ノーバディ・コールズ・ユア・ネイム 

2004年10月08日(金) 18時21分

記号になってしまったかのような

商品だから

そう呼ばれて

いつも違うひとに抱かれて

そんなあの子を僕は癒してあげれたのだろうか

何か救えたのだろうか



螺旋のように一生掴めないから

この鳥籠から早く飛び立つといい

僕の気が変わらないうちに早く

遠くの海へ出るといい



そうして僕の目の前の海と繋がっているから

それだけでいいんだよ

「迎えに行く」なんて言わない

きらいなその言葉は絶対に口にしない

安心して行って



僕は君を求めない





Cage 

2004年10月08日(金) 18時01分

とにかく特別が好きなのは私だけじゃないと思う。

なんでもいいよ。
勉強の順番、恋愛対象にされる人数の多さ、抜き出た能力。


でもそれって殆ど全て買えたから世の中ってすごいなぁって。



だけど、

ひとつだけ手に入れられなかったのは



「人を忘れるちから」





劫火 一 

2004年10月08日(金) 17時56分

絶え間ない雨が私の肩や、すべてすべて凋落していくから

それさえ握りつぶす強さが欲しくて 君のような強さを求めた

過去を、殺す力や未来を遮る力


必要なのは君と今だけでいい



くだらない持論より私達に金を出せよ

そうして愛をあげるから



最期の灯 

2004年10月08日(金) 17時26分

遠くの陽が揺れている。

ずっと向こう側で輝いて、この先の未来を照らすかのようにゆらゆら光って見せて。



無機質な愛を重ねてあげてわたしはこれからどこへ行けるのだろう。
依存してしまう弱さを背負う自信もない。
ひとは怖くてどうしても進入しようとするから根から拒絶しなければならなかった。

されたことをするのは簡単でも、私の奥底の意に反しているのだから大変だった。



ねえ、ずっとひとりで生きていくつもりだったの



投げる言葉をどうやって君に届けられるって言うんだろう。どうやって。
声を絞ってもここから君への場所へは遠い。

いつかを待てるほど私は大人ではなく、だったらこうして便利な世の中を利用してやろうと思う。



「私は、貴方を私がこうして稼いできたお金で繋いでおけると思ってた」

「貴方はペットなんかじゃないのに」


「餌を待つ、そんな生き物じゃないのに」



静かにそう言って遠くでまたあの光が揺れる。

私達はどこから間違った? 私達が自分を許せないで、誰が認めてくれるの?

こうやって同じ過ちばかりでいつまでも人間になれないね。




飼い慣らすより飼われることを選んでいたのはいつだって私の方で、求めてもらえればその分甘えて見せたし。
やけに器用に順応できる自分を呪った。
私がもし、もう少しだけ罪悪感や未来のことを考えられる人間だったら。
寂しさを埋めるのはいつだって札束で、私達はそれで愛でさえ買っていた。
簡単だった。あればあるだけ良かった。

安い子宮を男達は求めた。






半端な生き方を無駄に過ごして、

私はこんな素晴らしい人たちに囲まれて、


もうこれ以上何を望めと言うの?





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