んに分泌される皮脂が毛穴からしっかり排出されれば問題ないのですが、毛穴の出口の角質が増え出口が狭くなったりふさがれたりすると、皮脂が毛穴の中にたまっていきます。

 毛穴がつまって、出口を失った皮脂がたまり皮膚表面が少し盛り上がってきた状態を、医学的に面皰(めんぽう)といいます。いわゆる白ニキビ、黒ニキビのことで、ニキビのでき始めです。この段階では炎症がまだ起こっていないので、赤くもなくそれほど気になりません。

 これを過ぎると、毛穴にたまった皮脂を栄養源としている細菌(アクネ桿(かん)菌)が増殖し、炎症を起こし、赤ニキビができます。医学的には丘疹(きゅうしん)と呼び、この段階になるとみなさん気にします。

 さらに炎症がひどくなると、毛穴の壁が壊され、白血球のうちの好中球(こうちゅうきゅう)が毛穴に集まり、膿(うみ)をもった黄色ニキビに変わります。これは膿疱(のうほう)と呼ばれる状態です。自分で膿疱をつぶしたり、放置して治療しないままでいると、さらに大きいニキビになったり、ニキビが治ったあとに、へこみや盛り上がりなど瘢痕(はんこん)を残すこともあります。もちろん、小型の膿疱の状態で適切な治療をすれば痕(あと)もなく治ります。

 ●1個でもQOL低下

 ニキビにはこのようにいくつかの段階がありますが、どんなひどいニキビでも年をとるとおさまってきます。ただ、できているときには悩みますし、きちんと治療しないと永久的に残る瘢痕ができてしまいます。

 「たかがニキビ」と思っている人は多いのですが、患者さんの中には1個できただけでものすごく落ち込む人も少なくありません。一般的には病気の症状に応じてQOL(生活の質)が落ちることが多いのですが、ニキビの場合はすごく軽い症状の人も、すごく重い症状の人も、精神面でのQOLの低下の程度にそれほど差がないという調査があります。このため軽い症状でもきちんと治療にあたらないといけないのですが、皮膚科医の一部を含めて世の中全般に「こんな軽いニキビは放っておけばいいんじゃないの」という風潮もありました。

 実際、これまでの日本でのニキビ治療は十分とは言えませんでした。というのも、日本ではこれまで、でき始めの症状である白ニキビに対して効果が高い薬がなかったのです。赤ニキビや黄色ニキビの炎症を抑える抗菌作用のある塗り薬が使えるようになったのも約10年前のことです。それ以前は医療機関を受診しても、市販薬と変わらない成分の薬しかありませんでした。このため、かつてニキビで医療機関を受診した患者さんの中には、「病院で診てもらったのに、たいしてよくならなかった」と思っている方もおられるのではないでしょうか。

 長い間いい薬がなかったニキビ治療ですが、1年半前に日本でもようやく白ニキビにも効果のあるアダパレンを成分とした塗り薬が承認され、保険適用となりました。これは毛穴のつまりをなくし、皮脂をためずにスムーズに排出する作用のある薬です。白ニキビから赤ニキビへと進展するのを防ぎ、新しいニキビができるのを抑える予防的治療も期待できます。

 日本皮膚科学会が平成20年9月に出したニキビ治療のガイドラインで、この薬は白ニキビ、赤ニキビ、黄色ニキビのいずれでも第一選択薬となっています。白ニキビの段階でこの薬を使えば、1、2週間で効果が現れてきます。赤ニキビなど炎症が起きているニキビは、抗菌薬の塗り薬や飲み薬と併用することが勧められています。

 ただし、この薬は使い始めて2週間以内に皮膚の乾燥や刺激感、すなわち皮膚がぽろぽろはがれる、赤くなる、ヒリヒリする、かゆくなるなどの症状がみられます。しだいにおさまるので治療の継続には問題ありませんが、患者さんはそのことをきちんと理解した上で使ってもらえればと思います。

 ●根拠のある予防なし

 本当はニキビができなくなる予防法があればいいのですが、今のところエビデンス(科学的根拠)のある予防の方法はありません。「1日2回の洗顔の方が1回よりニキビができにくい」というエビデンスはあるのですが、ニキビを絶対できなくするわけでありません。

 一般的に脂っこいものやチョコレートを控えるようにといわれますが、これを食べると誰でも必ずニキビができる、または悪化するというような証拠のある食品はありません。もちろん、チョコレートを食べるとニキビができやすいと感じている人はチョコレートを控えた方がいいですが、食べなければニキビができないというわけでもありません。完全な予防はできませんので、ニキビ痕を残さないために早めの皮膚科での治療が大事になってきます。

 ニキビができても症状が軽いうちは、洗顔料を替えたり、市販の塗り薬で治そうとする人が多く、医療機関を受診する人はまだ少ないのが現状です。でも、ニキビは症状が軽いうちに皮膚科の専門医を受診し、治療を受けてもらいたいと思います。

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アユ漁 解禁…1500人が清流に糸 静岡・興津川(毎日新聞)

May 26 [Wed], 2010, 13:53
 静岡市清水区の興津川で20日、アユ釣りが解禁された。全流域での解禁は全国で最も早い。小雨の中、午前5時を過ぎると、首都圏などから訪れた約1500人が清流に糸を垂らした。

 興津川漁協によると、今年は3〜4月に寒い日が多かったため、生育はやや遅い。東京都青梅市の会社員、田口和美さん(60)は「毎年シーズン始めはここと決めている。今日は車中泊して明日も釣る」と意気込んでいた。【平塚雄太】

