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デザインマイアミ/バーゼル2010詳細レポート / 2010年08月04日(水)
 2010年で5年目を迎え、ビジネス面でも大きな成功を収めたデザインマイアミ/バーゼル。スイスのバーゼルで6月15日〜19日に開催され、会期中の入場者は1万6000人を超えた。

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 高価なリミテッドエディションやヴィンテージの家具を扱うギャラリー約30軒が各国から集まるこのフェアは、未知のデザインであふれている。さらにデザインとアート、建築、ファッション、テクノロジーなどのさまざまなカルチャーがミックスする、きわめて貴重な場となっている。

 ロンドンのDavid Gill Galleriesは、1987年の設立以来、リミテッドエディション家具のシーンを牽引してきた有力ギャラリー。今年は、Galerie Kreoなどとともに、数年ぶりにデザインマイアミ/バーゼルに復帰した。エットレ・ソットサスやザハ・ハディドらの作品が並ぶ。

 ジュネーヴのMitterrand+Cramer/Designは、オランダ人のマーティン・バースによる樹脂製の新作家具「Grey Derivations」を展示。工業的なマテリアルと、人間の手ならではの有機的なフォルムを組み合わせている。左手前に見えるのは、クラウディオ・コルッチによる石製プランター「miniland」。

 Grey Derivationsのディテール。
 →http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/04/news006.html

 ファッションデザイナー、リック・オウエンスの家具を発表してきたパリのJousse Entreprise。今年は彼の新作ソファが大きな存在感を放った。石、ブロンズ、ウッドなどの異素材のバランスと独特のプロポーションが印象的。

 Jousse Entrepriseは、もともとジャン・プルーヴェなど往年のフランスの家具デザイナーを中心に扱うギャラリー。プルーヴェやセルジュ・ムイユのヴィンテージの品揃えも質が高い。

 ケルンのgabrielle ammann // galleryは、Nucleoによる透光性のあるテーブルが目を引いた。このギャラリーでは、フセイン・チャラヤンも以前からアート作品を発表している。

 エスタブリッシュド&サンズやポール・スミスともコラボレーションしているアーティスト、リチャード・ウッズの作品でブースを統一したPerry Rubenstein Gallery。
 →http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/04/news006_2.html

 ストックホルムのヴィンテージショップ、Jacksons。タピオ・ヴィルカラの大型のプライウッド製スカルプチャーや、世界に5点しかないポール・ヘニングセンのスパイラルランプなど、稀少価値の高い北欧デザインを扱っている。

 Johnson Trading Galleryは、イギリスのMax Lambや韓国のKwangho Leeら3人の新鋭デザイナーの作品を展示。Kwangho Leeは、21_21 DESIGN SIGHTのポスト・フォッシル展にも参加したホープ。

 アメリカのヴィンテージデザインを発掘し続けるR 20th Centuryもデザインマイアミの常連。ウェンデル・キャッスルのカラフルな照明オブジェは1960年代のデザインだが、このギャラリーが蘇らせた。

 コペンハーゲンのヴィンテージ家具店だが、現在はパリとチューリヒにもギャラリーを開いているDansk Mobelkunst。タピオ・ヴィルカラやフィン・ユールのほか、ハンス・J・ウェグナーのThree-legged shell chairの幻のオリジナルも販売された。

 Thomas Libertinyによる、ミツバチを使った立体作品。以前、彼は同じ製法によるフラワーベースも発表していた。ロンドンのCarpenters Workshop Galleryより。
 →http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/04/news006_3.html

 Carpenters Workshop Galleryから発表された、Vincent Dubourgの壁付けの棚。スチール製。
 →http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/04/news006_4.html

 1930〜1940年代をピークにアメリカで高い人気を誇った家具デザイナー、T. H. ロブスジョン=ギビングスのローテーブル。自然のフォルムを消化して生まれたフォルムは、現代のデザインに通じるものがある。Galerie Eric Philippeより。
 →http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/04/news006_4.html

 パリのアンティークギャラリー、Didier Aaronは1923年創業。コレクターだけでなく国内外のミュージアムにも家具を提供してきた。デザインマイアミ/バーゼルでは、その後の時代の家具の原型としての要素を持つアンティーク家具を取り揃えた。

 オランダのフースデンにあるPriveekollektieは、現代アートとデザインを扱うギャラリー。アリック・レヴィのRockシリーズの棚が目立っていた。デスクはCarolina Wilckeの作品で、彼女はオランダのアイントホーフェン・デザインアカデミーの卒業生。
 →http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/04/news006_4.html

 デザインマイアミ/バーゼルは例年、注目すべき若手デザイナーを「デザイナーズ・オブ・ザ・フューチャー」として4組選び、会場内でインスタレーションを発表している。Zigelbaum + Coelhoの「Six-Forty by Four-Eighty」は、壁面の発光するピースを自由に動かせて、タッチするだけで色を変えることができる。

 さまざまなデザイン関係者が登場するデザインマイアミ/バーゼルのトークショー。今年は、建築家のザハ・ハディドや、IDEOの創業者でクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館のディレクターに就任したビル・モグリッジらが参加した。

 会場内のカフェやレストランの家具は、すべてヴィトラが協力。有名なデザインミュージアムやヴィトラハウスがあるヴィトラ・キャンパスは、バーゼルの近郊にある。

 ベルリンのブックストア、Do you read me?! がデザインマイアミに初出展。デザインや建築をはじめ、多様なカルチャーにまつわる雑誌や書籍を幅広く扱っており、フェアの趣旨とリンクする部分が大きい。

 デザインマイアミ/バーゼルで各ギャラリーが販売するものの多くは、機能、表現、価格などあらゆる点で、通常の量産品のような制約がない。だからデザインとアートシーンとの接近を象徴する場として、デザインマイアミを捉えることも可能だ。実際、パリのギャラリーPatrick Seguinが会期中に140万ユーロを売り上げたように、ここでは家具がアート作品のように流通している。

 5年前に比べると、デザインマイアミのスタイルは確立され、市場も大きくなった。また並行して、新たなデザイナーの発掘、アンティーク家具を扱うギャラリーの参加、ファッションやハイテクノロジーなどとの融合など、未知の領域を開拓する姿勢も明確にしている。デザインを軸とした数々の自由な試みの中に、新しい価値観を作り出す鍵が潜んでいるように思える。【土田貴宏,エキサイトイズム】

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【8月4日12時27分配信 Business Media 誠
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100804-00000023-zdn_mkt-bus_all
 
   
Posted at 15:30/ この記事のURL
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