ローヤルゼリー

September 20 [Sun], 2009, 21:27
はるか昔、紀元前4世紀に哲学者アリストテレスが、その著書「動物誌」にも記したという「ローヤルゼリー」。

当時からその豊かな栄養は、神秘な魅力で世界の注目を浴びていました。

ところでこの、はちみつとは色も味覚も異なるクリーム色の液体はいったいなんなのでしょうか? アリストテレスは、この液体に浮かぶミツバチの幼虫が女王蜂へと成長することから、この液体、「ローヤルゼリー」そのものから女王蜂が生み出されると理解していたようです。

もちろん、実際にはそのようなことはありません。

女王蜂が生涯にわたって食する唯一の食物、それがローヤルゼリーです。

「王乳」と呼ばれるのもそのためです。

同じ有精卵から生まれたミツバチも、孵化した当初は・・・3日間だけですが・・・ローヤルゼリーを与えてもらえます。

しかしその後も続けてこの魔法の食物を口にすることができるのは、将来女王となる「女王蜂の幼虫」だけです。

そのほかの幼虫たちは、将来働き蜂となるべく、花粉とはちみつが混じったえさで大きくなるのです。

将来、女王として君臨することになる「姫君」は、王台と呼ばれる部屋でローヤルゼリーだけをおなかいっぱい食べてすくすくと成長し・・・働き蜂たちとはまったく別の生涯を送ることになります。

身体の大きさは、働き蜂の約2?3倍に成長します。

寿命も3?4年と、働き蜂の30?40倍の長寿を全うするのです(働き蜂の寿命はせいぜい1ヶ月程度といわれています)。

花蜜

September 20 [Sun], 2009, 21:27
はちみつは、ミツバチがさまざまな花から採集してきたみつです。

これは「花蜜」、あるいは「ネクター」と呼ばれます。

花蜜は、草花から採集したものと、樹木の花から採集したものがあります。

レンゲやタンポポ、菜の花、クローバーなどのはちみつは、春の草花から採られたはちみつです。

一方、柿やアカシア、ミカン、クリ、ノバラなどのはちみつは、春に花を咲かせる樹木の花から採ったはちみつです。

これら、春のはちみつは、透明度が高く、クセのない、ソフトな舌触りが人気のはちみつです(栗の花のはちみつは、少々クセがありますが、それがお好きな方も多いようです)。

ミカンの花のはちみつは、淡い黄色が美しく、いかにも清楚な春のやさしい口当たりです。

甘酸っぱい柑橘系の香りがさわやかでファンが多いはちみつです。

一方、夏には夏のはちみつがあります。

たとえば、そばやアザミ、ひまわりといった夏の草花からとったはちみつがあります。

また、夏の樹木の花には、トチやハゼ、ぼだいじゅ、カラスザンショウなどがあり、これらの花から採ったはちみつが、春とはまた違った個性で楽しませてくれます。

夏の草花、樹木の花に由来するはちみつの特長は、やや色が濃い目で味や香りも個性的なものが多いということでしょうか?たとえば、そばのはちみつは、黒褐色で、一見したところ黒砂糖のようです。

