猫に風船/大塚愛 

October 10 [Mon], 2005, 18:02
あたしのおうち 商店街の本屋の横
毎日 車と 変わらず たくさんの人たち流れる
気づけば ネコと呼ばれて 自分がネコだって気づいた
気づけば ネコ科の なんとかっていう 種類にわけられてた


あたしを見て にゃーぁぉって言ってくる
バカじゃない?と言っても通じなくて かわいいと一瞬のもてはやし

好きなトキ でかけて 好きなトキに甘えて
精一杯 ただ 生きている 今 だからこそ
こんな 暗い 世界にも 小さな 愛はたくさんある
いつだって そこにある 自分で 見つけにいける距離


あたしのおうち 商店街の八百屋の隣
自分勝手な奴らが 毎日 ゴミを 捨てる
火のついた たばこ 踏んで あたしの肉球は火傷
このやろうって 言っても通じなくて冷たい眼差しで見てくる

好きなトキに泣いて 好きなときに安らいで
シンプルなことだったはずが難しかったりする
こんな悲しい世界でも小さな愛はたくさんある
大きくなくていい ふくらんでゆく赤い風船になる

涙は
涙の種のまま
咲かせてやろう。
咲かせてやろう。


好きなトキ でかけて 好きなトキに甘えて
精一杯 ただ 生きている 今 だからこそ
こんな 暗い 世界にも 小さな 愛はたくさんある
いつだって そこにある 自分で 見つけにいける距離
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