バレンタインデー ヒバハル 

April 16 [Sun], 2006, 15:27
よし、今日こそ…と意気込んで来たのは良いけれど
やっぱり緊張して何もいえなくなってしまう

【 それだけ 】

ゆっくりと応接室を覗き込んでみても誰の姿も無い
思わず溜息を吐いて諦めるつもりで後ろを向きなおす
「はひ!?」
「やあ。」
すぐ後ろには、彼が居た
肩に羽織った学ランが風で袖を靡かせる
「…ひ、ヒバリさん。」
すぐ後ろに居たのに私が全く気付かなかったのは
この人だからだろう。いつのまにか隣に居る、と言うことがよくあるから。
「今日は、バレンタインデーだね。…で、何か用があるんでしょ?」
とりあえず、座れば、と応接室のソファーへ案内して
サドっ気たっぷりの笑顔を浮かべながらヒバリさんが言う
(こっこの人…確信犯です…!!)
顔を赤く紅潮させて、私は俯いた。

そう、私の鞄の中にはチョコレートが入っているのだ

「ハル、その鞄の中、何が入ってるの?」
その言葉に驚いて顔をあげた
あの、笑顔を浮かべたままでヒバリさんは付け足す
「その鞄、大事そうに抱えてるから。」
「ヒ、ヒバリさん、判ってるんですよね?」
「判らないから訊いてるんだけどな。」

ああ、絶対この人は判っているんだろう
私がここに来た理由も、鞄の中身も。
小さな子供を相手する見たいにからかって。
どこまでサドなんですかーっと叫んでやりたい

それでも、この人が好き。


「…チョコです。」
ヒバリさんの問いに答えたら、もっと顔が赤くなるのが判った

「本命しか欲しくない。それって、どっち?」
「はひ?」
「因みに、ハルからのじゃないと要らない。」

もっと顔が赤くなる
鞄の中にチョコをとろうとしていた手がぴたり、とかたまった
「教えて。」

これもからかわれているんだろうか。

もう、それであっても構わない

「本命ですよ。」


ヒバリさんはサドっ気の笑顔じゃなくて、
本当に笑ってくれた ような気がした。

バレンタインデー 山ハル 

April 16 [Sun], 2006, 15:27
しんしんと、雪が降る2月14日
ホワイトクリスマスと言うんなら、
ホワイトバレンタインデーとも言って良いんじゃないか、と
馬鹿みたいな事を考えながら路地を歩く
足を一歩踏み出す度に雪に自分の足跡がつく
そして埋もれて消えてしまう

向かう先はあの人の家
山本さんの家。

【 ホワイトバレンタインデー 】

山本さんの家に着くと、彼は丁度家に入る所だった
「やっ、山本さん、待って下さい!」
家の中に入られたらこれを渡す勇気が無くなってしまう
「あ、ハル。どーした?」
全くいつもと変わらない笑顔を浮かべながらこっちに
振り向く。その顔を見るとやっぱり恥ずかしくて
俯いてしまう
「あ…えーと。」
「?」
玄関の門越しに、鞄から包みを出した
「チョコです!」
「おー! 有り難!」
「因みにー…、山本さん、これで何個目ですか?」
そう聞くと彼は肩に掛けた鞄の中を覗き込んだ
「…21くらい?」
そんなにライバルが多いのかー、と溜息を吐いて
照れ隠しに冗談を言ってみた
「その中に本命でも居るんですか?」
言って2秒後、この言葉の重さを確認する
しまったーっと思ってももう遅い
(ハルは振られる事になるじゃないですか!)
頭を抱え込むと、肩等にのっていた雪が落ちた
「うん、居る。」

その一瞬で色んなものが崩れていくような気がした
「へ、そーなんですか…。」
頬に水が伝う
でも泣いてるのが見えない様に頭を抱えて俯いたまま
(…最悪です…。ハルの、ハルの馬鹿あ…。)

