give.1 

November 18 [Sat], 2006, 1:46
…ここは…何処だ…?

……・・また…夢…??

彼は地下の下水道にいた。

――死に物狂いで走って逃げた

誰かがこっちへ歩いてくる。
水しぶきでわかる…どんどん近づいて来る…


――来るな……!!!こないで!!

…「みーつけた……

逃げたって無駄だよ」…



いつもそこで殺されかける寸前で
目が覚める。
これで5回目だ。

この夢にも飽きてきた、と言うほどだ。


どうせ、疲れてるんだろう、
いつも自分にそう言い聞かせて
ポルテアリス(学校)へ向かう。

ポルテアリスで友達と合流し、
またいつものように
気が済むまで話し続ける、毎日
その繰り返しだった。

アリアは夢のことを友達に
何度も相談しているのだが今回ばかりは
皆も興味を持っていた。

「そりゃぁ、お前…怨み…じゃないの!?」

「あぁ、怨みって怖いよな〜」

口々に皆は「怨み」と言った。

「怨み!?でも俺、別に怨まれるような事してないよ!?」

自分はは何故懸命になっているのか
意味がわからなかったが、とにかく怨みではないと
言いたかった。

皆はレグルスを囲み、笑っていた。


チャイムが鳴り、周りに居た人たちは全て席に
すわり、静かになった。
アリアは思わずため息を吐いた。

先生が何を言ってるんだか、
今のアリアにはさっぱり分かっていない。

「…やっぱり…何かあるのかな…?」


――1時間目は魔術だった。

皆移動していく中、アリアはポツンと
席に顔を俯けていた。

「何やってるんだよ、遅刻するぞ!
それにお前最近おかしいぞ…?」

「ごめん、夢のこと考えててさ…。
   …ま、夢だし、気にする事無いか」


「じゃ、行くぞ〜」
「えッ!?ちょ!!まっ!!」

話を聞くなりアリアの手を引き
走って移動した。もう1人の友達と
合流し、急いで教室へ向かった。


――「うわ!!時間ギリギリ…!! 間に合ったのかな」

「…ギリギリです。ほら、早く席に着きなさい!」

ローラ先生はすでに珍しく教室に居た。

「では、授業を始めます。昨日の復習を踏まえて
…じゃあ、ジーク!・・「遅刻してないよ!!!しかも1人!?」

「細かい事は気にしない、昨日やった魔術をやってみなさい」
「…ちぇっ」

先ほどアリアの手を引いた1人の友達「ジーク・クライネ」だった。

ジークはローラ先生とボケと突っ込みをしている
ようだった。教室は笑い声で溢れていた。

でも、ジークは素直に前に出た。
そして、専用の踏み台の上に乗ると、
目つきを変えた。

ジークの周りには空気が
渦を巻いていた。


凄かった。昨日の魔術は
優等生でもまだ出来ていなかった。
それなのにジークは軽々と
魔術をこなしていた。


「俺は魔術得意なんだけど
他はダメなんだよな…」

と笑いながら戻ってきた。

アリアはそんなジークが羨ましかった。


…授業に集中しなきゃ・・。



アリアは魔術は得意な方だが
アリアの専門は魔系術、少し形式が違うので
戸惑いながら練習している姿を






誰かが…見てる…


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