内視鏡処置時の抗血栓薬休薬基準

April 27 [Fri], 2012, 22:48
内視鏡処置時の抗血栓薬休薬基準である「札幌コンセンサス」について、妥当性の検証が進んでいる。
この新基準を日常診療に導入している医療機関を対象に行った前向き調査によると、17施設から3000例近くの登録症例があり、基準採用以降で出血例の明らかな増加はないことが示された。
また、休薬を伴う内視鏡処置に関連した血栓症が2例認められた。4月20日まで東京で開催されていた第98回日本消化器病学会(JSGE2012)で、北海道大学の間部克裕氏らが発表した。

コバルトクロム合金製エベロリムス溶出ステント

April 26 [Thu], 2012, 22:01
ステント血栓症の抑制効果、コバルトクロム合金製エベロリムス溶出ステントが最も高い
コバルトクロム合金製エベロリムス溶出ステント(CoCr-EES)は、ベアメタルステント(BMS)や他の薬剤溶出ステントに比べステント血栓症のリスクが低いことが、イタリアPoliclinico S Orsola(ボローニャ市)のTullio Palmerini氏らの検討で示された。
薬剤溶出ステントとBMSのステント血栓症のリスクについては議論が続いているが、ステント血栓症の総発生率の低さを考慮すると、各ステントの差を正確に評価するには、膨大なサンプル数が必要とされる。
ネットワークメタ解析は、共通の治療法をレファランスとして個々の治療法の間接的な比較を可能にする新しい研究法で、サンプル数を増やすことができるという。
Lancet誌2012年4月14日号(オンライン版2012年3月23日号)掲載の報告。

ステント血栓症のリスクをネットワークメタ解析で評価
研究グループは、アメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を受けている薬剤溶出ステントとBMSによるステント血栓症の発生率を検討した無作為化試験を対象に包括的なネットワークメタ解析を行った。

解析の対象となった薬剤溶出ステントは、CoCr-EES、プラチナクロム合金製エベロリムス溶出ステント(PtCr-EES)、パクリタキセル溶出ステント(PES)、シロリムス溶出ステント(SES)、Resoluteゾタロリムス溶出ステント(Re-ZES)、ホスホリルコリンポリマーベースのゾタロリムス溶出ステント(PC-ZES)の6つであった。

Academic Research Consortium(ARC)のステント血栓症の定義に基づき、definiteステント血栓症の1年発生率を主要評価項目とした。
ランダム効果モデルを用いたネットワークメタ解析を行い、オッズ比(OR)と95%信頼区間(CI)を算出した。感度分析には固定効果モデルを用いた。

パラダイムシフトの可能性も
49試験に参加した5万844例が解析の対象となった。
definiteステント血栓症の1年発生率は、CoCr-EESがBMSに比べ有意に低かった(OR:0.23、95%CI:0.13〜0.41)。30日発生率(同:0.21、0.11〜0.42)および31日〜1年の発生率(同:0.27、0.08〜0.74)も、CoCr-EESがBMSよりも有意に低値を示した。

CoCr-EESの1年definiteステント血栓症発生率は、PES(OR:0.28、95%CI:0.16〜0.48)、SES(同:0.41、0.24〜0.70)、PC-ZES(同:0.21、0.10〜0.44)、Re-ZES(同:0.14、0.03〜0.47)との比較でも、有意に良好だった。

フォローアップ期間2年の時点でも、CoCr-EESのdefiniteステント血栓症の発生率はBMS(OR:0.35、95%CI:0.17〜0.69)やPES(同:0.34、0.19〜0.62)よりも有意に低かった。
BMSよりも2年definiteステント血栓症発生率が低いステントはほかにはなかった。

著者は、「2年以内のステント血栓症の発生率はCoCr-EESが最も低かった」と結論し、「今後、無作為化試験でCoCr-EESがBMSよりもステント血栓症が少ないことが示されれば、パラダイムシフトが起きるだろう」と指摘している。                  (菅野守:医学ライター)

