* 

August 17 [Sat], 2013, 1:15
夏に眩む蜃気楼
窓から見える雲の動きを目で追いながら
僕は部屋で寝そべっていた

青い空を切り取ったような景色に
僕は自分の腕をかざした
まぶしすぎて
見つめることが難しかったから



古ぼけた畳の匂い
先々週の雑誌
溶けた氷が浮かぶ
君が入れたお茶

風鈴が
ちりんと、なって




「君がいない
 君がいない」







抱えた腕の隙間から
涙が流れて落ちた

君がいなくても
こんなに容易く夏は来るのか



流れて流れて止まらない
ぬるい液体で染みが広がって

折角の畳なのにねって
跡が残っちゃうねって

言ってくれる君はもういなくて

* 

August 04 [Sun], 2013, 0:31

足元を濡らした夜に
ふと鼻をよぎる鉄分の香り
君が泣いて暮らした日々に
それはひどく濃く充満していたのを
こんな冷たい時に思い出していた


過去にはどれだけ走っても
戻れない追いつけない
僕は未来には行きたくない
君をどろどろの中に置いたまま
僕だけ大きくなっていく

その事実がなんだかとても無機質で


僕は声も変わって
背丈はひまわりの花を越えて
手と足がやたらごつくなった
君はどうだった?
君が僕と同じように時を過ごしたら
どんなふうに変わっていたのだろう




香りは記憶に刻みつけられる
それでも完全に思い出されないまま
海を漂うように曖昧なまま
僕は過去の記憶の中で泳ぐ
溺れることもできないまま
息と水を交互に吸い込みながら
思い出せない君を追い求める


懐かしい匂い、

こんな匂いがして、
君はいなくなった、

* 

June 22 [Sat], 2013, 22:52

また置いてけぼりか、
吸いかけの煙草落として
強くつま先で踏みにじった


久しぶりに空を見上げたんだ
いつもうつむいてばかりの僕は
青い空と白い雲なんて何年かぶりで
なぜかひどく負けた気分になった
いつも負け犬なはずなのに
更に熱い烙印を押されたようで


元々生きる資格なんてなかったくせに
生きようとしてしまった罰なのか
貶され続けてそれでも僕は
地面を見つめながら歩いていた





眩暈がする
久しぶりに空を見上げたから
もう辞めたほうがいいのかもしれない
夢を叶える気もないくせに
持ち続けたプライドを

乱暴に投げ出すように
僕は歩みを止めた


* 

May 31 [Fri], 2013, 22:50

幸せを上手く感じることが出来ない
不感症な貴女は一体どこへ向かっているの
私は声をかけることが出来ない
それはとても簡単なことなのに



僕が貴女に注いでいたものは
愛だったの?
少なくとも僕はそう捉えていたけれど
貴女の心の器は常に空っぽだった
注ぎ足しても注ぎ足しても溢れることはないその空洞に
僕は躊躇なくそれを埋める




空洞に熱いものを挿れられて
貴女は少し震えた

それでも貴女は表情を崩さないまま
ゆるやかな歩みを止めない



僕はもう足を動かせない
貴女についていけない

見えなくなる背中に
声すらかけられないまま

 

May 24 [Fri], 2013, 22:48
お久しぶりです。一夜です。
えー・・・っと、なんか、日記のたびに、最初に「お久しぶりです」をつけそうですね?
笑えませんね。頑張ります。


もうすぐ6月ですね。
だというのに、まだ朝と晩は少し冷えますね・・・。
昼間がすごい暑くて、体調を崩しやすい人は大変ではないでしょうか。
・・・すいません、ボキャブラリというか、会話のネタに乏しいもので・・。
天気とかの話でも、なかなか長く続きません。


どうやって日記を書いていましたっけ?(笑)
久しぶりすぎて、何よりこれが三回目の日記なので、まだまだペースがつかめません。



近況といえば。。。
爪を噛む癖を治そうとして、失敗したり。
髪の毛先のダメージがひどくて、美容師さんに叱られたり。
コスメ熱が冷めなかったり。
シャネルデビューしたんですよ・・いいですねシャネル・・・大人なイメージですがついに踏み込んでしまいましたよ。
買い物は癒されます。
コスメオタクですからね(笑)



なかなか暇がなくて、ちゃんとした衣替えができておらず・・。
昼暑いのに長袖のままだったり(日焼け防止だ、と言い聞かせる)サンダル履きたくて素足のまま玄関へ行くのに、靴箱を見たらブーツしかなかったり。
まあ、まだあせって衣替えしなくてもいいですよね。寒い時間だってあるし。(ブーツは履かないですよね・・・)





あとは・・・。えーっと・・・。
すみません。日記を書く力をつけてきます(笑)
一夜でした。

* 

May 23 [Thu], 2013, 23:03

貴方の白い指に
黒い爪が光っている
骨の目立つその手が私の顎を撫で
何も無いまま時間が過ぎる


他の人と居る時は笑っているだけなのに
私と居る時だけ
そんなに苦しそうなのは何故?



