2007年10月05日(金) 18時37分
加工





(無題) 

2007年09月08日(土) 3時41分

(無題) 

2007年09月03日(月) 0時35分
ろし





(無題) 

2007年09月01日(土) 17時28分
よく晴れた午後、私たちは久々にロシウとキノンさんを訪ねた。
ロシウはシモンさんが宇宙に飛び立ってしまった後、
突然ばったり倒れてそれ以来喋ることも歩くことも出来なくなってしまった。
それまで色々なことがありすぎて、極度の緊張に晒され続けたロシウの脳は上手く働かなくなってしまったんだとお医者さん(元々ダイグレンの医務室にいた人だけど、私はこの人の名前を知らない)が言った。
ことばや手足の不自由の他に、記憶にも障害が残ってしまったらしい。
時々会いに行くけれど、毎度私たちを初めて見たような顔をして首を傾げる姿が辛くて、本当はあまり会いたくない。
でも、キノンさんがどうしてもと言うから三か月に一度くらいはお土産を持って会いに行く。
ロシウとキノンさんは、カミナシティからずいぶん離れた山の麓の小さな村の外れに住んでいる。
「空気のいい、景色の綺麗な、静かな所」が静養のためにいいのだとキノンさんの希望で移り住んだ。
ロシウはどう思ったか知らないけれど、よく散歩に行くそうだし多分気に入っているんだろう。
小高い丘をいくつも越えて、私たちはふたりの住まいに辿り着いた。
「いかにも」なログハウス風の家のドアをノックすると、ピンクのエプロンをかけたキノンさんが出迎えてくれた。
「久しぶりね」
ギミーと私はぺこりとお辞儀をする。
家の中にお邪魔してくるりと居間を見渡すと、窓の側に車椅子が陣取っている。
「ロシウ、ギミーとダリーが来てくれたの」
キノンさんの声に反応して、車椅子に座ったロシウがゆっくりとこっちを向いた。
いつものように、きょとんとした顔で私たちを見ている。
胸の痛みを押し殺しながら、私たちはロシウに形だけの挨拶をした。
キノンさんが車椅子を押して、ギミーと私の座ったテーブルの向かい側に付けた。

「紅茶でいいかしら」
私は紅茶を啜りながら、キノンさんがロシウのカップにスプーンに山盛り2杯の砂糖とたっぷりのミルクを入れてかき混ぜてやるのを眺めている。
こうなる前のロシウは紅茶をどんな風に飲んでいただろうか。
思い出そうとしてみたけれど、何にも思い出せない。
―そういえば、ちょっと前まではロシウの姿を見るのは仕事中に通信をする時だけだったなあとぼんやり思い返した。
危なっかしい手つきでカップを持ち上げるロシウ。
いつもきちんと纏めていた髪の毛は、今はキノンさんが結ってあげているのだろうか。少しほつれているのを見て、やるせない気持ちになる。
私ならもうちょっと上手に―いや、そんな文句を言える立場ではないかもしれない。
ロシウの側にずっといてくれたのは、キノンさんだもの。
仕事で忙しい私たちが放り出してしまったロシウの世話を、キノンさんが引き受けてくれた。
私は知っている、キノンさんはロシウが好きなのだ。
だから、きっと今の生活も楽しんでいるのだろう。ロシウはどうだか知らないけれど。
ひょっとしたら、ロシウはキノンさんのことも思い出せないのかもしれない。
私たちや、キノンさんや、大グレン団の皆や…シモンさんのことも。
「そうだ、お土産があるんだ」
どう話を始めようかもぞもぞしていたギミーが、思い出したように声を上げた。
「ロシウが、好きなお菓子」
ロシウが好きなお菓子?お土産を選んで来たのはギミーだけど、ロシウの好物だったのか。
そんなの私は知らない。つくづく、自分がロシウに何にもかまわなかったことに気付いた。
ギミーはどうして知ってるんだろう。
箱を開けて出てきたのは、真っ白いクリームのケーキが五切れ。
「ほらロシウ、このケーキ好きなんだよな」
ギミーが一生懸命ロシウに話しかける。
「皆でいただきたいけど、余っちゃうわね」
「ロシウに、ふたつ」
ああ、思い出した。カミナシティにまばらに人が集まり始めたころ、初めてケーキというものを売るお店が出来たのだ。
たしか、真っ先にキタンさんがたくさん買ってきて皆に配っていた。
あの美味しさといったら!今でも好きな時に食べられるけれど、あのケーキは格別美味しかった!
そう、美味しすぎて私とギミーはロシウの分まで取って食べてしまったんだっけ。
ロシウは苦笑いしながら、まだ手を付けていない自分のケーキを半分こしてくれた。
真っ白なクリームの、ふわふわのケーキだった。
ギミーは覚えていたんだ。
「ロシウ、ごめんね」

