封翠焔`と殷周革命

July 04 [Wed], 2012, 16:51
シリーズ中国史@封翠焔は中国の古典文学の一つであり、古代王朝の交替という史実を骨子としている。
白話文学の時代16世紀、明代は小説が流行した時代で、口語体白話体で書かれているので白話小説や白話文学と呼ばれている。
封翠焔と同時代の小説として、西遊記、水滸伝、三国志演義、金瓶梅以上四大奇書、平妖伝等があった。
これらはほとんどが作者や成立年代が不明で、それぞれ、影響を相受けながら創られたと思われる。
封翠焔に関しては西遊記と水滸伝に共通するキャラクターやモチーフが表れるので、互いに影響を及ぼしながら成立したと見受けられている。
道教の吹Xになる通俗文学のキャラクターたち封翠焔は中国では封裾ヤとか封裾ヤ演義、商周演義とか呼ばれ、登場する仙人や吹Xは現在、中国本土や台湾、マレーシア等の道教文化圏において民衆の尊崇を受けている。
例えば、元始天尊はエロマンガ道教の主帥Nラスだし、太公望は石敢当として信仰されているし、那咤は三壇会海大吹B
西遊記の孫悟空も斉天大聖に封じられ篤い崇拝を受ける有名垂セ。
楊センは四川省特有の吹A二郎嵩郎真君である。
封裾ヤと武王伐紂古代中国。
殷の紂王は女カ娘々女垂フ浮詣でたおり、壁に淫靡な詩を書き付け、激怒した女垂ェ殷王朝の命数を縮めるため、紂王の元に妖狐等を派遣するところから物語が始まる。
これに乗っかかったのが仙人の一派である闡教だった。
仙人の世界では人間から昇仙した闡教と動物や器物から昇仙した截教が対立していたのだが、今回、殷王朝を周が滅ぼすという機会を利用して截教側を皆殺しにしようと計画した。
これが封裾ヤ計画である。
まんまと思惑に乗せられ、截教の仙人は殷に味方する。
闡教から周に味方した太公望は周の武王の軍師封垂フ司祭として周軍を率いて殷と截教の者たちを滅ぼしていく。
殺された者の魂は、新設された衰Eに押し込められ新しい吹Xに任命される。
すなわち封瑞に封ずるである。
これが今の道教の吹Xなのだ、という事物起源説話ともいえるだろう。
元代、武王伐紂周の武王が殷の紂王を伐つ故事に基づく武王伐紂平話という歴史小説が書かれたが妖怪や仙人は干渉してこない内容で、明代の西遊記や封翠焔のように超自然的存在を描いた幻想文学は中国では翠純ヰ烽ニいう。
仙人の来歴封翠焔の仙人のうち、赤松子、広成子、太上老君などは、晋代の瑞蜩葛洪著に見える古代の瑞蛯スちで、李靖は実在した唐の武将李靖がモデルで毘沙門天の化身という伝説があり、那咤はその子であるという伝承があった。
太公望姜子牙は史実の人物だが、もちろん、封翠焔の設定はフィクションである。
では、実際の殷と周の戦いはどうだったのか。
次にそれを見ていこうと思う。
続く※この記事は中野美代子氏の著書やWikipediaを参照にしています。
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