遠くを見て
このまま朽ちるのかなって
呟くのは何故?
私と居る時だけ
貴方は灰色のよう





私と居るのが苦しいの?
苦しいのが貴方の本当の姿なの?


私も真似をして
黒いペディキュアをした
貴方の手は
私の足を撫でて
また苦しそうに息を吐いた


貴方の真似をしてみたの
貴方の苦しさの訳を知りたかったの

* 

May 12 [Sun], 2013, 1:28

誰にも触れたくない触れあいたくないと
固めて積み上げた壁はいつしか
こぶしをぶつけても体当たりしても崩れないほどに強くなり
僕が他人を遠ざけていたつもりが
他人が壁の向こうにいる僕を遠ざけていった
こんな壁の向こうに
人なんているわけがないと



喉が干からび腹が減った
そして猛烈な孤独が僕を襲った
助けてください死にたくない
大声で叫んだって届きやしない
大きな壁はびくともしない
蹴飛ばしても叩いてもびくともしない



熱い
意識が遠のく
壁を立てるために使った道具を
壁に突き立てる







銀の刃が
固い壁にはじかれ
僕の首に
やわらかい皮膚に
簡単に突き刺さる







「助けてください
痛い」

空気が漏れる声なんて
高い高い壁の向こう
届くはずもない

* 

May 11 [Sat], 2013, 1:28

少年は走っていた
何かに追われているのでも無く
何かを探しているのでも無く
息を切らせて少年は走っていた


距離を重ねるごとに手は冷えていき
つま先の感覚は消えていく
それでも少年は走ることを止めなかった
大きく見開いた目は時に何かを探すように動き
少年の疾走により拍車をかけた



草むらを駆け抜け
枯れ木を踏み越え
足は切り裂け
血の靴を履いた少年は
地球の反対側まで走り終えた後
ようやく足を止めた






少年の両目から涙がとめどなく零れ
紫色に変わった両手で顔を覆った
涸れた声で大きく吠え
少年は確かに天に叫んだ


ここまで走ってきたのに
僕の居場所は無かったじゃないか

* 

May 06 [Mon], 2013, 22:01

汚いものに触れるのが嫌で
自分が汚くなるのが嫌で
何時しか何も触る事が出来なく為りました
休む暇も無く洗う手は水分を失い罅割れ
皺の合間から血が滲む

そんなに為っても
何も触る事が出来ません
汚れるのが嫌なのです
汚れているのか確かめるのが
嫌なのです
だったら何も触らず
ただ只管に手を洗い続ければ其れで良い





何時からか分からない干からびた唇で
貴女の名を呼ぶ
多分もうすぐきっと
貴女の名すら汚してしまいそうで呼べなくなってしまうから
掠れた声で貴女を呼ぶ
貴女には聞こえていないのだろう
其れで良い
其の方が良い








嗚呼
こんな事に為る前に
綺麗だと思えた手で
貴女に触れておけば良かった

* 

April 03 [Wed], 2013, 23:32

なんだよ
どうせ憎むなら置いていってくれたらよかったのに
つけられた古傷が痛む



貴女は僕を好きだと言って
僕に愛してると言って
その華奢でしなやかな手を僕の手に重ねた
それだけで僕は簡単に運命を信じたのに
貴女はそれすら鼻で笑った
僕の心を踏みにじって
僕の身体を壊していった




貴女は悪い人だ
貴女を忘れられない僕は駄目な男だ
これだけ血と涙を流して
ごみくずのように扱われ軽く捨てられた後も
貴女の笑顔がほら
こんなにも目の裏に焼き付いて
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作家目指してます。
主人公たちの現実を、ありのままに、書いていきます。
そのありのままの中に、ほんの少しだけの、彼らの気持ちを。
心からの叫びに、耳を傾けてあげてください。


日記も書きます。
短編と詩をこのブログに載せていこうと思っています。
長編の掲載は検討中です。
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