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多汗症治療のためにボトックスを注射するその効果

 治療薬としてのボトックス

ボトックスは、もともと顔面麻痺などの治療薬として使われていたものです。今では美容目的で使われることが多いですが、副作用や後遺症が極端に少ないため、すでに10年以上前から世界中で治療薬として使われていました。

ボトックスは、筋肉の動きを弱める働きがあるので、美容目的としてはシワをつくりにくくしたりできますし、汗の量を抑える効果があります。

 多汗症治療のためのボトックス注射

ボトックスを注射することによって、交感神経の働きを弱くして、わきの汗や臭いのもとであるエクリン汗腺とアポクリン汗腺の活動を抑えることができます。1年に2回、半年に1回ずつボトックス注射を続けると、汗腺が数年くらいで萎縮するそうです。

ボトックス注射による多汗症治療は、15分から30分ほどで終わります。わきの下や足の裏など、汗が気になるところに注射をするだけなので簡単です。効果が続くのは3か月から6か月くらいですが、これは個人差があります。

 ボトックス注射で筋肉が動かなくなる?

確かにボトックスは筋肉の動きや収縮を抑える働きがありますが、多汗症治療のためにボトックス注射をした所の筋肉が動かなくなってしまうということはありません。それは、汗腺と筋肉は深さが異なるところにあるからで、適切な所にボトックス注射をすれば問題ありません。

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ボトックスとは

 ボトックスとは

「ボトックス」というのは、アラガン社(アメリカの製薬会社)の登録商標薬剤で、A型ボツリヌス毒素を精製して薬剤にしたものです。

 A型ボツリヌス毒素の働き

A型ボツリヌス毒素は、クロストリジウム・ボツリウムのA型毒素が主な成分で、この成分はアセチルコリンの分泌を阻害する作用があります。

アセチルコリンとは、脳神経から各筋肉に伝達される電気刺激の流れをスムーズにする物質で、この分泌が阻害されると電気刺激が伝わりにくくなるので、筋肉の収縮が抑えられるというわけです。この働きを利用して顔面麻痺や斜視を治療したり、美容目的としてシワをなくすために使用されたりしています。

 ボトックスの安全性

ボトックスは、副作用やアレルギーなどが極めて少ない治療薬です。実際にボトックス注射に使われるボツリヌス菌は、人体に悪影響のないA型であり、使用される量も300分の1程度なので安全ですし、10数年前から世界の70か国以上で治療薬として使われています。もちろん、日本でも厚生労働省が安全であることを認めています。

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ボトックス注射の効果

 ボツリヌス菌について

ボトックスはボツリヌス菌から精製された成分なのですが、ボツリヌス菌というと食中毒をイメージする人もいるかもしれません。

ボツリヌス菌が食中毒を引き起こすのは事実ですが、ボトックスに含まれる毒素の量は、食中毒が発生する毒素の量と比べるとごく僅かです。だいたい100分の1から1000分の1くらいなので、人体に悪影響を及ぼすことはありません。

 ボトックス注射のシワ取り効果

ボトックス注射をすると筋肉の動きが抑えられてシワが伸びる効果がありますが、同じシワでも表情ジワ、つまり表情が変わることでできるシワに対して効果があります。

ボトックスを注射してから2、3日たつとその効果が現れてきますが、3か月か4か月くらいたつとボトックス注射の効果がなくなっていきます。(これには個人差があります。)

効果がなくなってきたなと感じたら、ボトックス注射の効果が完全に消えてしまう前に再びボトックスを注射する必要がありますね。ボトックス注射でのシワ取りは、長期的かつ定期的な治療が効果を持続するポイントです。

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ボトックスで治療できる多汗症とは


ボトックスで治療できる多汗症とは 



交感神経の調子が狂う事から多汗症になると、異常なほど大量の汗をかくようになり、それは特に手のひらや脇、そして頭などに出ます。多汗症のボトックス治療は主に脇の下やてのひらに用います。



多汗症にボトックス治療は用いられますが、たまにワキガと混同されがちです。ワキガは汗に独特のニオイがあるのがその症状で、大量の汗をかく事が特性の多汗症とは厳密には違うわけで、治療も別です。



