僕等がいた 前篇
高2の新学期、七美(吉高 由里子)は矢野元晴(生田 斗真)と学校の屋上で出会った。
クラスの2/3の女子がという好きになるという三拍子そろった人気者だが、時折さびしげな表情を浮かべる矢野に、七美も彼に近づいてみたいと思い始める。それが、恋なのかなんのかまだ知らずに・・
矢野の親友・竹内(高岡 蒼甫)から、矢野が不慮の事故で亡くなった年上の恋人・奈々との過去を引きずっていると聞き、矢野へ同情なのか愛情なのかまだわからないような思いが自身の中にあふれだし、告白をしてしまう。
恋人を亡くした時から、心のつながりがうまくもてなくなっていた矢野だが、七美の体当たりの愛情に少しずつだが心を開いていく。
しかし死んだ奈々の幻影と、奈々の妹・有里の存在が、ふたりの間に立ちふさがる。互いに想いをぶつけ合い傷つきながらも、ついに未来を誓いあうふたり。しかし、幸せな日々もつかの間、矢野は東京へ転校することになり、更なる試練が襲いかかる……。
3月17日公開
今回は3月9日開催されたヤプログ特別試写会に参加してまいりました。
原作は累計1200万部を突破し、10年にわたり愛され続けてきた小畑友紀による大人気コミック「僕等がいた」。
漫画の最終巻は後篇の映画が公開される前日に発売になるという話題性でも有名になっています。
私は、もともとあまり少女漫画は読んだことがなく、今回の原作もまったく読んだことなく映画のひとつとして
今作品を鑑賞しました。
ですので、これからここに評する内容は、映画そのものに対してであり、原作に対するものではないことを
ご了承ください。
今回は辛口ですよ!
この映画、前篇、後篇にあえてわけて先を高校生編、あとを社会人編にしているわけですが、まず、高校生という
設定の役を吉高をはじめ、生田、高岡で演じるにはトウがたちすぎていてかなり無理がありました。
なんだか、主人公たちのピュアさが全然伝わってこない・・
その上演技が稚拙すぎ。主人公の七美は問題を抱えつつも格闘する矢野をストレートに愛するはじけた役柄なのに
妙に落ち着いてるし、矢野はその過去にとらわれて前にふみだせない、さらに親の身勝手さになやんでいる設定なのにただの兄ちゃんとしか見えてこない・・
お互いの心の微妙さや近づいていく気持ちの動きなどは全く見受けられませんでした。
屈折した妹を演じた本仮谷はさすがだったですが・・
それと、テーマがない・・何に話を持っていきたかったの大きな柱も見えてこない。だからだらだらして、2時間も
かける必要性をかんじられませんでした。
昨日の試写会は大半が20代前半女性。特に女子高生であったと見受けられるが、みな映画の途中であきてしまっているようでした。
わたしにも17歳の娘がいるので、私はどちらかというと親目線で見てしまったのかもしれないけれど、ここの登場人物たちは、今の子供たちの感性とはだいぶかけ離れている気がしました。
今の子供たちは常にケータイを持ち、SNSやツイッターなどで誰かとつながっていることを望み、そのつながりに依存しています。
なので、二度と人とであうことがないかもしれないというような稀薄な関係性、危ういつながりを理解できない・・
そのあたりが映画を観てほしい世代とのズレを生んでしまった気がします。
ただ救いがあるとするならば、釧路という舞台設定。
東京ではないとあえて名うったところにピュアさを求めたのかなとも思えます。
そして後半社会人となった三人が織りなす人間模様がどのようになるのか本領発揮するのか、そこには
期待が持てますので、前篇だけで判断しないようにしようかなとは思っています。
みなさんはどう判断されますでしょうか?
★