確かにこの風景は美的とは言い難いかもしれない

September 21 [Thu], 2017, 10:55
確かにこの風景は美的とは言い難いかもしれない。しかしこうしたパリの景観を描けるということがどんなに幸せか!人々は醜いと言うが、これらパリの通りの景観は銀色に輝き、光と活気に満ちている。これらは完全な近代化された都市景観なのだ。」と言葉を残している。

画家の言葉にあるよう幾多の馬車や人々が行き交う通りの喧騒とした風景は、画家の手計算された構図によってひとつの(パリの)都市風景として完成された美しさを見せている。また画面奥ではオペラ座へと続く道には二列の行列が確認でき、当時の日常的情景を本作で感じることができる。

なおパリのテアトル・フランセ広場を描いた作品は本作以外に『パリ、テアトル・フランセ広場』を始め8点確認されている。

「海賊版」激減の理由明かす

September 14 [Thu], 2017, 11:00
沈社長は日本留学後の2009年にマンガ・アニメ関連会社「翻翻動漫集団」を創業。大手出版社の集英社と提携し、『ワンピース』『NARUTO』『黒子のバスケ』など同社の人気マンガの中国での出版、ネット配信を行っている。小学館のマンガでは『名探偵コナン』『忍者ハットリくん』などが人気という。

言論統制の厳しい中国では検閲チェック基準が気になるが、「制限の対象はエロ・グロ・ナンセンスで日本と同じ。強いて日本との違いを挙げればオカルト扱いされている幽霊ぐらい」と指摘。タテ長のスマホの画面に合わせて「タテ型スクロールのできるマンガ」が好まれ、日本のマンガ業界も対応を迫られている。

集英社の足立課長は「中国ではネット環境が日本より整っており、若者はネットを通じて漫画を楽しんでいる」と中国ビジネスの急拡大に目を見張った。「以前は海賊版に悩まされたが、課金された正規版をスマホで読む人が急増。電子決済が後押ししている」と明かした。「同じ東洋人なので、欧米のマンガやアニメより親近感があるようだ」とも語る。2大ネット企業の、テンセントとバイドゥが正規品の権利を持つようになったら、海賊版が減少。権利者が取り締まる「中国特有の現象」という解説も興味深かった。

中国では高度経済成長が続いた結果、精神的な欲求を充足するエンターテインメントに目が向き、文化産業が勃興している。アリババが大手動画配信サービス「優酷土豆」を買収するなど中国アニメ市場が活発化。マンガやアニメを愛好する人口は2億〜3億人に達し、若者人口が減少する日本の業界にとっては救世主となる。

中国のマンガ・アニメ制作の質も急速に向上。中国人の原作を日本でアニメ化して日中で配信するなど、新しい形態も生まれている。翻翻動漫集団が運営し、集英社がサポートするマンガコンクール「新星杯」(主催・杭州市)をきっかけにデビューした中国人マンガ家7人の作品が日本の雑誌やデジタル媒体に掲載され、うち1作品は最大発行部数の「週刊少年ジャンプ」(集英社)で初の海外作家オリジナル作品としてデビュー。「中国のトキワ荘(手塚治虫、藤子不二雄、石森章太郎らが暮らした豊島区のアパート)」と呼ばれる「中国漫画家村」が各地に出現、多くの志望者が切磋琢磨しているという。「新星杯」は中国地域だけでなく、海外華人華僑向けにも募集を始めている。

中国漫画家村は杭州をはじめ、北京、武漢、広州、重慶での拠点作りを終え、オリジナルマンガの創作に力を入れている。今後は、中国の優秀な漫画作品の輸出を通して海外との文化交流を深めることを目指し、16年末には「日本漫画家村」を東京都文京区に海外で初めて設立した。今後台北、ソウル、パリでも「漫画家村」を設立する予定という。

女性大浴女図(浴女たち)

September 07 [Thu], 2017, 11:42
印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワール枯渇時代随一の大作『女性大浴女図(浴女たち)』。

(この頃の画家の作品に不満を持っていた)デュラン=リュエルの好敵手的存在であったジョルジュ・プティの画廊で展示された本作は、シュザンヌ・ヴァラドン(画家の代表作『都会のダンス』でもモデルを務めた)をモデルに女性らの地中海沿岸での水浴場面を描いたもので、画家の印象主義からの脱却と古典主義(又はアカデミズム)的な表現への傾倒を示した所謂、≪枯渇時代≫の集大成的な作品としてルノワールが最も力を注いで制作した作品である。

本作は18世紀の彫刻家フランソワ・ジラルドンが手がけたヴェルサイユ宮殿噴水の装飾(浮き彫り)から構図の着想を得ていたことが知られており、また裸婦像の描写は18世紀のロココ美術の巨匠ブーシェやフラゴナール、新古典主義の大画家アングルらの作品に強く影響を受けている。

風景描写とやや切り離された登場人物の堅牢で存在感のある表現は注目に値する

August 31 [Thu], 2017, 11:41
 本作では人体描写の形態的躍動感や生命感、色幅の大きい奔放かつ豊潤な色彩描写、明瞭で卓越した光の表現、前景卓上の静物の洗練された描写などにルノワールの(印象主義的)技巧の成熟が感じられるほか、風景描写とやや切り離された登場人物の堅牢で存在感のある表現は注目に値する。

 また本作はルノワールが印象主義時代との決別や終焉を告げた作品でもあり、画家の重大な転換期における最後かつ集大成的な作品としても特に重要視されている。なお本作は第7回印象派展閉幕後、すぐに画商デュラン・リュエルによって購入されている。

アリアナ・グランデ、6月までの公演中止 英爆破事件受け

August 24 [Thu], 2017, 11:03
米人気歌手アリアナ・グランデ(Ariana Grande)は24日、英マンチェスター(Manchester)で開催した自身のコンサートで起きた爆破事件を受け、6月上旬までの公演を中止した。事務所が明らかにした。

 グランデが所属するユニバーサル・ミュージック(Universal Music)は声明を出し、「マンチェスターでの悲劇的な事件を受け、われわれが状況を一層理解し、犠牲者に十分な弔意を払えるまで、アリアナ・グランデのツアー『デンジャラス・ウーマン(Dangerous Woman)』を中断する」と説明した。

 メディア報道によれば、グランデは事件翌日の23日に米フロリダ(Florida)州の自宅に戻っていた。ユニバーサル・ミュージックによると、25、26両日に予定されていたロンドン(London)公演を含め、来月5日までのベルギー、ドイツ、ポーランド、スイスでの公演が中止される。ツアーは来月7日の仏パリ(Paris)公演から再開される見通しだという。