志の輔らくご「牡丹灯篭」にただただ脱帽!
2007年08月20日(月) 22時37分
18日、土曜夜は下北沢本多劇場で「志の輔らくごin下北沢vol.14 牡丹灯篭」を観た、いや聴いた。
ベンチャーズ風のエレキミュージックに乗って、『志の輔』と名前があちこちに書かれた浴衣を着て、志の輔登場。
アットホームな感じで一部のトークが始まる。
下北沢は志の輔の原点だという。
25年前からロングランシアター(現オフオフシアター)で毎週水曜の夜10時から、芝居がはねた後、落語やトークショーをやっており、14年前から河岸を本多劇場に代えて公演を続けていると云う。
昨年から新たなことに挑戦ということで『牡丹灯篭』を本多劇場で始めた。
昨年は2公演、今年は4公演。
来年は10公演、やりたいと本多劇場のマネージャーに云ったら、何も云わずに下を向いていた・・・
多治見の暑さの話題
「多治見は日本一の暑さでうれしい、山形は抜かれて悔しい・・・」
朝青龍に関連して
「朝青龍があれだけストレスになっているのに選挙でボロ負けした安倍さんがストレス障害にならないのが分からない・・・」
思わず会場から盛大な拍手、俺もヤンヤ、ヤンヤと手を叩く。
水の飲み方について「水だけを飲む時と、塩分の入ったスポーツドリンクを飲む時の違い、ガッテンしていただけましたでしょうか・・・」
トークもなかなか洒落ている。
円朝原作の怪談牡丹灯篭は新三郎に恋わずらいの末、亡くなったお露さんが牡丹灯篭を持ち、下駄をカランコロンと鳴らしながら、新三郎の所へやってくる怪談話だと思っていたが、実際の円朝の原作は9万7千語もある複雑な話しだった。
お露・新三郎の話に二つの話が絡まりあっている。
お露サイドの話:
お露の父親、旗本飯島平左衛門は酒に酔ってしつこく絡んできた武士を一刀の下に切り捨てる。
その武士の息子が平左衛門の可愛がっている部屋住みの孝助であることが分かってくる。
平左衛門の後添えのお国は隣家の次男の源次郎と深い仲になり、平左衛門を謀殺して二人で出奔。
父の仇でもある平左衛門を殺された孝助は主人平左衛門の敵討ちのため、お国と源次郎を探して諸国を旅する。
新三郎サイドの話:
新三郎の身のまわりの世話をしていた伴蔵と女房のお峰は、幽霊となったお露とお米から、新三郎が霊除けに入り口に貼ったお札を取り除くことを100両で請け負う。
お札を伴蔵に剥がされ、その結果、新三郎はお露に取り付かれて命を落としてしまう。
江戸を離れ、100両を元手に田舎で荒物屋を始めた伴蔵とお峰は家業が大繁盛。
金が入れば、浮気するのが男の悲しい性、伴蔵の浮気相手は飲み屋の酌婦になっていたお国。
夫の浮気に腹を立てたお峰は伴蔵に悪態をつき、川岸で伴蔵に刺し殺されてしまう。
艱難辛苦の末、やっと見つけたお国と源次郎を討とうとする孝助。
しかし、お国を逃がしたのが孝助の別れた実の母。
孝助の母親はお国の父親の後妻に入っていた。
いくら、悪党とはいえ、世話になっている男の娘、義理の母親としては・・・
おお、これは単なる怪談話というより、人生の有為転変や円朝テイストの人情話だった。
この長編ストーリーを志の輔はどのように料理したか?
第一部では約20人以上の登場人物の相関図を、パネルを用いて図示しながら『お露サイド』の平左衛門、孝助、お国、源次郎を中心にトークを進める。
パネルはNHKの「ガッテン」チームが作ったようだ。
10分の休憩を挟んで、第二部は黒の紋の入った着物を着て登場し、紫の座布団にどっかと座って噺を始める。
お露と新三郎の切ない逢瀬や、伴蔵とお峰の話、そして孝助、お国、孝助の母親の織り成すクライマックスへとなだれ込む。
お国をキー人物として、『お露サイド』の話と『新三郎サイド』の話がつながる。
志の輔「やっと、つながった。覚えていましたか?」
そして、バックに憂歌団の木村充揮が唄う『胸がいたい』が切々と会場に流れる。
この最後も胸を打つ。
お露と新三郎の悲しいやり取りにホロッときたが、木村の唄にも・・・
本当に志の輔、侮れない!