「本命って、ハルなんだけどさあ。」

「はひーーーー!?」
今の声は絶対近所迷惑。
「ハ、ハルなんかがチョコ21個も貰った人の…え、え、ええ!?」
「でも、このチョコ義理?」
「いいえっ!」
ずっと俯いていたから山本さんの顔を見れなかったけど
彼の顔も真っ赤だった
「…そっか。」

雪はまだ降り続いている

「ホワイトバレンタインデーですねっ。」
「何ソレ…。」
「造語です!」

バレンタインデー 破ビュ 

April 16 [Sun], 2006, 15:26



【 ハート形 】

ある街での休息の時だった

「はいっ、破天荒さん。」
きらきらと輝きまくっている笑顔で嬢ちゃんから
差し出されたもの
「チョコレート。手作りだよ。」
可愛いピンクの紙で包まれているチョコだった。

そういや今日は2月14日かあ、バレンタインデーかあ。
そう考えながら自分の手の中にあるチョコレートを
見つめる
(…食うの勿体無ェ…。)

「おおっ、ビュティ有り難う!」
そう叫んだのは確かにおやびんの声だった
此処からじゃおやびんと嬢ちゃんの姿は見えないけど
そっか、俺だけじゃなく全員に配ってまわってるのか
がくり、と項垂れた
何を期待しているんだが。

そう思いながらチョコレートの包装を解く
テープを、紙が破れないようにゆっくり身長に剥いで
行くと箱があって、そのふたを開ける
ハート型のチョコレートが1つ
「破天荒さんのは、皆のと2つ違うところがあるよ!」
「お、驚かすなっつーの。」
いつの間にか嬢ちゃんは後ろに居た
まるで俺がこれを開けるのを待ってて、開けたから
こっちに来たって感じで
「1つ目の違いは甘さ。
 破天荒さんは甘過ぎるの嫌いっぽさそうだから。」
「まあ、確かにそうだけどな。で、2つ目は?」
「形。」
視線を嬢ちゃんからチョコへと戻す
それはハート型のまま
「皆のは丸とか四角だけど。」

「あはは、好きです、破天荒さん。」

固まって、何も言えなくなった
あまりに唐突すぎたから

すっごい久し振りに 

March 15 [Wed], 2006, 16:20

約2年振りに、BLがきました。 (爆死
戦国無双の真田さんと伊達さんですよ、ええ。…すんません。

それより政市とか長市のが好きですけど。 多分w
政市は攻め攻めしい政宗さんで、長市はヘタレヘタレな長政さんが好きです

春歌たん 

February 04 [Sat], 2006, 12:11

タカヤの春歌たんです
一晃×春歌たんとか、春人×春歌たん
どっちも好きです。
でも双子ってのが気に入りません
年子にしてくれればよかったのに・・・!

 

December 26 [Mon], 2005, 14:27
一気に削除。
クリスマス破ビュ小説ですが
時間無くてかなり短いんでこっちに載せます
題名すら無いです 笑

――

ふとカレンダーを見た
もう、クリスマスかあ とそれを見て気付く
今日は12月24日だった

「嬢ちゃんはサンタクロース、居ると思う?」
私は破天荒さんにそんな質問をされた
「・・・居ると、良いな。」
そんな曖昧な返事をしてかるく流した
旅を始めてからプレゼントなんて貰っていない
考えればずっと朝起きたら枕元にプレゼントが〜なんて
事は無い。
(寂しいなー・・・なんか。)
苦笑いを浮かべ、ぼやーっと破天荒さんを見直した
「居ると良いな って??」
「え、ずっとプレゼントなんて貰ってないから。」
最後に貰ったプレゼントの事すら思い出せない
確か、お兄ちゃんに貰った。 覚えてるのはそれだけ
「じゃ、マフラー。」
ぎゅっと首に巻かれる、ソレ
「・・・えええ!? 良いですよ、そんな!」
「いやあ、まだ子供だからプレゼント位、貰っとけ、うん。」
首に掛けられたマフラーをぎゅっと手で握って、暖かみを再確認した

――

破天荒のマフラーは、きっと破ビュ用。いや、ビュティ用!
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