OB訪問 

May 01 [Sun], 2011, 15:27
先日、大学の庭園で休憩していたら、一人の老年の男性が道を尋ねてこられた。
話をしていると、この大学の経済学部のご出身らしく、今は某百貨店の総務部長をされているとのこと。
今日は近くまで来たので、久しぶりに花見がてら母校に立ち寄られたそうだ。
昔と比べて新しい校舎が増え、勝手が違ったのか校内で迷われたようだった。

そうこうしていると、なぜこのように校舎と学生が増えたのか、という話になった。
少子化はどこ吹く風だ。しかしやはり少子化の影響は大きいのだろう。
以前経営がキビしいという話なら、教授から聞いたことがある。
しかも、なんでもサブプライムでだいぶ損をして、それが資金繰りの悪化に追い打ちをかけているとのこと。
学生からの授業料だけでは、人件費くらいしか賄えないらしい。
(今はおそらくどこの私立大学でもそうだろう。うちはその中でも恵まれているほうだ。)
そのため新しい学部を次々と設置し(ここ5年で3学部増えた)、併設校を増やして、学生を確保しているのではと、愚見を述べた。私がやや滑稽に感じるのは、商学部があることだ。
まがりなりにもそこそこ有名な大学なので、博士号を持っている、ある程度優秀な教授陣はいる。
しかし実際は、サブプライムで損をしてしまったという滑稽さだ。
私立なので、教授会が経営にそこまで関与していないのかもしれないが、
やはり知識や経験は「成功」の十分条件ではない。
総務部長さんも、誰もバブルがはじけるとは予想できなかった、とおっしゃっていた。
知識や経験は有用だけれど、学歴などに必要以上に気負う必要はない。
2人で笑った。

最後に、「桜は毎年同じ場所で花を咲かせる。本当に強い。」とおっしゃって帰っていかれた。
その言葉には大らかさと若干の哀愁があって、自由な雰囲気を感じた。
そんな春の一日だった。




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