「劇場が私にやらせる演目がある。9月の国立劇場のことはまだ何も考えていませんが・・・」いやぁ、しっかりと考えているのだろうと怪しむ俺。
「去年は休憩を入れて、2時間半。今年は2時間45分になってしまいました。本当に長い時間、お付き合い下さいまして、ありがとうございます。」
長時間に渡り、やや疲れたけれど志の輔の人となりが少し分かった一夜だった。
ベンチャーズ風のエレキミュージックに乗って、『志の輔』と名前があちこちに書かれた浴衣を着て、志の輔登場。
アットホームな感じで一部のトークが始まる。
下北沢は志の輔の原点だという。
25年前からロングランシアター(現オフオフシアター)で毎週水曜の夜10時から、芝居がはねた後、落語やトークショーをやっており、14年前から河岸を本多劇場に代えて公演を続けていると云う。
昨年から新たなことに挑戦ということで『牡丹灯篭』を本多劇場で始めた。
昨年は2公演、今年は4公演。
来年は10公演、やりたいと本多劇場のマネージャーに云ったら、何も云わずに下を向いていた・・・
多治見の暑さの話題
「多治見は日本一の暑さでうれしい、山形は抜かれて悔しい・・・」
朝青龍に関連して
「朝青龍があれだけストレスになっているのに選挙でボロ負けした安倍さんがストレス障害にならないのが分からない・・・」
思わず会場から盛大な拍手、俺もヤンヤ、ヤンヤと手を叩く。
水の飲み方について「水だけを飲む時と、塩分の入ったスポーツドリンクを飲む時の違い、ガッテンしていただけましたでしょうか・・・」
トークもなかなか洒落ている。
円朝原作の怪談牡丹灯篭は新三郎に恋わずらいの末、亡くなったお露さんが牡丹灯篭を持ち、下駄をカランコロンと鳴らしながら、新三郎の所へやってくる怪談話だと思っていたが、実際の円朝の原作は9万7千語もある複雑な話しだった。
お露・新三郎の話に二つの話が絡まりあっている。
お露サイドの話:
お露の父親、旗本飯島平左衛門は酒に酔ってしつこく絡んできた武士を一刀の下に切り捨てる。
その武士の息子が平左衛門の可愛がっている部屋住みの孝助であることが分かってくる。
平左衛門の後添えのお国は隣家の次男の源次郎と深い仲になり、平左衛門を謀殺して二人で出奔。
父の仇でもある平左衛門を殺された孝助は主人平左衛門の敵討ちのため、お国と源次郎を探して諸国を旅する。
新三郎サイドの話:
新三郎の身のまわりの世話をしていた伴蔵と女房のお峰は、幽霊となったお露とお米から、新三郎が霊除けに入り口に貼ったお札を取り除くことを100両で請け負う。
お札を伴蔵に剥がされ、その結果、新三郎はお露に取り付かれて命を落としてしまう。
江戸を離れ、100両を元手に田舎で荒物屋を始めた伴蔵とお峰は家業が大繁盛。
金が入れば、浮気するのが男の悲しい性、伴蔵の浮気相手は飲み屋の酌婦になっていたお国。
夫の浮気に腹を立てたお峰は伴蔵に悪態をつき、川岸で伴蔵に刺し殺されてしまう。
艱難辛苦の末、やっと見つけたお国と源次郎を討とうとする孝助。
しかし、お国を逃がしたのが孝助の別れた実の母。
孝助の母親はお国の父親の後妻に入っていた。
いくら、悪党とはいえ、世話になっている男の娘、義理の母親としては・・・
おお、これは単なる怪談話というより、人生の有為転変や円朝テイストの人情話だった。
この長編ストーリーを志の輔はどのように料理したか?
第一部では約20人以上の登場人物の相関図を、パネルを用いて図示しながら『お露サイド』の平左衛門、孝助、お国、源次郎を中心にトークを進める。
パネルはNHKの「ガッテン」チームが作ったようだ。
10分の休憩を挟んで、第二部は黒の紋の入った着物を着て登場し、紫の座布団にどっかと座って噺を始める。
お露と新三郎の切ない逢瀬や、伴蔵とお峰の話、そして孝助、お国、孝助の母親の織り成すクライマックスへとなだれ込む。
お国をキー人物として、『お露サイド』の話と『新三郎サイド』の話がつながる。
志の輔「やっと、つながった。覚えていましたか?」
そして、バックに憂歌団の木村充揮が唄う『胸がいたい』が切々と会場に流れる。
この最後も胸を打つ。
お露と新三郎の悲しいやり取りにホロッときたが、木村の唄にも・・・
本当に志の輔、侮れない!
「劇場が私にやらせる演目がある。9月の国立劇場のことはまだ何も考えていませんが・・・」いやぁ、しっかりと考えているのだろうと怪しむ俺。
「去年は休憩を入れて、2時間半。今年は2時間45分になってしまいました。本当に長い時間、お付き合い下さいまして、ありがとうございます。」
長時間に渡り、やや疲れたけれど志の輔の人となりが少し分かった一夜だった。
[ この記事を通報する ]
- 今日もお芝居ドップリ |
- コメント(0) |
- URL:http://yaplog.jp/henkutsu/archive/921