昔の食事とちがい、欧米化された食事をするようになり、肉の摂取も増えているため、その事が体臭にも影響しています。



清潔であればあるほどいいという傾向があり、そのせいでニオイに対しても神経質になる人が増え、多汗症の人はそのための体臭も気にするあまり、人と接触するのが怖くなっているケースもあるでしょう。



多汗症には、ボトックス治療や交感神経切除オペを用いれば、治療が可能になっています。多汗症の原因であるエクリン汗腺からの発汗を抑えるため、ボトックス治療では、まずエクリン汗腺がはたらき過ぎないようにします。



エクリン汗腺は体内の熱を発散させるために発汗させますが、この汗はほとんど水分です。通常は、汗は暑いときや体を動かしたときにかきます。



汗を出す部位はもう一つアポクリン汗腺があり、毛穴と繋がって脂肪や鉄分、アンモニアなどの体内の老廃物を体外に排出する効果があります。アポクリン汗腺はその汗がワキガの原因となっているのですが、ボトックス治療ではそれを治す事は出来ません。


多汗症治療に使われるボトックスとは


多汗症治療に使われるボトックスとは 



多汗症治療に使われるボトックスとは、アメリカのアラガン社が市販している製剤で、FDA(米国食品医薬品局)にも承認された医薬品です。今は多汗症の治療薬として使われているボトックスは、もともとは眼瞼痙攣や斜視を治すための薬でした。



Botoxの有効成分として使われているのが、ボツリヌス菌が造る猛毒であるA型ボツリヌス菌です。使われるボツリヌス菌は確かに猛毒ですが、量はほんのわずかな上、多汗症には血液の中に入れられるというわけではないので、安心です。



ボトックスは、筋肉の力を一時的にブロックするという力があります。筋肉と神経が結合する部分に働きかけ、筋肉の収縮が弱められます。多汗症の治療として使われているボトックスは、他にもしわの治療薬としても働いているのです。



多汗症の症状は神経伝達物質アセチルコリンからエクリン汗腺に汗を出すよう指示が出て、大量に発汗されるのです。このアセチルコリンの力を弱める事で発汗作用を抑えるのがボトックスで、こうして多汗症が治るのです。



ワキガの元を造るもう一つの汗腺、アポクリン汗腺がありますが、ボトックスの働きではこれは抑えることはできません。ボトックスを同じような働きをするA型ボツリヌス毒素製剤には、イプセン社のディスポートや中国製のBTXAがあります。



BTXAの方はとても安値ではるものの、米国などではまださして売られていないようで、日本でもほとんど使用実績がありません。


多汗症とは


多汗症とは汗がたくさん出る病気のこと。本来、汗は体温の上昇に伴って出るものですが、それとは関係なしに大量の汗が出るのが多汗症の特性です。多汗症で多く汗をかくのは手の平、足の裏、わき、が中心。汗が出るきっかけになるのは交感神経です。



交感神経とは心身の緊張などを司るもので、リラックスに関係のある副交感神経と対を成すもの。なので、以前は多汗症は精神的な緊張やストレスによって汗をかくのだと思われていました。



だけど最近では、多汗症の原因は精神的なものだけではない事が分かってきています。精神状態に関わらず交感神経が活発になった時に汗をかくのが多汗症です。例えば、朝起きてすぐは交感神経が活発に動き出す時間。



そのタイミングで汗をかく事、ありませんか?もしあるのなら、それは多汗症なのかもしれません。とはいえ、朝起きてすぐの体温上昇で汗をかいている可能性もあるので、必要以上に『自分は多汗症かも?』とおもわないほうが無難。



多汗症に対する恐怖がより多汗症を引き起こす事もあります。先ほどもいった通り、多汗症の原因は精神的なものだけではありません。だけど、汗をかいたらどうしよう、という緊張で、よりたくさん汗をかいてしまう人も多くいるのは確かです。



むやみに多汗症に怯える事はあまりいい事ではありませんよ。多汗症のケースはそれこそぼたぼたと雫が落ちるくらい汗をかくので、ちょっと汗っかきなくらいなら心配はいりません。


P R