もう一つの出会い

May 07 [Sat], 2011, 9:36
長女の部屋で飼っていたボタンインコの理乃が、地震の日以来リビングに来ている。3階の長女の部屋は、本棚が倒れ、箪笥が斜めになり、その上あったガラスの人形ケースが落ちて散々な有様。その日私と家にいた二女がそのガラスケースの下から、理乃のゲージを救出した。九死に一生を得たといえるかもしれない。その日以来、夜寝るとき、外出する時、理乃とデイジーのゲージは食卓テーブルの下に置かれている。理乃は長女のペットである。この子は、なんというかデリケートな子で、甘えん坊のデイジーと違ってあまりないてくれない。家に来て2日間は餌も食べなかった。挿餌で育てられたにも関わらず、人の手を怖がって、ゲージから出すことができない。健康診断のため、病院に連れて行った時など、部屋を真っ暗にしてやっとのことでキャリーに移した。ゲージから出て遊ぶことができないのはかわいそうなので、ベルと鏡のおもちゃを買ってあげた。どちらもお気に入りのようである。ベルには上下にの形の木の飾りが付いていたが、かじってなくなってしまった。気が向くとベルを相手にスパーリングに熱中している。鏡はもっとお気に入り。たいていそこにいる。一生懸命お世話をしている長女を思うと、もうちょっと慣れてくれてもよさそうなものだが、そう人の思い通りになるものではない。この辺は人間の子育ても同じである。最近やっと、人が側に来ても逃げなくなった。他の鳥を見て学習することもあるらしいから、甘えん坊のデイジーを見て、怖くないと思ってくれればよいのだけれど。理乃が我が家に来たのは、3月2日。デイジーが一日先輩である。夫から、二女の高校合格発表が終わり、行き先が決まったら、雛鳥を買ってもよいというお許しをもらった。都立高校の合格発表は3月1日。娘の合格より、雛鳥が楽しみだったということは決してない本当雛鳥を飼うことの許可を得たことを聞いて、高2の長女が下見に行ってくれることになった。ペットショップから、メールをくれた。あんな鳥がいた、こんな鳥がいた。雛はまだ羽がないなどと合格発表の日、その長女と一緒にペットショップに出かけた。2月2日生まれのセキセインコの雛が4羽いた。おいでと声をかけたら、よちよち歩いてきてくれたのが、今我が家にいるデイジー。その隣のゲージには、前回の下見の時にいた12月26日生まれのボタンインコがいた。挿餌が終わって、売れ残ったしまったようだ。この子、誰かに飼ってもらえるのかな長女がポツリと言った。うちで飼えないかな下見の時から、長女はこのボタンちゃんがお気に入りだったようだ。夕食時忘れてはいけない。この日の夕食は二女の合格祝いなのである。おそるおそる夫に申し出た。ペットショップに売れ残りのボタンインコがいたの。もう挿餌も終わって、朝、水と餌を取り換える程度のお世話でいいから、子娘の名の部屋で、子のペットとして飼うことはできないかな思いがけず、許しをもらえた。3月は長女の誕生日なので、誕生祝いということだ。長女が大喜びだったことは言うまでもない。受験勉強のため、部活もやめて、学校から帰ったら男子スクール水着部屋にこもって勉強ばかりの毎日。ボタンちゃんはよい慰めにやってくれるに違いない。次の日、さっそくペットショップに出かけた。この子は人に慣れますかと長女が店長さんに聞くと、飼い主さん次第ですねとの返事。店長さんはゲージに手を入れて、ボタンちゃんを小さな籠に移した。最初逃げ回っていたボタンちゃんも、店長さんに首のまわりをなでられると気持ちよさそうに目を細めた。撫でさせてくれますからね。たくさん撫でてあげてください。でも、しばらくは緊張してますから、撫でてあげるのは数日たってからにしてください。それから店長さんはさよならと声をかけてボタンちゃんを私たちが持参したプラケースに移した。それからひと月半。撫でさせてくれるどころか、相変わらず人の手が苦手な理乃である。理乃はまだ店長さんを覚えているのだろうか
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