カテキンの底力 

October 22 [Thu], 2009, 20:27
緑茶成分のカテキンが、新型インフルエンザウイルスの心臓部に直接作用して増殖を抑えることを徳島文理大学の葛原隆教授(薬学)らが突き止めた。

 緑茶に抗ウイルス作用があることは知られていたが、仕組みがわかったのは初めて。

 新型やAソ連型などのA型ウイルスは、増殖に不可欠なRNAポリメラーゼという酵素を持ち、人間や豚の細胞中のRNAという物質を切断して新しいウイルスの材料にしている。

 葛原教授らが、A型ウイルスからこの酵素を取り出し、緑茶に多い5種類のカテキンを一つずつ加えたところ、2種類で酵素が働かなくなった。この2種類のカテキンと、酵素の分子の立体構造をコンピューターで計算し、重ね合わせると、酵素分子の表面にある複雑な形のくぼみに、カテキン分子がすっぽりと入り込むことがわかった。くぼみの中にはRNAを切断する「刃」があるが、カテキンがふたをし、働かなくしていた。

 カテキンは腸で分解され、緑茶を飲むだけでは抗ウイルス効果は弱い。
 葛原教授は「構造を少し変えて腸で分解されないようにするか、吸引式にすれば、効果的な新薬になる」と言う。   (2009年10月22日04時25分 読売新聞)

 こんな記事を見つけた。
 緑茶の地道な研究が、いま喫緊の新型インフルエンザウイルスの増殖を抑える働きをもっているということにつながった。
 即効性はないが、基礎研究の大事さが再認識されることになってほしい。
P R
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