シューベルト・ファンタジー 

February 27 [Sun], 2011, 3:27
先月に行われたコンサートの中から、ヴァイオリンとピアノのためのファンタジー(シューベルト)がバンフセンターのPodcastで聞けるようになりました。iTunesで開けるようになっています。
リンクはこちら

リストのなかから次の項目をクリックすれば、聞くことができます。
Fantasy in C major for Violin and Piano by Schubert
Released - 2/22/11

いろいろなアーティスト 

February 20 [Sun], 2011, 1:42
バンフセンターでの冬季レジデンシーも6週目が終わろうとしており、残り4週間となりました。合計で10週間のプログラムですが、大部分のアーティストが出たり入ったりするので、毎週新しいメンバーに出会うことになります。現時点では28名の音楽家たちがそれぞれのプロジェクトに取り組んでおり、クラシックの楽器のほかにも多くの作曲家、ジャズ・ギタリスト、エレクトリック・ヴァイオリニスト、、R&Bシンガーなど、かなりバラエティに富んだメンバーになっています。

私はコラボラティブ・ピアニストとしていますが、ほとんどが新しい曲なので、チャレンジと発見の毎日であります。
2月あたまには、ヴァイオリニストのマーク・フュアーとの共演で、ジョージ・アンテイルのヴァイオリンソナタ2番 (鍵盤をドラムのように叩くカデンツァと、実際にドラムに移動するなど、はじめての打楽器!)がありましたが、まったく新しい経験でした。

また、オランダ人作曲家で最近バンクーバーにベースを移したエドワード・トップが今週1週間滞在しており、彼の1997年のピアノ・ソナタも、なんと5日間という過酷なリミットのなか(というか、もっと早く楽譜くれればいいのに・・・ディレクター!!)ものすごいプレッシャーの中もなんとか演奏までもっていったのですが、それもここバンフセンターの魔力というか、どんなことでもできるような気にしてくれる、不思議な力があるようです。

Youtubeのビデオはこちら

また、ダンサーやビジュアル・アートのメンバーとの交流もあり、演奏会でもバッハの組曲にあわせて即興ダンスを踊るなど、コンサートも非常に凝っています。



↑演奏会後、ビールタイム。左手前が、作曲家エドワード・トップ。ハッピーそうで何より・・!

シェーンベルク 

January 29 [Sat], 2011, 0:36
去年の秋からバンフセンターの音楽プログラムのディレクターに就任したHenk Guittart氏はヴィオラ奏者、指揮者、教授として幅広く活躍していますが、仲でも彼はシェーンベルクをふくめてセカンドヴィエニーズのエキスパート。そんな彼の師事を求めて、多くのレジデンスたちががそのエリアの曲を持ってやってきています。先週のリサイタルも1901年のBrettl-Lieder (キャバレーソング)、1920−3年のピアノ組曲、そして46年のヴァイオリンのファンタジーと、シェーンベルクのキャリアを見渡せるプログラムとなっていました。

ピアニストのレジデンスのひとりである、クリス・ベーガンは非常に優秀なピアニストであるだけでなく、ハープシコードの腕も人並みでなく、さらにハープシコードの調律、プログラミングソフトウェアの制作、さらには日本語まで(!)とにかくなんでもできてしまう秀才。そんな彼、本業として?はバンクーバーのUBC (ブリティッシュコロンビア大学) でのピアノ科の博士課程に在籍していて、いまは論文とレクチャーに向けて準備をしているとのこと。テーマはシェーンベルクのピアノ作品。演奏したOp.25は圧巻!

そんな彼が先日、ほかのレジデンス向けにミニレクチャーを開催。演奏上の問題や、アーティキュレーション、ペダリング、トリルなど、シェーンベルク自身や論文等の情報をもとに非常に興味深い内容。中でも、ポリーニやグールドの演奏を比べて演奏上の問題点を提起したり、他のピアニストのアプローチの比較など、バラエティに富んだプレゼンテーションでした。


↑淡々とレクチャーを繰り広げるクリスと聞き入るオーディエンス。

バンフセンターにて。 

January 26 [Wed], 2011, 16:22
バンフセンターでの伴奏のレジデンシーをはじめてはやくも2週間が過ぎました。思ったほど寒くもなく、夏とはまったく違った雪景色のバンフ、とてもいいところです。
いろいろなアーティストがそれぞれのプロジェクトをもってやってきて、それぞれの決めた期間で(2週間から10週間)思い思いに励んでいるという、芸術家には非常に恵まれた環境です。