Palmerini T et al. Stent thrombosis with drug-eluting and bare-metal stents: evidence from a comprehensive network meta-analysis. Lancet. 2012 Apr 14;379(9824):1393-402. Epub 2012 Mar 23.
http://pmc.carenet.com/?pmid=22445239&keiro=journal

出典 Care Net. com 2012.4.26
版権 ケアネット社

ASCERT試験

April 20 [Fri], 2012, 15:23
多枝冠動脈疾患患者におけるPCI vs CABGの長期成績: ASCERT試験
ASCERT試験より、待機的血行再建術を受ける高齢の多枝冠動脈疾患患者において、PCIと比較し、CABGでの長期予後がより良好であったことが、アメリカ、Duke Clinical Research InstituteのWilliam S. Weintraub氏らにより、4月19日号のThe New England Journal of Medicine誌で報告された。

Weintraub氏らは、2004年から2008年にACCF National Cardiovascular Dataレジストリー、及びSTS Adult Cardiac Surgeryデータベースに登録された患者のうち、2枝、又は3枝の冠動脈疾患を有する65歳以上の非AMI患者を対象とし、CABG (86,244人)とPCI (103,549人)による治療成績を比較した。

1年の補整死亡率は、CABG群とPCI群で有意差はなかった(6.24% vs 6.55%: RR 0.95 [95%CI 0.90-1.00])。
4年ではCABG群で死亡率が低く(16.4% vs 20.8%: RR 0.79 [95%CI 0.76-0.82])、様々なサブグループ、及び解析方法でも、同様の結果が示された。

Weintraub氏らは、「緊急治療を必要としない高齢の多枝冠動脈疾患患者において、CABG ではPCIと比べて長期生存率が高いことが示された」と、まとめている。

Weintraub W, et al. N Engl J Med. 2012; 366: 1467-1476

https://www.tcross.co.jp/details.php?category=medical&no=1649


<私的コメント>
陛下は多枝病変だったのでしょうか。

冠動脈CT血管造影後:フォローアップの処置が多く医療費が高くなる

April 14 [Sat], 2012, 17:46
After CCTA: More Follow-Up Procedures, Higher Costs
Downstream data for CCTA were compared with those for stress testing.

Coronary computed tomographic angiography (CCTA) is a newer noninvasive anatomical test to detect coronary artery disease (CAD). In this analysis of Medicare claims data, investigators assessed downstream healthcare use and costs after CCTA or several stress testing modalities in 283,000 patients without CAD-related claims during the previous year.

At 180 days, compared with patients who underwent myocardial perfusion scintigraphy (MPS; the primary stress test used), patients in the CCTA cohort were more likely to undergo invasive angiography (22.9% vs. 12.1%), percutaneous coronary intervention (PCI; 7.8% vs. 3.4%), and coronary artery bypass grafting (CABG; 3.7% vs. 1.3%); these differences remained significant after adjustment for clinical factors. Compared with a total healthcare cost per patient of US$24,100 after MPS, costs were higher (+$4200) for CCTA but lower for stress echocardiography (―$5000) and exercise electrocardiography (―$7400). Overall mortality was similar after CCTA or MPS, although risk for hospitalization for myocardial infarction was lower after CCTA (adjusted odds ratio, 0.60; P=0.04) and stress echocardiography (AOR, 0.83; P=0.03) compared with MPS.

COMMENT
In this Medicare population, initial evaluation with CCTA, compared with stress MPS, was associated with higher rates of invasive angiography, PCI, and CABG; in contrast, earlier studies in younger patients had suggested CCTA lowers downstream healthcare use and costs. The effect on rehospitalization for myocardial infarction is tantalizing, but given borderline P values, similar effects after stress echocardiography, and lack of clinical detail in administrative databases, this finding should be considered to be hypothesis-generating. An ongoing randomized trial (the PROMISE study (https://www.promisetrial.org) ) will provide a more robust comparison of outcomes associated with CCTA, MPS, and stress echocardiography.

