必死の弁明 

May 13 [Sat], 2006, 19:35
なぜ煬帝が無礼な国書を送った日本に対し、正式に使者を立てたのかは不明とされている。これは『随書』を見ても、『日本書紀』を見ても、細かな記載がない為である。
しかし、史実として随は裴世清と言う使者を立てている。これは『随書』にも『日本書紀』にも記されている“史実”だ。しかも裴氏は関中の大姓を代表する六姓の一つに数えられた名門であり、『隋書』によると世清は文林郎(秘書省の役人)、『日本書紀』によると鴻臚寺掌客(外国使臣の接待をつかさどる官庁の役人)の任にあったと記されているいわばエリートだ。
どう言った心変わりで、煬帝が日本に対してこれだけの使者を用意したのか…小野妹子を代表とする遣隋使一団が必死になって弁明をしたのか、それとも裏に何かあったのか…。
色々と想像してみると面白い史実のひとつである。

日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙なきや 

May 13 [Sat], 2006, 19:16
遣隋使の目的は2つある。
ひとつは僧侶に仏教を学ばせる為。これは表向きの理由だ。
もうひとつは中国の皇室と対等、もしくはそれ以上の付き合いをする事で、百済や高句麗といった国々よりも優位に立とうとした事である。
そこで、国書に以下の文章を付けて送った。

原文『日出處天子致書 日沒處天子無恙云云』
当時の和訳『日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙なきや』
現代語訳『日の出る国の天子より、日の没する国の天子に手紙を送ります。お元気ですか』

これを見た隋の煬帝は激怒。
『蛮夷の書 礼を無みする者あらば 復た以て聞する勿れ』
つまり、『国書で礼儀を弁えぬ者は、今後一切取り次ぐな』と返答。

当時の中国は世界の盟主国であり、そこと対等、もしくはそれ以上の付き合いをする事は不可能であった。当時、中国にとってはその他の国はすべて蛮夷である。それ故、彼等はそう言った国々に対して文化を分け与える替わりに、臣下の礼を取るのが常識であると考えていたのだ。

困った事に、未だに中国はこれが当然であると思っている。
それ故に、日本やアメリカなど発展をした国は、中国に対して文化の提供(現在の場合はODA)を行う義務があると考えている。しかしその一方で、中国は世界の盟主国であると言うプライドだけは残っている。その為、そう言った文化の提供を受けた所で、ODAを行った国々に対して臣下の礼を取る必要はない…と言う、実に自分勝手な構図が出来上がっているのだ。

煬帝 

May 13 [Sat], 2006, 19:12
中国隋朝の二代目皇帝。始皇帝と並んで中国史上最悪の暴君とされる。
なお、『煬』の字は、「天に逆らい、民を虐げる」という意味を持つ。本来は『楊帝』と名乗っていたのだが、その暴虐ぶりから後に『煬帝』と表記されるようになった。

飛鳥時代 

May 13 [Sat], 2006, 19:09
6世紀の終わり頃から8世紀初頭にかけて飛鳥に宮・都が置かれていた時代を指す。
以前は古墳時代と合わせて大和時代とされていたが、今日では古墳時代と飛鳥時代は分けて捉えるのが一般的。
飛鳥文化・白鳳文化が華開いた、華やかかりし時代である。

 

May 13 [Sat], 2006, 18:57
581年〜619年の間、中国を支配した王朝。
魏晋南北朝時代の混乱を鎮め、西晋が滅んだ後分裂していた中国を、およそ300年ぶりに再統一した。しかし、二代目煬帝の失政により滅亡。その後は、唐が中国を支配するようになる。
日本が遣隋使を派遣していた頃、既に隋は衰退の一途を辿っていた。それでもなお、使者を立て交流を持とうとした当時の日本の政策は実に愚昧である。
遣隋使を支持した聖徳太子が、何故後世に於いてこうも評価が高いのか理解に苦しむ。

遣隋使 

May 13 [Sat], 2006, 18:52
推古朝の倭国(日本)から隋への遣使のことを指す。
600年(推古8)〜618年(推古26)の18年間に、5回以上派遣された。
なお現在の“日本”という名称は、630年から始まる遣唐使の頃から使用された。

妻夫木聡 

May 13 [Sat], 2006, 18:47
妻夫木聡(つまぶき さとし 人名 俳優)
カッコイイ。おなじ“さとし”でも偉い違い。
世の中は不公平だ…と叫びたくなる。

血を吐きながら続ける、悲しいマラソン 

May 10 [Wed], 2006, 21:03
 ウルトラセブン第26話「超兵器R1号」で、ウルトラセブンである諸星ダンが言った言葉。
 水爆の8000倍の破壊力を持つミサイル兵器、超兵器R1号を開発した科学者達は、口を揃えてこの兵器を大絶賛した。

 「実験をすることによって、地球の強さをアピールできる」
 「地球がこんな兵器を持っていることが分かれば、誰も侵略に来ないさ」
 「持っているだけで平和になれるなんて、素晴らしい」

 「もし、宇宙人がもっとすごいミサイルを開発したらどうするんですか?」
 と言う諸星ダンの言葉に対し、開発陣達はこう答えるのであった。 
 「そしたら、こっちがもっと破壊力のある兵器を開発すればいい」
 彼等の考えに打ちのめされたダンは、哀しみを込めてこう呟くのです…。
 「それは…血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ…」

 と言うワケで、出口のない迷路とは全然意味合いが違うのだが、何となくイメージ先行で使ってみた。…と言うか、この名台詞を使いたかっただけかもしれない。

転職すべきか、せざるべきか、それが問題だ… 

May 10 [Wed], 2006, 20:58
 元ネタはイギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ハムレット』より、「To be, or not to be: that is the question.」。
 劇中の有名なセリフで、明治期に『ハムレット』が日本に紹介されて以来、この台詞は様々に訳されてきた。『ハムレット』は、読む者の視点によって多様に解釈できる戯曲だが、その特徴をこの現象は端的に現していると言える。
 初期の邦訳の代表的なものには、坪内逍遙の「存(ながら)ふるか、存(ながら)へぬか? それが疑問じゃ」などがある。現在では一般的に「するべきか、せざるべきか、それが問題だ…」と訳される場合が多い。

盟友 

May 10 [Wed], 2006, 20:56
めいゆう ―いう 0 【盟友】

かたい約束を結んだ友。同志。

三省堂提供「大辞林 第二版」より
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