医療保険 見直し ノーベル生理学・医学賞に山中教授 

2012年10月09日(火) 14時13分
スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、2012年のノーベル生理学・医学賞を京都大学教授の山中伸弥iPS細胞研究所長(50)とジョン・ガードン英ケンブリッジ大教授の2人に授与すると発表した。

山中教授は2006年に世界で初めてマウスの皮膚細胞からさまざまな臓器や組織に成長する万能細胞のiPS細胞を作った。翌2007年には人間でもiPS細胞の作製に成功し、世界に衝撃を与えた。医療 生命保険


山中教授の人柄に学ぶ3つのこと

1つは、自分には向いていないとわかったら、そこから退却する勇気です。報道によれば、山中教授は整形外科医を目指していたものの、手術の腕が悪く指導教官に「山中」ならぬ「ジャマナカ」と揶揄されていたそうです。自分が臨床医に向いていないと考えた末、臨床医の道から退却し、基礎研究に進路をスイッチした。

これは、簡単なようで勇気のある決断です。自己否定をしなければ、やっていることを辞めることはできません。自分が努力して積み重ねてきたことを自分で否定するのは辛いことですが、この決断がなければ、今も腕の立たない整形外科医だったのかもしれないのです。

2つ目は「ビジョン・アンド・ハードワーク」という考え方です。アメリカの指導教官に教えてもらった言葉ということですが、目的を定めて、それに突進するというアプローチです。努力はもちろん大切ですが、正しい努力をしなければ意味がありません。ビジョンという目標設定をしっかり行ってそこに向かって努力する。そのブレない熱意が、転機となった奈良先端科学技術大学院大での研究のチャンスをつかんだのだと思います。

そして、3つ目は周囲の人たちに感謝するという謙虚さです。真面目に謙虚に仕事をしている人には、運が巡ってきます。山中教授の能力と努力に、日々の行いから引き寄せた運が重なって、今回の受賞につながった。勝手な憶測ですが、そんな風に思えました。

人間持って生まれたものには違いがありますが、自分を見つめ直す勇気、ビジョンを定め努力を続ける姿勢、そして周囲に感謝する気持ち、は誰でも持つことができます。山中教授から、生き方のお手本を示されたような気がしました。

ノーベル賞は目的地ではなく、臨床への実用化が本当の目的地だと考えている山中教授。今回の受賞が弾みになって、さらに大きなビジョンを実現する日が来ることを願って、応援したいと思います。
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