tesutodesu 

2006年01月13日(金) 3時16分
テストです。

「……あなたが勝手ではなくて、きっと人間が勝手なのだと思います。」
彼女の声が小さく聞こえる。雨の音は増して、ザーーーーと音を立てる。大雨だ。ますます私はほっとする。そして彼女の言葉にも、どこかほっとしてしまう。それこそ勝手だとは思うが、なぜか少し許されたような気がしたからだ。何に許されたのかは分からないけども。

「次の任務は失敗せぬよう務めます」
彼女は先ほどまでの穏やかな眼をどこかへやって、最初の真っ直ぐな視線を私に向けてそう言った。彼女の真っ直ぐな視線、信念はこの戦場でどこまで持ち堪えることができるであろうか。できることならばそれらを失くさずにいてほしいと、私は願った。
そして私も彼女を視線で捉える。
その視線は、彼女のように正しさを訴えるような真っ直ぐなものではなかったけれど。
彼女の戦場での決意に対し、私は静かに頷いた。
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