人によって放射線に対する感受性が異なる

May 05 [Thu], 2011, 14:43
細胞にはDNAに損傷があった場合にそれを修復する仕組みがあり、さまざまな遺伝子がそれに関与していることを述べました。これらの遺伝子のうちの一つに変異(突然変異)があると、細胞のDNA修復能力が落ちることが分かっています。先天性疾患(遺伝病)のうちのいくつかは、DNA修復に関する遺伝子に変異があることが病気の原因であることが知られています。だいたい次の先天性疾患がこれに相当します。

ファンコニ貧血 



ブルーム症候群  

ウェルナー症候群

ロスモンド・トムソン症候群
色素性乾皮症
コケイン症候群
遺伝性非腺腫性大腸癌

これらの疾患の患者の方々は、放射線に対して細心の注意を払ったほうが良いです。詳しくは、治療にあたっている医師の方に、相談してください。また、患者と血縁の方々も、患者ほどではないですが、注意した方が良いです。これは、2つある遺伝子のうち片方に変異が有る可能性が高いからです。特に、一等親血縁者の方(患者の両親、もしくは子供)は、片方の遺伝子に変異が有ります。 放射線測定器

 上記疾患の親族と同じくらい注意して欲しいのは、乳がんを発症した事のある方と、その血縁の方々です。DNA修復に関係する遺伝子について、2つあるうちの片方に変異がある可能性があります。 放射線測定器

 自身や家族・親類に上記の疾患が見られないようなケースでも、放射線に対する感受性に個人差があることは十分考えられます。例えば、上でも述べましたが、上記疾患に関係する遺伝子について、2つある遺伝子のうち片方に変異があっても発症しません。発症するのは、同じ変異を片方に持った男女が子を設け、その子が両方の遺伝子に変異を持ってしまった場合で、非常にまれです。しかしながら、これらのDNA修復に関係する遺伝子について、2つある遺伝子のうち片方だけに変異を持つ日本人は、潜在的にある一定の割合で居ます。それが100分の1なのか、1000分の1なのか、分かりません。これらの遺伝子に変異がなくとも、全然別の原因で放射線に感受性になってしまうようなケースも、存在すると思います。言える事は、感受性が低い人たちは少々の放射線を浴びてもめったに癌にはならないけれど、感受性が高い人はほんの少し放射線を浴びただけで癌になってしまう可能性が高いということです。よく言われている、「100ミリシーベルトを浴びると癌化率が0.5%増加」という値は、こういった個人差を含めた上での日本人全体での平均値だと思われます。
 放射線測定器は放射線を測定することができます。自分の健康のためにひとつの放射線測定器を用意して,身の回りの見えない放射線をチェックしよう。

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