― Kirsten E. Fleischmann, MD, MPH, Journal Watch General Medicine
Shreibati JB et al. Association of coronary CT angiography or stress testing with subsequent utilization and spending among Medicare beneficiaries.
JAMA 2011 Nov 16; 306:2128.

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/jwhospital/201204/524219.html

糖尿病合併高血圧患者におけるARBの選択

April 10 [Tue], 2012, 22:51
糖尿病合併高血圧患者におけるARBの選択
http://mrkun.m3.com/mrq/message/AVAPRO10/201204031706164408/view.htm?pageContext=mrq2.0&mkep=rhs&wid=2012041022293250
■糖尿病合併例では、終末糖化産物(AGE)は腎症を始めとした糖尿病合併症の原因物質の一つとされている。
このAGEは重要な治療ターゲットとなる。
■一度産生したAGEは長期間体内に蓄積し臓器にダメージを与え続ける。
■メトホルミンは用量依存的にAGEの産生を抑制する。またAGE産生量の低下に依存してRAGEのmRNA発現レベルも減少する。(動物実験)
■イルベサルタンを追加によりRAGEのmRNA発現レベルはさらに減少。(動物実験)
■AGEの投与によってROSの産生が増加し尿細管細胞のアポトーシスおよび炎症マーカーであるMCP-1やTGF-βのmRNAレベルは上昇したが、イルベサルタンの投与により、これらの因子は抑制。(動物実験)

心臓移植80人中76人が生存、うち32人が社会復帰

April 01 [Sun], 2012, 22:56
心臓移植80人中76人が生存、うち32人が社会復帰  臓器提供102例、国が検証
脳死移植の事後評価をする厚生労働省の検証会議は29日、1997年の臓器移植法施行後の102例の検証結果をまとめた。2011年末の時点で心臓移植を受けた80人のうち76人(95%)が生存し、32人が働いていた。
ほかの臓器の移植を受けた人も含め生存率は国際的にも高く、社会復帰が進んでいる実態が明らかになった。

脳死下の臓器移植はこれまで168例実施。うち99年3月〜11年4月に臓器提供され、検証が終わったものをまとめた。提供者は10〜70代で男性57人、女性45人。平均年齢は44歳で、もともとの病気は脳血管障害が6割を占めた。

移植された臓器で最も多かったのは腎臓。移植を受けた123人のうち112人(91%)が11年末時点で生存、発病前と同様の状態で社会復帰を果たしたのは88人。肝臓移植では82人のうち65人(79%)、79人に移植された肺では58人(73%)が生存。
肺では半数が完全に社会復帰していた。

            

臓器提供の意思を把握するきっかけでは、10年7月施行の法改正で、本人の書面の意思表示がなくても家族の承諾で脳死判定できるようになり、大きく変化した。

改正前の85例では、家族の自発的な申し出が77例と9割超で、主治医が選択肢として提示したのは5例(6%)にとどまった。
しかし改正後の17例では、家族の申し出が6例(35%)、主治医の提示が11例(65%)となり割合が逆転した。
厚労省は「家族の承諾で臓器提供できる道が開け、医師から声をかけるケースが増えた」とみている。

出典  日経新聞・朝刊  2012.3.30
版権  日経新聞社


あすへの話題“解る”とはなにか? 

March 24 [Sat], 2012, 22:51
サイエンスは、モノやコトの関連を矛盾なく嵌(は)め合わせて大きな絵に纏(まと)めていくジグソーパズルみたいだ。
科学者の頭脳には、先人が描いた森羅万象の精緻な絵が拡(ひろ)がっている。
そこではサイエンスの知識(パズル断片)が、“事実と理論の整合性”、そして“体系の無矛盾性”を象徴するかのように隙間なく、見事に嵌め込まれている。

この知識体系は未完成。
したがって絵の縁の模様は、キチンと嵌まる新しい知識(断片)を待っている。
科学者は実験や観測の結果(断片群)を抱えて、その行き先を一所懸命考える。
矛盾なく嵌まる縁が見つかると「解(わか)った!」で、サイエンスの体系(絵)が拡がる――そんな感じだ。

