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目次:暗闇、11のお題 / 2009年10月01日(木)
**暗闇、11のお題**

模索する手 (ガウリナ)

触れる安心感 (ガウリナ)

口付けの前 (ガウリナ)

目を閉じて見る映像 (ガウリナ)

フラッシュバック (ゼルとゼロス。捏造度高)

ひとすじの光(ルクミリ) →今日と明日の境 (ガウリナ)

格好の獲物 (盗賊とリナ)

恐怖に揺らぐ眼 (ゼロス)

流星待ち多分笑ってる(ガウリナ)



 
Posted at 22:01 / 暗闇、11のお題 / この記事のURL
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多分笑ってる / 2005年11月16日(水)
***注***
この話は流星待ちの続編です。
そちらを先に読んでからお読み下さい。
*******


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Posted at 14:27 / 暗闇、11のお題 / この記事のURL
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流星待ち / 2005年11月13日(日)
「あ。今見えたぜ。」
「え、嘘。どこよ。」
「もう消えたぞ。」
「わかってるわよそんなの!」

低い声と高い声が、暗闇の覆う部屋に響く。
それは他愛無いことから始まった。
夜もふけた部屋で次に行く町をどうするかと話していた時だった。
ガウリイがふと窓に視線をやると、流れる光が見えたのだ。
あ、流れ星、と彼がぽつんと声を出した。
それで彼女が、リナが見たがってムキになってしまった。
それだけだ。
そしてこうして、ランプの明かりを消して。
二人窓辺に寄り添うように流れる星を探している。

野宿の時だって、その気になればイヤと言うほど見れるだろうに、どうしても今、見たいらしい。

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Posted at 16:42 / 暗闇、11のお題 / この記事のURL
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恐怖に揺らぐ眼 / 2005年11月12日(土)
ゼロス=メタリオム。
彼は恐怖に揺らぐ眼が好きだった。
それが同族であれ、人間であれ。
彼に敵う存在など数える程しか存在しなかったのだから。
そしてその恐怖は彼に、何よりの至福を与える食事なのだから。

はじめて深く人間と関わったのは、敬愛の念を抱いている、自らの母とも言うべき存在からの命令からだった。
人の持つ異界黙示録の写本を探し処分する。
彼の力をもってすれば、大した仕事でもなかった。

そして彼は出会った。
まずゼルガディス。
その合成獣にされた人間は、ギラギラとした瞳で写本を求めていた。
彼の得体の知れなさはどこかで感じていたようだが、恐怖に揺らぐような意志ではないようだった。
どんなことでも跳ね除ける、諦めないという意志が精神体からも伝わってきた。
それはそれで彼の興味を惹くものではあったが、その次だ。
リナ=インバース。
彼から魔血玉を詐欺のような手口で買い取り、魔法を封じられてなお諦めるということも知らない人間。
光の剣を持つ男と、正義を叫ぶ(これは彼にとっては勘弁して欲しい所であったが)娘を共に連れ、ゼルガディスとも知り合いという不思議な娘だった。
魔族だとわかっていてすら、物怖じしない人間。
その瞳はいつも魔族とは相容れない色をしていた。
いや、光の剣を持つ男ガウリイ=ガブリエフも、正義かぶれのアメリアも、彼が知る人間達とは何かが違っていた。
おそらく全てはリナ=インバースが中心なのだ。
彼女は人を巻き込み、そして人を引きずり上げる。
全ての理、しがらみの破壊者、そして再生者。
その力を持っている。
それが信頼などという甘い感情の無い魔族である彼にもわかった。

面白い。

退屈である世界、上下関係の揺らがぬ世界にいたゼロスはそう思った。
どこまで足掻けるのだろうか、あの矮小な身体と仲間で。

彼らの眼が、彼女の眼が、恐怖に揺らぐ日が来るのだろうか。
それを見てみたいと思うと同時に、見たくも無いと思う。

彼は面白い玩具を手に入れた子供のように笑顔で微笑んだ。
一見無邪気とも言える程自然な笑顔は、やはり人とは相容れない色をしていたけれど。

****
お題配布元
  OL
****
暗闇と言えばやはり魔族は外せないかな、と。
よく考えればゼロスを真面目に書いたのは初めてかもしれません。

 
Posted at 10:34 / 暗闇、11のお題 / この記事のURL
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格好の獲物 / 2005年11月09日(水)

少女がいた。
一人で立っている。
身体のメリハリという点ではやや及第点には及ばないだろう。
癖のある栗色の長い髪。白い肌。
遠目から見ても整った顔立ちは可愛いと評してもいいかもしれない。
まぁそれでも十分だ。

盗賊の男は茂みの中でにやりと下卑た笑みを浮かべた。

どうせ仲間と一通り楽しんだ後売り払うのだ。
美人に越したことは無いが、盗賊稼業などやっている人間にとってはある程度の女であれば十分だった。
大体こんな夜に一人で森をうろついている方が悪いのである。
自分が見つけていなくとも、そのうち仲間誰かに見つかっただろう。
鴨が葱を背負って歩いているようなもの。
格好の獲物を逃すほど、彼は甘くもなかったし良心もなかった。
小柄で華奢な娘一人など、仲間を呼んでこなくとも彼一人で容易く捕まえられる。
お頭に進呈すれば自分の株も上がるだろう。

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Posted at 11:41 / 暗闇、11のお題 / この記事のURL
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P R
管理人について
白人間という名の私の分身
ひーこ
鹿が沢山いる県に生息。4月2日生まれのB型。深く関われば関わるほどB型だと言われる。性格は素直な天邪鬼と言われたが、未だにどういう意味か把握出来ていない。とにかく何を考えているかわからないらしい。私もわからない。
趣味は絵を描いたり本を読んだり。物書きはメインのつもりではなかったのにサイトではいつの間にかそうなりつつあるのが不思議でたまらない。小松未歩とスレイヤーズ!と昔のゲームラブ。食べ物では卵が好きで椎茸が嫌い。

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