最初の2週間、私はソプラノ、ヴァイオリニスト、ヴィオリスト、フルーティストとリハーサルし、それぞれリサイタルやレコーディングをしていました。夜はみな集まってわいわい酔っ払うのもまた楽しみのひとつです。

バンフセンター内のリサイタルは主に水曜と金曜に行われますが、隔週で日曜には車でおよそ20分のケンモアでのコミュニティセンターでの演奏会もあります。
先日も4人の出演者で約1時間のプログラムを行いました。


↑そう、まさに体育館!

曲もいろいろで、前もっておしえてもらえることは少なく、基本的に到着して楽譜が渡されるので、例によって準備期間は短いのでこちらも、質をたもちつつ効率的にどれだけこなせるかという、時間と体力勝負みたいなものがあります。といっても、やはり心の通じ合う相手と演奏できるときは何者にも変えがたい幸せな瞬間があります (とはいっても打ち上げのビールにまさるものはなかなかないですが。)

週末も終わり、昨日は、オーストラリアはメルボルンからきているフルーティストのレコーディングセッションでした。その場で編集も全部するので時間がかかるのですが、バンフセンターではオーディオレコーディングのインターンシップも並行して行われているので、ミュージシャンとエンジニアのコラボレーションも必須です。


↑テイクを比べるフルーティストとレコーディングエンジニア


↑Rolstonホールでの録音。

またまたバンフ 

January 12 [Wed], 2011, 15:27
今までわりと空の旅には恵まれているほうの私ですが、たまに思わしくない出来事はあるものです。世界トップレベルのサービスを誇る日本ではあまりありえないようなことが特にアメリカでは頻発するものです。半年前に国内線で、搭乗してから数十分、「クルーが1名欠けている」というアナウンスが入って出発が遅れていたのち、さらに後になって実はそれはパイロットだったことがわかり、そのパイロットに連絡がついたものの、そんな予定は知らない、といっているので、今最寄のパイロットを探しています、ということで乗客はいったんゲートへ戻った後、結局誰もみつからなかったのでキャンセルになった、ということがありました。

今回は、コンピュータの不良で大幅に遅れた(それでも飛んだ、怖かった。離陸までに3回くらいとまった)超小型機ののち、シカゴから今度もまた、国境を越えるとは思えないようなミニ飛行機にのりこんだあと、出発しないと思ったら「重量オーバーなので、4名おりてもらわないと出発できない決まりになっています」とのアナウンスが。機内を見回すと、たしかにレスラー系、肥満系各重量級の男女がかなり乗っています。400ドルのクーポンとか、翌日ファーストクラスを提供とか、いろいろな手で乗客のボランティアを募っていたのだけど、2名承諾したのち誰も動かない。そうすると、ナイスにしてる場合でもないのか、「あと2名降りないと出発できないんです!いま降りることをボランティアすれば400ドルもらえるけど、だれもいなかったらこちらでランダムに降りる人を決めます。そうなった場合はクーポンはあげません。だから今、呼ばれる前に自分から名乗り出て!」となんとも強行体制。おろされなくてよかった。

そんなこんなで大幅に遅れて到着したカルガリーからシャトルでおよそ2時間。初めての冬のバンフ。朝になると写真のような美しい、真っ白なカナディアンロッキーが!贅沢とはこういうことです。



スタジオの窓から見える風景。練習も楽しくなる?!
P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:Jasmin
  • アイコン画像 職業:大学生・大学院生
読者になる
貧乏暇なし。
2011年02月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28
最新コメント
アイコン画像Jasmin
» またまたバンフ (2011年01月13日)
アイコン画像かこちゃん
» またまたバンフ (2011年01月13日)
アイコン画像miyabim
» 久しぶりの家族団欒 (2011年01月11日)
アイコン画像Jasmin
» 久しぶりの家族団欒 (2011年01月09日)
アイコン画像Dad
» 久しぶりの家族団欒 (2011年01月09日)
Yapme!一覧
読者になる