(無題) 

2007年08月25日(土) 0時28分

(無題) 

2007年08月16日(木) 2時20分

(無題) 

2007年08月16日(木) 2時15分

(無題) 

2007年08月08日(水) 1時12分
ろしう

やさしいひとと重たい夜 

2007年07月03日(火) 2時06分
痩せた肩に、首筋に、赤い爪跡と歯形が残っている。
それをつけた張本人に骨が軋むほど力任せにベッドに押しつけられ、
ロシウはその痛みに耐えた。
「シモンさん、いけません」
苦しげに、けれども冷静に、自らにのしかかってくるシモンを諫める。
「何だよ、オレに何でもしてくれるって言ったじゃないか」
「しかし…このようなことは…自然の理にかなっていませんよ」
戸惑いながらもシモンの気を鎮めようと、
ロシウはあくまで穏やかに対応した。
それがいけなかったのだ。
「…黙れよ!!じゃあアニキが死んだのは自然の理にかなってたっていうのか!?」
言うやいなや、シモンはロシウの首に手をかけぐっと力を込めた。
白い喉がかはっ、と空気が漏れるような音を立てた。
慌ててシモンの手を掴んで引き剥がそうとしたが、
元々腕力のないロシウでは到底かなわず弱々しく爪を立てるのが精一杯だった。
身体の下で必死にもがく自分を、
薄ら笑いを浮かべ嗜虐に満ちた眼で睨み付けるシモンの姿に、
ロシウは恐怖を感じ、ひどく怯えた。
視界がぼうっとして意識を手放しかけた瞬間、シモンがいきなり手を離した。
げほげほと大きく咳き込み、空気と一緒に唾液を吸い込んでまた咳き込む。
涙と涎でぐしゃぐしゃのロシウの顔を覗きこんだシモンは「いいざまだ」と吐き捨て、
ぐったりとしたロシウの下衣を下履きごと乱暴に引きずり下ろした。
首筋や腕と同じように痩せて骨張ったロシウの下半身が露わになる。
もう抵抗する気力も湧かないのか、ロシウは目をそらしたままじっと動かなかった。
シモンはお構いなしに下腹や太股をちょっとまさぐってから脚を開かせ、
既に猛った自分の性器を取り出して後ろの窪みに押し当てた。
「ロシウ、力抜けよ」
ロシウがその言葉の真意を解する前に、そこに鋭い痛みと圧迫感が走った。
あ、と思わず叫び声が漏れる。
シモンのそれが侵入してくる感覚に、ロシウは泣き叫んだ。
するとシモンが「うるさい」と頬を殴るので、ロシウは結局ただ痛みを耐えながらすすり泣くことしかできなかった。
シモンが荒々しく腰を使い始めると、その痛みはもっとひどくなった。
「シモンさん…っ…痛い、痛いです…!」
「黙ってろよ、皆にわかっちゃうだろ」
噛み付かれ、引っ掻かれ、突き上げられ、揺すぶられて吐き気と涙が込み上げてきた。
ふとシモンを見ると、目をつぶったまま何か呟いている。
「…ニキ、アニキ…」
その言葉を聞いた瞬間、ロシウはひどく悲しくなった。
(カミナさんは、シモンさんにとってはついこの間会ったばかりの僕なんかよりもずっと大事な人だった)
(悲しいんだ、こんなことをしても気は紛れないのに)
涙がこぼれた。凌辱の痛みのせいではなく、悲しくて、可哀想で。
せめてもの慰めに、そっと、シモンの背中に手を回して撫ぜてやった。
苦しいけれど、でも、自分がシモンを少しでも慰めることができるのなら。
なんども、シモンはロシウの中に精を放ち、ロシウの身体に数え切れない傷跡を残した。
自身の心の痛みを、ロシウの身体にも刻みこむように。

