black and fair 5        by KUMA 

January 04 [Wed], 2006, 13:02
「あんまり、付け入らせんでください」

その言葉はロイの宿願とも言えるべきものだった。
困ったように笑うハボック。ここは「え?」と首を傾げたら顔を寄せられ、目を閉じるべき場面。
きた! きたきたキタ――!!(ロイ・マスタング氏は立派な毒身であります)
↑の文だけ文責はカツミさんにあり
先ほどの告白のシーンのあとのハボックの暴言と自分の失神も忘れたロイは、頬を赤くして首をかしげた。(もちろん、唇を半開きにすることも忘れない)
しかしそのとき、ハボックとのお付き合いを邪魔するその男が現われた。

「俺、あんたのそういうところだいっきらい。もの欲しそうで中年って感じするよね。受身でさ」

そして再び、あまりの衝撃に遠くなる意識の中で確信した。
こいつはハボックじゃない敵だ。この恋の障害だ。

「お、お前なんかブラハ(ブラックハボックの略)だ!」

「けっ、なに言ってるの。また倒れたらあいつに看病してもらえるとでもおもってるわけ。ばっかじゃない?」

「わ、私はお前なんかに負けんぞ! 負けずにハボックとキスするんだからな!」

そして乙女のように失神するロイ。次はもう少し持ち堪えてもらいたいものである。

「ベットのそばだから持ち運ぶ手間かからなくて済んだな」

ハボック(ロイのいうところの、ブラハ)は水浸しになった布団の水をタオルに吸水させてから、失神したロイを再びベットに寝かせると、部屋の電気を消して自分もその横に入る。そしてまるくて白いロイの頬に触れた。はじめてだった。
ロイは自分を敵みたいに言ったが、それは違う。
自分もまた、ジャン・ハボックだ。自分と彼は表裏一体。彼を愛するものを、自分もまた愛している。
ベッドサイドのスタンドの光がロイの顔を映している。こうしておとなしくしていると、顔だけは悪くない。
そっと顔を寄せると、唇を重ねる。

「ま、てつけってとこで。いたずらは今度な」

皮肉なことに、ロイの宿願は彼と彼の恋する人格の知らぬところで叶っていたのだった。
そして次の日、ブレダはマスタング怪視線に悩まされることになる。


別にブレダを書きたくなかったわけじゃないの。黒ハボが書きたかったの。
ふたりとも気合はいってるので、私も今回がんばってみました。
あ、後は頼んだしおりん…

black and fair 4 (遅くなりましたカツミアオイです) 

December 30 [Fri], 2005, 2:51
 クイズ、100人のロイに聞きました!
 ハボックに言って欲しいセリフ、ベスト3!

1位!『俺を選べよ……』
2位!『――アンタが欲しい』
3位!『しあわせっす☆』

 先ほどのは実質『2』と判断してよいだろう。
 何故なら、ハボックには付け入りたいという意思があると表明した。つまり、このままロイが、付け入らせる態度をとれば、つけいってくれるのだ!
 軍人たるもの好機を逃すのは、大失態である。士官学校時代にヒューズと読んだ東洋の兵法書にもこうあったではないか。

『兵は詭道なり』
――戦は心理的駆け引きでもって、己を優勢にするべきである。

 その通り。
 介抱のためハボックが緩めたらしいボトムスを器用にずりさげて、且つ、脚を微妙に床に投げ出した。(角度は45度が理想)
 唇は3ミリほど開け、軽く唾液で湿らせ、必殺技はうるんだ上目遣い!
 何を隠そう、これで何十人もの男どもをオトしてきたのだ。
 なお、その後は軍人らしい方法でオトしているので、純粋な目的で使うのは、ハボックがはじめ……自然に赤くなる自分が、ちょっと可愛いこの頃☆

 氷のような青い目が、合った瞬間――







「どしたんすか? その頬」
「ハボ……いや、何でもない」
 きょとんとする親友が、世話焼きらしく上司を心配しているのはいつもの通りだったが、そこに流れた微妙な空気。
 気づいてしまったブレダ少尉は、鋭い自分がほとほと嫌になった。

 ちらりと上司を見る。
 少しばかり泣きそうだ。確か、この人は天才国家錬金術師で大総統を目指している三十代の国軍大佐である。
 ブレダの読みが正しければ、この上司は昼食時、まずい食堂のAセットを奢るからと、無理に相談を持ちかけるだろう。
 ものすごく逃げたい。

 ちらりともう一人の上司を見る。
 少しばかりブレダを撃ちそうだ。確か、この人は士官学校歴代最高の射撃記録を持っている。
 ブレダの読みが正しければ、昼食時の相談を受けなければ、確実にブレダを射殺するだろう。
 絶対逃げられない。