この喩(たと)えから、サイエンスに“予言力”があることが解る。嵌め絵パズルと同じで、拡がる先の絵は見当がつくのだ。
物事を正しく理解すれば、その先の未知世界が見えて来るのである。

知識やデータ(候補の断片)が手元に山積みになっていてこそ、理解(嵌まり先発見)が捗(はかど)るのは当然。
だから発明・発見には、豊富な知識の蓄積がきわめて重要だ。
これが基礎研究を、目先の実利を離れて幅広く進めなければならない理由なのである。

学術への投資は、高い視点と広い視野をもって真正面から勝負して初めて生きる。
及び腰で臨むくらいならしない方がよいことは、歴史の証明するところだ。

では、このパズルに終わりはあるか? 
この絵の完成は絶対にない! 自然は無限で謎は尽きない。
それどころか絵が拡がれば、未知との遭遇チャンスも増える。森羅万象の不思議さはサイエンスが発展するほど増し、探究の課題は尽きない。
だから“自分の頭で考える科学技術者”に失業はない。
    (東京大学名誉教授 和田昭允)

出典  日経新聞・夕刊  2012.3.22
版権  日経新聞社

<参考>
和田昭允 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E7%94%B0%E6%98%AD%E5%85%81
サイエンス高校 - 科学技術日本に向けてのチャレンジ
http://scienceportal.jp/HotTopics/opinion/134.html

雪かきでACS発症リスク高まる

March 11 [Sun], 2012, 19:13
雪かきで急性冠症候群(ACS)を起こすという都市伝説があるが,最近までこの警告は事例報告に基づくものであった。
しかし,クイーンズ大学キングストン総合病院のAdrian Baranchuk教授によると,この伝説は特に若年性心血管疾患を有する男性では当てはまるようだ。
詳細はClinical Research in Cardiology(2012; 101: 11-15)に発表された。

500例を後ろ向きに検討
これまで,米国で最も権威ある2つの心臓関連学会が,ウェブサイトで雪かきを“リスクの高い身体活動”として挙げているが,引用文献を見ると,この警告は1件または2件の事例に基づくものであった。
Baranchuk教授は,これらが雪かきの潜在的リスクのエビデンスとして不十分なため,大規模な研究を行う必要性を感じていた。

そこで同教授らは今回,同院の過去2回の冬季の診療記録からACS患者500例(平均年齢65.7±13.4歳,31〜94歳)の情報を後ろ向きに調査した。
その結果,35例(7%)で雪かき中に症状が発現したことを明らかにした。
これには糖尿病,高血圧,高コレステロール血症の有無は関連していなかった。

同教授は「これは膨大な数である。医学において7%はかなりの割合といえる。さらに症状が出現したときに雪かきをしていたことを報告しなかった患者を見逃している可能性も考えれば,この数は容易に倍加しうる」と述べている。

また同教授らは,雪かきによるACS発症リスクが高い患者の特徴として,
(1)男性(ハザード比4.8,P=0.01)
(2)若年性冠動脈疾患の家族歴(同3.6,P=0.001)
―を挙げている。

出典  Medical Tribune 2012.3.8
版権  メディカルトリビューン社


英の急性心筋梗塞による死亡率が低下

March 10 [Sat], 2012, 19:18
英の急性心筋梗塞による死亡率が過去10年で半減
オックスフォード大学(オックスフォード)公衆衛生学部医療疫学ユニットのMichael Goldacre教授らは,英国における急性心筋梗塞(AMI)による死亡率は過去10年間で半減したとBMJ(2012; 344: d8059)に発表した。
それによると,過去10年間でAMIのイベント数が減少しただけでなく,発症例の死亡率も減少したという。

男性で33%,女性で31%イベント発生率が低下

世界中の多くの国々でAMIによる死亡数の変化を検討した研究が複数発表されているが,英国でAMIによる死亡率が低下した理由は依然不明である。
そこでGoldacre教授らは,この理由を探るべく今回の研究を行った。

