教育実習終了 

June 11 [Sat], 2016, 23:41
教育実習は6/11(土)18:30をもっておかげさまで無事終了しました。

連絡等は元の設定に戻しました。ご協力ありがとうございました。

森見登美彦『太陽の塔』 

January 31 [Sat], 2015, 13:31
森見登美彦(2006)『太陽の塔』新潮社

 片思いや失恋を経験した男子学生必読の一冊!
 ここまで、失恋(付き合っての失恋も、付き合えない片思いも)の時のもやもやを、具体的に詳しくちみつな舞台設定で明らかにしていく本は他になかなかないだろう。
そして、論文かの如く詳しく、網羅された、リアリティ感溢れる文章でもやもやがはっきりしていく鮮烈な体験をしながら、一方で偉大な太陽の塔を軸にした、ファンタジックな世界が夜の夢のように少し混ざり合い、舞台に引き込まれていく。

この話はフィクションなのでともかく、現実では相手に迷惑をかけないことが第一なので、そこを誤解のないようにまず言っておきますが。

男性の「失恋・片思い」とのかっとう。まず、「なぜあの人に振られたのか」。そして、恋にあこがれる気持ち、「いや、恋なんてしない方が幸せだよ」という気持ち。それがまたかき乱されるかっとう。根拠のない自信があったり、やたら自信をなくしたり、それを隠そうとしたり。

この本に出てくる男性たちは皆それぞれ極端に男性の失恋・片思いへのかっとうが描かれ、その描かれ方が本当に面白い。

そして、段々成長して、「失恋」「片思い」や「自分の強さ・弱さ」を認めていけるところが良い。あと、「恋愛」というものがいかに恐ろしいパワーを持っていて、そこに入ると片思いも両想いももうなかなか周りは見えなくなり、自分が自分でなくなる、ということを改めて実感させられる。

一歩引いて「恋愛」をみる。改めて自分を知る。大切なことだ。

これってもしかすると「片思い」の時や好きな相手が居ないときにしか出来ないことなのかもしれない。

「両想い」は素晴らしい。でも、まぁ結婚しないかもしれないけど、したとして、仮に40歳で結婚したら遅いって言われるだろうけど、日本の平均寿命を考えたらそれでも「運命の人」と一緒に過ごす時間の方が長いし、それまでに交際相手が居たら、「片思い」や「好きな相手が居ない」時間は意外と人生の中で貴重な時間なのかもしれない。今しか知れない、向き合えない自分があるのかもしれない。そんなことを感じた。

2015年1月15日。

岡本太郎記念館と東京都現代美術館「未見の星座」 

January 25 [Sun], 2015, 21:30
 今回は、両方とも
「時代の進歩―スピード化・効率化・画一化…競争一辺倒の過剰な資本主義に伴って本当に幸せな人生を歩むことを忘れる人類への道筋、
 グローバル化が進み、情報があふれこんとんとした時代を生きとまどう人類への道筋」
 といったテーマを見出しながら、この2か所を回りました。


 岡本太郎の作品は、まさにこの時代の流れに疑問を投げかける象徴でした。決して画一的で効率的でない作品…そこに強い美しさと衝撃を感じ、新鮮さと刺激を感じるのは、いかに日常が画一的で効率的か、ということでしょう。

 企画展『岡本太郎の言葉展』は岡本太郎の文学的側面を初めて知り、興味深かったです。芸術作品に合わせて、僕の今回のテーマにもぴったりの素晴らしい言葉が沢山…。


 「俺は進歩と調和なんて大嫌いだ」
 「ルールを守ると同時に、内なる自由。抵抗をつねにもっている。そのようなおおらかで激しい心を。人間的な誇りとしてもたなければいけないと僕は言いたいんだ。」
 「下手の方がいいんだ。笑い出すほど不器用だったらそれはかえって楽しいではないか」
 「他人が笑おうが笑うまいが自分で自分の歌を歌えばいいんだよ」…


 画一化、効率化を感じる現代。そんな中で心の余裕を失わず、もっと多様性を認め合って、自分を見失わず、生きていかなければならないと感じました。


 続いて、東京都現代美術館『未見の星座展』


 この展示会は、夜空に無数に輝く星々がつながって出来た「星座」。夜空には無数の星が無秩序にまきちらされているのに、なぜ星々はつながったのか?
 そんな疑問から、こんとんとしたものにつながりを見出そうとする人間の心理、「つながり」とは何かに迫ります。

 「つながり」は他者から与えられたり。人と人とがつながる時に共通の「つながり」が必要だったり。一方時として自らで「つながり」を探さなければならなかったり。そもそもこんとんの中で戸惑っていたり、そんなことを気づかされる展示でした。

 「星座」は他者から与えられた「つながり」で、天文部で満天の星空の下へ行き、星座を軸に星を見ること、ここでは星座は他者と共通の認識をするための「つながり」であるわけだということを実感しました。

 一方、星の数ほどの情報や沢山の人間集団の中で我々は自分の「つながり」を作らなくてはならない。それこそが未発見の「未見の星座」なのだと、実感させられました。

 
 「本展覧会では、「ここ」と「どこか」、「今」と「いつか」、「自分」とは全く縁がないと思っていた「だれか」を結ぶ「見えないつながり」について再考します。
 緊密なネットワーク社会に生きる私たちは、常に世界中と繋がっている感覚を得てはいますが、しかし今もなお、
 「コミュニケーション」や「絆」という言葉は繰り返し唱えられ、日ごとにクローズアップされるようになっています。
 体感を伴った「つながり」の欠如や渇望をそれは意味するのでしょうか。

 つながりを求める前に、つながりについて知ること。気づくこと。
 何かと何かはどこかでつながっているかもしれないと想うこと。」
(展覧会案内より抜粋)

 こちらも現代社会への疑問を投げかけた、刺激・衝撃的な展覧会でした。


















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