のぼりは様々なシンボル

February 24 [Sun], 2013, 17:18

神社の祭礼のシンボルは参道に高く掲げられた白地ののぼり旗である。



墨書で神社名、地域名、祭礼名などが記されたのぼり旗は、大きくて目立つ存在ではあるがデザインはとてもシンプルである。



大きな神社では提灯などのその他の装飾や、屋台が出ることもあるが、それらは祭礼以外の行事にも表れるのに対しのぼり旗は祭礼の時だけのシンボルであり、特別な行事であることを示し、あらたまった雰囲気を醸し出す。



また、こののぼり旗は、高さが10mはあろうか。



ひときわ高く、遠くからもよく見える目立つ存在である。



広い平野・盆地などでは、広域を見渡せる高台などからみて、点々とする諸部落のうち、どこで祭礼をやっているかが、こののぼり旗でわかる。



(部落ごとに祭礼の日程が重ならないようになっている。



)そういう意味では、周辺の地域内における部落のシンボルでもある。



そういう観点からすると、端午の節句で屋敷の庭に掲げる武者絵と家紋をあしらったのぼり旗は、男の子がいる家のシンボルであり、それを周辺の家々に示すものであるし、天守閣建築が発達する前の戦国初期の城郭の復元跡に当時ののぼり旗が掲げられていることも多いが、これもそこが城郭であることを近隣庶民に示すシンボルとして大きな意味をもっていたものであろう。



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