楽園喫茶 一日目 

April 26 [Wed], 2006, 8:50

『 からん… ころん… 』

窓から日が差し込む、穏やかな午後だ。
扉に備えてあるベルが音を立てる。
お客様がいらっしゃった。

「やぁ、飛翔さん。」
「これはこれは、“時計塔の番人”様。」

この店の窓からも見える、大きな大きな時計塔。
そこの番人をしている彼は、よく、ここへ来る。
俗に言う、常連様。

「飛翔さんの珈琲が飲みたくてね、また来てしまいました。」
「そうですか、有難う御座います。ようこそ、楽園喫茶へ。」

彼はにこりと笑った。
私もにこりと笑った。

私は、彼を席へと案内する。
いつも座る場所は、私が珈琲を淹れる正面のカウンター席。
彼は、珈琲が出来上がる様を見ているのが酷く好きだという。

「さて、何に致しましょう?」
「いつもの珈琲を一つ、お願いしますよ。」
「かしこまりました。」

私は珈琲豆へと目を移す。
彼が好きなのは、これと、これのブレンドだ。
それに加えて、後ろの棚にある数十個とあろう小瓶から一つを選ぶ。
淡い、紅色の小瓶には、この店オリジナルの隠し味が入っている。

「あぁ、それと。」
「はい、何でしょう?」
「甘いケーキが食べたいです。」
「ケーキ、ですか?」

突拍子なことをいうお客様だ。

「駄目ですか?」
「いいえ、構いませんよ。ただ今お作り致します。」

珈琲豆を挽いて、粉状にして、それをドリップする。
ぽたり、ぽたり、と一滴ずつ珈琲が染み出して、ポットに溜まっていく。
さて、ケーキを作らなければ。

午後からのお客様のために、スポンジは焼いておいた。
冷めてきているはずだから、クリームを塗ればいいだけだ。
手間はあまりかからない。
お客様を待たせずに済む。

「どんなケーキが出てくるか、楽しみですよ。」
「ふふ、あまり期待はしないで下さい。私はプレッシャーに弱いんです。」
「楽しみです。」
「まったく、あなたという人は…」

苦痛から逃れるためのコーヒーはいかが? ここは『楽園喫茶。』 

April 19 [Wed], 2006, 18:36
皆さん、こんにちは、こんばんわ。若しくはおはようございます。
本日よりこのブログ、『楽園喫茶』を営むことになりました
飛翔 咲羽 (ひしょう さわ)と申します。
以後、お見知りおきを。

それでは、ここ、『楽園喫茶』の説明をさせていただきます。
『楽園喫茶』は、飛翔が別HNで開いてるブログの別館?になります。
本来の日記などはこちらには書きません。
こちらのブログでは、物語を書いていこうと思っています。
単なる物語は無く、私、飛翔が喫茶店を営んでいる風景を描いていこうと思うのです。
オリジナルの創作小説と思ってくだされば結構です。
登場人物は全てフィクションです。
オリジナルキャラのみならず、気が向けば版権キャラも出てくると思います。
もし、キャラへの質問、リクエストが御座いましたら
拍手、またはメールフォームよりお願いいたします。

(※ 飛翔と名乗っていますが、飛翔もオリジナルキャラと考えてください。あくまで、登場人物なのです。)

別館の『楽園喫茶』と、本館の『運命的エゴイズム』はリンクにて繋がっております。
興味を持たれた方は、そちらからどうぞ。


それでは、飛翔の簡単はプロフィールなどを。

名前: 飛翔 咲羽 (ひしょう さわ)
年齢: 26歳
職業: 楽園喫茶のマスター
趣味: 読書・音楽鑑賞・空を眺めること・コーヒーを入れること
好きなもの: コーヒー・紅茶・甘い物・
嫌いなもの: 辛いもの・味の濃いもの・ゲテモノ料理

だいたい、こんなところです。
それでは今日はこのへんで。
ご来店、誠にありがとう御座いました。またのお越しをお待ちしております。

『 楽 園 喫 茶 』 ...Close...
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