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北欧神話の原典エッダ

「北欧 神話」とは、ノルウェーとアイスランドに伝承されていたゲルマン民族の神話を「北欧 神話」と呼ぶのであって、北欧全地域でこの神話が語り継がれていたわけでありません。現代、北欧五カ国と言えば、アイスランド・デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランドですが、フィンランドのみ民族・言語が違っており、神話も異っています。それ故、「北欧神話」の北欧には、フィンランドは含まれていません。
北欧神話の一部に「エッダ」があり、文字で書かれています。エッダを含めて様々な文献すべてを合わせて北欧神話の資料として扱われています。北欧神話の原典である「エッダ」には古エッダ、新エッダがあります。古エッダは、著者は一人ではなく8世紀から13世紀の500年間につくられたものです。
新エッダは、13世紀にアイスランド生まれで学者であったスノリ=ストルルソンによって書かれています。ストーリーではなく、過去の神話を引用して編纂しなおした歌謡・神話の特集です。現在、本として出版されている北欧神話の大部分は、この二種類のエッダをもとに書かれています。
古エッダには、有名な「巫女の予言」を含む神話的な内容や「王の写本」があり、新エッダには、国内でも良く知られている「ギュルヴィたぶらかし」や「詩語法(スカールド・パルヴァマール)」や「韻律一覧」があります。

北欧神話の神が曜日の起源

曜日の起源が北欧神話と関連があることをご存知でしょうか?アングロ・サクソン人はゲルマン民族の仲間で、神話はもちろんゲルマン神話、イコール北欧神話です。つまり英語の曜日名の一部は北欧神話に該当する神がいた場合、ギリシア・ローマ神話より北欧神話へと翻訳されていたのです。
火曜日(Tuesday)は、北欧神話に出てくる軍神テュールより Tyr's (Tiw's) day、水曜日(Wednesday)は、北欧神話の最高神Woden(ウォーデン)から Odin's (Wodin's) day 、木曜日(Thursday)は、Thursdayは、北欧神話の雷神でもあり農業神でもあるThor(トール)からトールの日 Thor's day、金曜日(Friday)は、北欧神話の愛と結婚の女神Frigg(フリッグ)からフリッグまたはフレイヤの日 Frigg's / Freyja's day 、土曜日(Saturday)ローマ神話のサターンより。
北欧の神が由来でないのは、月曜日(Monday)は月の日より、日曜日(Sunday)は太陽の日 Sun's day に由来すると言われています。また、FriggはWodenの妻でWodenはTyrの父というファミリーの間柄です。

北欧神話がもとになった本

北欧神話がもとになった本は、「エッダとサガ 」(新潮社) 谷口幸男 訳は、説明や解説が多く、初心者向けです。次ぎの「北欧神話と伝説」 (新潮社)グレンベック/山室静訳は、入門書に近くストーリー的に描かれています。著者の山室静氏は、北欧文学研究者でムーミンを日本語訳して日本へ紹介した人です。
吉田直の「ジェノサイド・エンジェル―叛逆の神々」は、神達が古代文明の作り出したロボットだったという設定でストーリーが展開していきます。吉岡平の「ヴァルハラ・コネクション」は、戦争に遭遇して死んだサラリーマンがワルキューレに導かれて戦うストーリーです。ゆうきりんの「ヴァルキュリアの機甲」は、巨人の遺伝子再生で生まれた女性巨人にまだ知られていない巨大生物との戦をしいるストーリーですが、実態はハーレムでのラブコメです。
嵩峰龍二の「ソルジャークィーン」は、ドイツ帝国の末裔が地球に逃げ隠れた神々と不死人の女主人公との戦いです。「巫女の予言 〜エッダ詩校訂本 」(東海大学出版社)シーグルス・ノルダル/菅原邦城訳は、数ある北欧神話の中でも代表的存在である「巫女の予言」を原文との直接対訳で解説しています。
「アイスランドサガ」 (新潮社)谷口幸男訳は、北欧神話ではないのですが北欧神話を彷彿させるアイスランドの昔話の特集です。アイスランドを偲ばせる力強くて朴訥な語り口がおすすめです。この本は北欧神話を読んでいて、もっと詳しい民族的背景が知りたいと思われた方にお薦めです。