ロシウが目を覚ますと、シモンは横に眠っていた。
ふたりとも行為を終えてすぐまどろんでしまったらしく、下半身は裸のままで
ロシウの身体中にはありありと痕跡が残っている。
(明日、どんな顔をしていればいいんだろう)
ぼんやり考えながらシモンを見やると、
さっきの恐ろしい形相が嘘のように穏やかな寝顔を浮かべている。
そっと、髪を撫でてから、布団をかけてやった。
僕がシモンさんの支えになろう。少し、つらいけれども。
その時、まだ悲しみの晴れない心にそう決めたのだ。

やさしいひとと重たい夜 

2007年07月03日(火) 2時03分
痩せた肩に、首筋に、赤い爪跡と歯形が残っている。
それをつけた張本人に骨が軋むほど力任せにベッドに押しつけられ、
ロシウはその痛みに耐えた。
「シモンさん、いけません」
苦しげに、けれども冷静に、自らにのしかかってくるシモンを諫める。
「何だよ、オレに何でもしてくれるって言ったじゃないか」
「しかし…このようなことは…自然の理にかなっていませんよ」
戸惑いながらもシモンの気を鎮めようと、
ロシウはあくまで穏やかに対応した。
それがいけなかったのだ。
「…黙れよ!!じゃあアニキが死んだのは自然の理にかなってたっていうのか!?」
言うやいなや、シモンはロシウの首に手をかけぐっと力を込めた。
白い喉がかはっ、と空気が漏れるような音を立てた。
慌ててシモンの手を掴んで引き剥がそうとしたが、
元々腕力のないロシウでは到底かなわず弱々しく爪を立てるのが精一杯だった。
自らの下で必死にもがく自分を、
薄ら笑いを浮かべ嗜虐に満ちた眼で睨み付けるシモンの姿に、
ロシウは恐怖を感じ、ひどく怯えた。
視界がぼうっとして意識を手放しかけた瞬間、シモンがいきなり手を離した。
げほげほと大きく咳き込み、空気と一緒に唾液を吸い込んでまた咳き込む。
涙と涎でぐしゃぐしゃのロシウの顔を覗きこんだシモンは「いいざまだ」と吐き捨て、
ぐったりとしたロシウの下衣を下履きごと乱暴に引きずり下ろした。
首筋や腕と同じように痩せて骨張ったロシウの下半身が露わになる。
もう抵抗する気力も湧かないのか、ロシウは目をそらしたままじっと動かなかった。
シモンはお構いなしに下腹や太股をちょっとまさぐってから脚を開かせ、
既に猛った自分の性器を取り出して後ろの窪みに押し当てた。
「ロシウ、力抜けよ」
ロシウがその言葉の真意を解する前に、そこに鋭い痛みと圧迫感が走った。
あ、と思わず叫び声が漏れる。
シモンのそれが侵入してくる感覚に、ロシウは泣き叫んだ。
するとシモンが「うるさい」と頬を殴るので、ロシウは結局ただ痛みを耐えながらすすり泣くことしかできなかった。
シモンが荒々しく腰を使い始めると、その痛みはもっとひどくなった。
「シモンさん…っ…痛い、痛いです…!」
「黙ってろよ、皆にわかっちゃうだろ」
噛み付かれ、引っ掻かれ、突き上げられ、揺すぶられて吐き気と涙が込み上げてきた。
ふとシモンを見ると、目をつぶったまま何か呟いている。
「…ニキ、アニキ…」
その言葉を聞いた瞬間、ロシウはひどく悲しくなった。
(カミナさんは、シモンさんにとってはついこの間会ったばかりの僕なんかよりもずっと大事な人だった)
(悲しいんだ、こんなことをしても気は紛れないのに)
涙がこぼれた。凌辱の痛みのせいではなく、悲しくて、可哀想で。
せめてもの慰めに、そっと、シモンの背中に手を回して撫ぜてやった。
苦しいけれど、でも、自分がシモンを少しでも慰めることができるのなら。
なんども、シモンはロシウの中に精を放ち、ロシウの身体に数え切れない傷跡を残した。
自身の心の痛みを、ロシウの身体にも刻みこむように。

ロシウが目を覚ますと、シモンは横に眠っていた。
ふたりとも行為を終えてすぐまどろんでしまったらしく、下半身は裸のままで
ロシウの身体中にはありありと痕跡が残っている。
(明日、どんな顔をしていればいいんだろう)
ぼんやり考えながらシモンを見やると、
さっきの恐ろしい形相が嘘のように穏やかな寝顔を浮かべている。
そっと、髪を撫でてから、布団をかけてやった。
僕がシモンさんの支えになろう。少し、つらいけれども。
その時、まだ悲しみの晴れない心にそう決めたのだ。
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