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「重し」青木氏引退、自民世代交代の契機にも(読売新聞)

May 20 [Thu], 2010, 2:41
 「参院のドン」として自民党政権下で強い影響力を持っていた青木幹雄・前参院議員会長(75)(参院島根選挙区)が、体調不良を理由に夏の参院選出馬を断念し、政界を引退する見通しとなった。

 要職を離れているため、政界への影響は限定的とみられるが、党内では「世代交代が進む契機になる」という見方も出ている。

 「昨日、青木先生から『健康が不良で、立候補を断念せざるをえない』と申し出があった。残念だ」

 自民党の細田博之・前幹事長(衆院島根1区)は15日、青木氏が欠席したまま松江市で行われた同氏の事務所開きで、沈痛な面持ちでこうあいさつした。会場では、後継の有力候補と目されている、長男で秘書の一彦氏(49)が、集まった約350人の支持者らに「医者から脳梗塞(こうそく)という診断をいただいた」と報告した。

 自民党の谷垣総裁は15日、岡山市で記者団に、「参院で大きなリーダーシップを発揮してきた。本人も無念だろう」と語った。

 青木氏は、2007年参院選での自民党惨敗を受け、党参院議員会長を引責辞任して以降、表舞台から遠ざかっていた。政局の節目節目で同僚議員から助言を求められる「相談役」として一定の存在感は保っていたが、特に民主党政権になってからは自らの参院選対策に力を入れ、党の方針や政策の決定に関与することはほとんどなかった。

 自民党時代、青木氏の薫陶を受けた新党改革の舛添代表は、「一つの時代が終わったということだ。青木さんが引退しても、自民党や政界への影響はないと思う」と述べた。

 参院自民党を率いた青木氏は、豊富な人脈を誇った。民主党の輿石東参院議員会長とも太いパイプを持っていたが、民主党政権でこのパイプを積極的に生かすような場面はなかった。

 政界全体への影響は小さいが、党や派閥の「重し」となっていた青木氏が引退すれば、中堅・若手議員の発言力が強まり、結果的に自民党の世代交代が進む可能性もある。

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橋下知事「基地移設で優先順位高いのは関西」(読売新聞)

May 14 [Fri], 2010, 10:15
 沖縄県の米軍普天間飛行場の機能や訓練の分散移転に向け、鳩山首相が全国知事会に協力を求める意向を示したことを巡り、大阪府の橋下徹知事は13日、「受け入れの優先順位が高いのは、米軍基地のない地域。一番高いのは関西だ。政府から要請があれば、関西で回答を出さないといけない」と述べ、関西での受け入れを検討すべきだとの考えを示した。

 6月の近畿ブロック知事会議でも問題提起するという。

 橋下知事はこれまでも、沖縄の負担を全国で分かち合うべきだとして、負担軽減策を全国知事会の場で協議するよう主張。

 地元・関西空港への一部機能の移転に関しても、「国から提案があれば、議論は拒否しない」などと発言していた。

 この日、府庁で報道各社の取材に応じた橋下知事は「おねだり集団だった知事会が、国と対等な関係になれるかの試金石。(沖縄以外の地域で受け入れるという)回答を出さなきゃ、知事会は解散だ」と話した。

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紅葉の名所は新緑の名所 東福寺(産経新聞)

May 11 [Tue], 2010, 19:24
 【検定1級記者が語る京都】

 熱狂的な桜のシーズンも終わり、ふだんの姿を取り戻しつつある京都。写真は、新緑がまぶしい東福寺の通天橋周辺。撮影した4月21日は1時間ほどいただろうか、その間に訪れる参拝者も少なく、どことなく静かでのどかだった。

 東大路通でバスを降りて歩くこと約10分。門をくぐると、広く開けた境内に法堂や国宝・三門など諸堂が並ぶ姿は「伽藍面(がらんづら)」と呼ばれる寺の面目躍如たる光景だ。

 ところが、境内の中を洗玉澗(せんぎょくかん)といわれる渓谷の上に架かる通天橋を渡るか、裏手の渓谷が望める方丈に入ると、いきなり山間部に入り込んだような風景に一変する。

 これが京都の奥深い魅力であり、この寺の良さでもある。

 通天橋は、秋になると桜以上に参拝者が訪れる京都随一の紅葉の名所。昨年11月の紅葉シーズンに撮影したもう1枚を見ると、橋を渡る参拝者の数が違う。確かに橋の周辺を彩る紅葉といったら、見事のひと言に尽きる。

 しかし、筆者にとって自然の音が心静かに楽しめる春の魅力も捨てがたい。長い冬を経て、ようやく開いた葉の若々しい色。それに通天橋の下の渓谷を流れる川の水の音がマッチし、すがすがしい気分に浸ることができる。

 方丈の裏手、鴨川の床のように渓谷から突き出た空間に出て新緑を眺める。水の音に耳を傾ける。周囲の葉を揺らしながらそよぐ風もまた心地よい。

 この時期、汗ばむほどに暑い日にはいつもこんな光景を思いだしながら、ついついこの寺に足が向いている。

 訪れたこの日も、通天橋を渡る人たちの中から「新緑もいいよね」といった声が聞こえてきた。心の中でうんうんとうなずきながらシャッターを切る。

 紅葉の名所は新緑の名所でもある。

 高雄、嵐山、そして大原と、京都には紅葉の名所は数々ある。昨年、その名だたる場所で秋を体験した人はこの春、再び同じ所を訪れることをおすすめする。新しい発見があるはず。(園田和洋)

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