カリウムや鉄分などのミネラルが豊富なはちみつは、栄養的にも優等生です。

個性的で、コクのある味わいは、お菓子作りやお肉料理の味つけに大活躍です。

中国のはちみつ

September 20 [Sun], 2009, 21:26
日本は中国からさまざまな食品を輸入していますが、はちみつもそのひとつです。

中国の雲南省は、春の訪れが早く、2月のはじめ、日本ではまだ梅のつぼみがようやくほころびかけたかと思う頃から、菜の花がいっせいに咲き始めます。

地平線まで黄色の花でうめつくすほどの満開の菜の花畑からは、菜の花から採集した良質のはちみつが生まれます。

中国のはちみつは、菜の花だけではありません。

中国の河南省には広大なレンゲ畑が広がり、ここでは日本でも人気の高い、レンゲの花から採集したはちみつが生まれています。

日本の企業が、この地の養蜂場で技術指導を行い、良質のはちみつを生み出しています。

中国生まれのデザート、杏仁豆腐(あんにんとうふ)は、今では日本でもおなじみの中華料理のデザートです。

アーモンドエッセンスが、独特の風味をかもし出すこの杏仁豆腐にはちみつはぴったりです。

こまかくちぎった寒天を水につけること1時間。

水気を絞った寒天に水と砂糖とはちみつを加えてよく煮とかします。

(寒天1本に水250cc、砂糖40g、はちみつ40gが適当です)。

よくとけたら、ぬるめに温めた牛乳(200cc)を入れて、アーモンドエッセンスを加えて冷やし固めるだけの簡単なデザートです。

フルーツを入れるとさらに豪華さがアップします。

夏によく冷やしてご家族皆さんで楽しんでみられてはいかがでしょう。

はちみつは、レンゲ、菜の花、またはアカシア、オレンジ・・・いろいろと変えてみるのも楽しいですよね。

ローヤルゼリーの生産

September 20 [Sun], 2009, 21:26
ミツバチ社会において産卵能力をもつほぼ唯一ともいえる存在として、君臨する女王蜂。

種の存続をかけ、3?4年にわたる生涯において、1日1500?200個の卵を産み続ける彼女が、唯一口にするのが、ローヤルゼリーです。

ローヤルゼリーは、ミツバチが花から集めてきた花粉を働き蜂が体内で消化、分解、生成して、その体内から分泌したものです。

はちみつとは色も味覚も異なる、クリーム色の液体です。

実際、舌をさすような酸味のある物質で、はちみつの甘さとはまったく違います。

ミツバチの巣では、将来女王となるべき姫君のための特別室が設けられ、そこで生まれた幼虫は、働き蜂から分泌されたローヤルゼリー(だけ)を食べて成長するのです。

このローヤルゼリーの有用性は、古代ギリシャ時代から注目されてきました。

そして1950年代、当時80歳を超えていたというローマ法王がローヤルゼリーを飲用したということで健康食品として世界的に有名になったのです。

法王は、そのすばらしい効用をたたえる演説までおこなったといいます。

ローヤルゼリーは、働き蜂がその体内から分泌し、まさに彼らの女王のためだけに与えるものですから、実際、自然の状態では、わずかな生産しかありません。

現在、わたし人間が有用しているローヤルゼリーは、養蜂家がその高度な技術を駆使し、ミツバチの習性を利用してできるだけ多くを採集することを可能にしたものです。

とはいえ、ミツバチは、わずか0.1gという体重の小さな生き物です。

このミツバチが生産するローヤルゼリーがいかに少なく貴重なものであるかは容易にできます。

甘露はちみつ

September 20 [Sun], 2009, 21:25
一般にはちみつというと、ミツバチがレンゲやクローバー、アカシアなど、さまざまな草花や樹木の花から採集してきたものとして知られています。

これは「花蜜」あるいは「ネクター」と呼ばれるものです。

一方、はちみつのなかには、ヨーロッパで「森の蜜」と呼ばれている、別の種類のはちみつ「甘露はちみつ」があります。

これらはヨーロッパの家庭で伝統的に用いられ、愛されてきたもので、さまざまな木の樹液や植物に寄生するほかの昆虫が出す分泌物をミツバチが採集してきたものです。

日本ではほとんど販売されていないことから、一般的にお目にかかることも、その味を試す機会もあまりありません。

しかしヨーロッパにご旅行などで行かれた際には、ぜひ、食してみられてはいかがでしょう。

ひょっとしたら病みつきになってしまうかも・・・しれませんね。

たとえば、ドイツで、「もみのはちみつ」と呼ばれるはちみつが愛され、また珍重されています。

ドイツの最高級に位置するはちみつです。

実はこのはちみつ、もみの木の花?ではなく・・・もみの木に寄生する「アブラムシ」の分泌物をミツバチが集めてきたものなのです。

ミネラルが豊富で、色は黒蜜のような褐色をしています。

麦芽糖のような香りがし、ブドウ糖や果糖がその大半を占めるはちみつと異なり、ショ糖が多いのが特徴です。

花蜜も甘露はちみつも、それぞれの地域で、それぞれの食生活の伝統のなかで育まれてきた自然食品です。

世界各地を回る機会があれば、これらの地域色豊かなはちみつをぜひ、味わってみてはいかがでしょう。

料理への活用

September 14 [Mon], 2009, 16:18
はちみつは、朝食のパンに塗って食べたり、100パーセント果汁に加えて栄養満天のジュースにしたり・・・と、そのまま食べてももちろんおいしいのですが、調味料として、ちょっとした隠し味として、利用すると、お料理の腕がぐんとあがります。