 大きな腹の底から、彼はため息をついた。

インチ3.5 [3回目/トノオ] 

December 26 [Mon], 2005, 3:32
嘘みたいに、穏やかな日。こんな天気なら、今日はきっと洗濯日和だろう。
膨大な書類を前に、現実逃避気味な事を考える。
大佐が逃げ出した訳でもないのに、俺とブレダの机には、書類が山脈を築いていた。
勿論、他の奴らの机にも、書類が山と積まれている。
唯一部屋の中で綺麗なのは、整頓された中尉の机。
大佐も、中尉も。准将の葬式に向かったから。

おあず。[トノオ] 

December 17 [Sat], 2005, 0:38
→めも179
うっかり今189と打ってしまったよ・・・そんな未来見たくて仕方ないぜ!!(ぐっ)

しゃらんらー。ハボロイだからこそなせるネタだね。ヒュッハボだったら差し出す前からコークスクリューとかだよね。
リザ様はあれだ、もう大佐が仕事してくれればなんでもいいんだな。なんでも。(強調)
その為だったらはぼくちゃんのひとりやふたり(ふたりもいたらあたい一人欲しい/危)の犠牲なんてなんてことないんだね。

バトンはあれだ、消えるまでに間に合ったら答えるよ。これ書いてすぐ書くかもしれないし書かないかも。予定は未定だぜ!

→めも180
アルが、アルがかわいいよハアハア・・・!(ごめそ通報しないで!)
1コマ目も3コマ目も愛しいです。きゅんきゅん。
因みにロイちゃんの囚人服、最初は全身包帯なのかと。(真顔)

ちなみにもしもバトンの13項目、ありえるよ ね(笑顔)
ヒュハボロイハボ本についてはカット無し100pくらいの勢いでお願いします。(他人をけしかけることだけはかかさないあたい/おまry)


書くの間に合わずにまりもが更新しちゃったらそれはそれでまあいいかとか思ってたあたい。(鬼)
リレー小説止めててごめ・・・orz
なんだったらあたい抜いてくれてもいいからな!(きらっ)(けしかけといて貴様)

そして2000文字以内にしろやエラーだぞとか言われてる間にログイン時間切れ(多分)で書いてたものがばっさり消えたよ。追記に分けたらいけるかとコピーしてた分だけはっつけておく。おあず。

ここがあるとまりもんちにヒトコトおくらないで済むね(笑)[アカリ] 

December 11 [Sun], 2005, 16:48
>178
・受けろい=大福はまりいつのオフィシャルだな!
・もしかしたら攻めろいも大福でオフィシャル?
・アルフォンスはあはあ!かわいこちゃんもえーvv
・ちょうクールビズ…!!!!!
・アカリさんロイハロイハうるせぇけど実はハボロイもすきなんだよ(再確認)

>179
・りざさま最高!まじ最高!
・あいはぼろいだね!
・三コマめの自分で自分のことを「りざ」って言ってるりざさま…!!!!
・なんだろうこのもえは、これが恋なのかな
・しまったうっかりひとつのマフラー巻いてるハボロイよりりざさまに注目だ
・仕方ないよねアカリさん中尉がだいすきなんだよ(主張)

>ばとんとん
・まりもがイベント主催したら、まりいつメンバーはこぞって参加しそうだな
・あたいとかトノオとかのあたりは偽名で参加してまりもをどっきりさせそうだな
・でも書類の本名でばれるんだな
・見たけど答えられないことが多すぎるので見なかったことにしようかな(感想まで書いておいて!)

black and fair 3 /by梓乃 

December 09 [Fri], 2005, 8:22
ハボック、と言おうとしたが、口がカラカラに渇いていて言葉が喉に張り付く。
掠れた声でああ、とかうう、という音しか出なかった。
「ああ、ハイハイ。水っすね」
ハボックは目だけで笑ってテーブルに置かれた水差しに手をやり、グラスを差し出した。
照れくささも手伝って、ロイはグラスの中身を一気に喉に流し込む。
見たことの無い小さな部屋だが、妙に見知った気配がある。たぶんここはハボックの…部屋、だ。件のバーからはロイの官舎まで少々距離があるため、ハボックが運んでくれたのだろう。
そこでロイの脳内に軽くスイッチが入った。

いいもん、カツミアオイにはラカンパがあるもん(めも感想) 

December 09 [Fri], 2005, 0:55
>178
 くまさんのよーに普通に、かわいいはぼくちゃんとあるぽんとろいに反応すればいいんですが、一番どっきーんとしたのは「超クールビズ」です。
 普通のクールビズが袖が短くて二の腕出ているやつなら、『超!』は……いやん☆
 でもきっと、あの三十路は、そいうことも妄想して、超くーるびずはぼくちゃんはぁはぁってやってると思うの。手に取るようにわかるってこんな感じ?