同教授らは英国の病院と死亡のデータを活用し,2002〜10年に英国で発症したAMIイベント86万1,134回,患者数にして男女計84万175例を検討した。

その結果,全体として,AMIによる死亡率は男性で50%,女性で53%低下していることが明らかになった。
また,AMIイベント発生率は,男性で33%,女性で31%低下していることが分かった。

さらに,このような死亡率の低下がAMIイベント数の低下によるものか,あるいは発症後の生存率の改善によるものかを検証した。
その結果,総死亡の減少の半数超がAMIイベント数の減少に,半数弱が心筋梗塞発症後の死亡率の低下によるものであった。

同教授らは「AMIイベント発生率の大幅な低下は,心血管系危険因子を持つ一般人口の健康が改善し,1次予防と2次予防が功を奏した結果と考えられる。一方,院内死亡率の低下は,近年における英国保健サービス(NHS)の医療改善を反映したものであろう」と述べている。

AMIイベントが発生した人の61%は男性で, 36%は致死的であった。
また,73%は65歳以上の人に発生した。致死的イベント(31万1,419回)のうち,70%はAMIによる突然死であった。

AMI死亡率低下の交絡因子は,年齢,性,地域(場所)などであった。AMIイベント発生率の低下は,男女のいずれでも65〜74歳で最も大きく認められ,30〜54歳と85歳以上で最も小さかった。
肥満と糖尿病の発症率上昇は,最も低い年齢群でAMIイベント発生率が改善しないことの説明になるかもしれない。

同教授らは,個々の予防と治療が死亡率低下に寄与した理由をより確実に理解するには,さらなる研究が必要であると指摘している。

ダンディー大学心血管研究所のHugh Tunstall-Pedoe名誉教授は,同誌の付随論評(2012; 344: d7809)で「AMIによる死亡率の低下は富裕国でのみ起こっている。その一方で他の多くの国々では死亡率の上昇が続いている。なんらかの結論を導くには,死亡率が上昇している国々の情報が必要であるが,そのような情報はほとんどない」とコメントしている。

出典  Medical Tribune 2012.3.8
版権  メディカルトリビューン社


DES留置後の内皮機能障害に対するテルミサルタン

February 24 [Fri], 2012, 18:56
血圧患者におけるDES留置後の内皮機能障害に対するテルミサルタンの保護効果
アセチルコリンにより誘発される血管収縮の観察より、アムロジピンと比べてテルミサルタンは、DES留置後の内皮機能障害を改善することが、Toyohashi Heart CenterのMitsuyasu Terashima氏らにより、2月号のJACC Cardiovascular Interventions誌で報告された。

Terashima氏らは、冠動脈スパズムは確認されず、冠動脈狭窄に対しSESの留置を受けた51人の高血圧患者を、無作為にテルミサルタンで治療する群(25人)、又はアムロジピンで治療する群(26人)に割り付け、ベースラインとステント留置3ヶ月後に、ステントの遠位部5mmから20mmの冠動脈セグメントの平均内腔径をアセチルコリン、ニトログリセリンの冠注前後に測定した。

血圧はベースラインと3ヶ月後で両群に差はなかった。アセチルコリン冠注後の血管収縮(内皮機能障害)は、DES留置前は両群に差はなかったが、留置3ヶ月後ではテルミサルタン群がアムロジピン群よりも小さかった(p<0.0001)。ニトログリセリンへの反応は留置前と3ヶ月後とも両群で差はなかった。

Terashima氏らは、「アムロジピンと比べて、テルミサルタンはDES留置後の内皮機能障害を改善した」と、まとめている。

Terashima M, et al. JACC Cardiovasc Interv. 2012; 5: 182-190

https://www.tcross.co.jp/details.php?category=medical&no=1582

P R
プロフィール
  • ニックネーム:hurst
  • 性別:男性
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循環器関連の医師専門の内容になっています。

葦の髄から循環器の世界をのぞく
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