>179
 さささささささんコマ目のりざちゃんかばいい!かわいいぃYO!
 そして、ハボック少尉へのプレゼントは、『これさえ大佐に装着すれば、真面目に仕事して残業も減らせる☆高性能万能拘束具』という名の、毛糸をよったのでつながっているペアミトンだといいなと思います。
 こんな感じの→http://image.www.rakuten.co.jp/motherways/img10412164974.jpeg


 イメージバトンは私も日記に書きます。

めもかんそう(バトン回答含む) KUMA 

December 08 [Thu], 2005, 6:59
今日も朝投稿です。

178
四コマ目の手間と時間がかかってそうなアルより、その上の大福みたいなロイの泣き顔が可愛くみえる自分は(まりいつでは)少数派のロイずきだって再確認しました。
でも久しぶりにまりもさんのアルが見れてうれしい。
相変らず、ハボと並んでかわいこちゃんですね…。

179
最初と最後のコマの中尉の笑顔が輝いていて怖いです(笑)
これで仕事しなかったら射殺されちゃうよ、ロイっ。 
そしてもうそろそろクリスマスなんだなぁと思いました。
ハボとマフラーできる(しかもリザの監視つきだから外される心配もない)ロイがちょこっとうらやましいです…。

179のめもを拝見して、軍部みたいに、みんなでわいわい騒ぐクリスマスは憧れだとおもいました(女の子同士だけで、とかやったことないんですよね・ため息)。そしてイメージバトンここでやろうかと思いましたが、真面目に答えたくなったの自分ちでやります。あと、トップの独り言でまりもさんの見た夢に驚きました。でも人を殺す夢は先行きいいそうですよ。夢の中では死んでる人も自分(古い自分)だって解釈になるから、新しい自分になるときに見るんだってさ。よかったね、総帥。

インチ3.5 [2回目/アカリ] 

December 06 [Tue], 2005, 23:44
 トクベツってのは困るんだ、この場合はさ。
 だけど、あの髭面のおっさんは、たぶん、俺のことを酷く気に入っていた。
 それか、もしくは、酷く嫌っていた?
 どちらなのかはわからないし(だって嘘っぽいんだもの、言葉と行動が一致しているようなしてないような)、わかりたくもないけれど、兎に角、俺にとっちゃ悪い意味で勝手にトクベツにされていた。
 どうしてなのかってぇと、そうだ、理由は知っている。
 なぜなら、簡単だ。本人に聞いたから、直接。
 忘れかけてたけど、あぁ、俺は確かに聞いた。
“おまえがいちばんすき、いちばんかわいい”
 くだらねえ。
“いちばん”
 誰が。
 たいさの親友(親友って言葉、嘘臭くて大好きだ)の、俺らの中では美人の奥さんと可愛い娘の自慢話で有名な、あの、おっさんが。
“すき、いちばんかわいい、いちばん”
 誰を。
 奥さんでも娘でもなく、俺を。
 嘘だけど。
 知ってるさ。

black and fair 2 by KUMA(名前書くの忘れてた…) 

December 06 [Tue], 2005, 4:53
(早起きしてやってきたらはじまってたので、つづき書いておきます。これはいったいどういう話なんだろう…)



薄れゆく意識の中で、たくさんの嘆きと疑問が渦のようにロイを襲う。

Gって、つまりあれのことなのか。
手足に比べて頭と胴体が太すぎるとでもいいたいのか。
それともホークアイに内緒のおかし袋をサボりスポットのいくつかに隠していることを知られているのか。
あるいは、餌付け酒付けして「あわよくば…」と構えていた姿勢について言ってるのか…。
いや、単純に外見に関する悪口なのかもしれない。
だとしたら、髪の黒いところが問題なのか。でもだったら、ヒューズだって大総統だって「G」ってことになるじゃないか。
そもそも、あのかわいらしく頬を染めてお前は何を言おうとしていたのか…。
そして、そんなにも私の顔はお前の好みからかけ離れているのか<キモい。

あんなこと言うなんて、お前は私のことが嫌いなのか?


目がさめると、いつものように唇の端に煙草をくわえた部下がこちらを見下ろしている。


「大丈夫ですかい、大佐」


その青い目はいつもどおり。そして気使しげにこちらを伺う気配もまた、いつものハボックのものだった。



(マスタングが嬉しそうな顔をすると、白と黒のスイッチが入れ替わるって設定はどうでしょうか? だから恋人同士になっても思わずデレデレしちゃったら、黒ハボがロイを罵るので、ロイは何も知らない白ハボに「俺のこと本当に好きなんですか?」とかさみしげに言われちゃうの…)