はちみつは、甘みだけでなく、酸味や香りなど、複雑な味わいがあります。

ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素といったさまざまな栄養成分も含まれています。

これを料理に加えれば、コクと深い味わいが出るのです。

また、はちみつは、花の種類によってその風味が変わりますから、それが料理にも生きて、さまざまな風味を楽しめるのです。

はちみつは、ミツバチの保存食ですから、とても保存性の高い食品です。

殺菌性に優れていることから、はちみつをお料理に使うことで傷みににくくなります。

夏場や、お弁当のおかずには、はちみつを使うと安心ですよね。

たとえば、こんな使い方はいかがでしょう?ご飯にプラス!ご飯を炊くときに、少量のはちみつを加えます。

するとごはんがふっくらとおいしく炊き上がります。

ふっくらとするのは、はちみつに含まれるブドウ糖と果糖が、お米に浸透して保水性を高めるからです。

また、デンプンの一部が分解され、麦芽糖に変わることから、うまみが出るのです。

ふっくら炊き上がったご飯は、それだけでご馳走ですね。

ちなみに、お料理に使うときの目安は、砂糖大さじ2杯=はちみつ大さじ1杯にします。

入れすぎると甘くなりすぎてしまいます!

アメリカで愛されるはちみつ

September 14 [Mon], 2009, 16:04
世界ではそれぞれの地域に多くみられる花々からとったはちみつが愛されています。

たとえば、アメリカではぼだいじゅの花のはちみつがそのままで、あるいはお菓子に用いられたりして非常に一般的に愛されています。

とはいえ、広大な面積を誇るアメリカでは、その州によっても、また同じ州のなかでも地域によって、人気のはちみつは異なるようです。

アメリカのワシントン州でおなじみのはちみつは、ラズベリー、ペパーミント、ブラックベリーなどです。

日本ではあまりおなじみではないかもしれませんね。

ワシントン州シアトルの南東にそびえるレーニア山は、州最高峰の山です。

万年雪に覆われたその山頂から、周囲に広がる氷河はアメリカ最大といわれ、地元の人はもちろん、世界中の人々を魅了しています。

山すそは、春から夏にかけてラズベリーやブラックベリー、などベリー系の花々が咲き乱れます。

また、ペパーミントといったハーブ類も、その清涼感のあるさわやかな香りで人々を楽しませます。

アメリカでは、これらの花々から採集したはちみつが、毎日の食卓をにぎわせているのです。

アメリカでは、アップルパイと並んで最も人気のあるおやつのひとつ、ドーナッツ! 砂糖とはちみつを半々でつくるドーナツは、お母さんが揚げているそばから、待ちきれない子どもたちが手を出して食べようとすることから、お母さんが“Do not!(ドゥーノット)”といったことがはじまりだとか・・・!はちみつたっぷり、お母さんの愛情たっぷりのはちみつ入りドーナッツは、今もアメリカの子どもたちの大好物です。

結晶化したはちみつの溶かし方

September 14 [Mon], 2009, 15:53
はちみつは気温が下がると、白くにごってきます。

これはブドウ糖が固まったためで、品質にはまったく関係がありません。

花粉が除去されていない「本物」のはちみつの証拠といえるでしょう。

むしろ、冬になっても白濁しないはちみつは、なんらかの加工が施されているということで天然そのものではないといえるかもしれません。

結晶化したはちみつは、そのままトーストしたパンに塗って召し上がったり、飲み物に入れて召し上がっていただいても十分、本来の味をなんら損ねるものではありません。

お料理にお使いになる場合ももちろん同様です。

とはいえ、もちろん溶かしていただくこともできます。

簡単に溶かすことができますので、お試しください。

*ただし、はちみつを長時間高温で加熱すると、糖質が変色し、褐色がかったように色が濃くなります。

また、香りの成分が破壊されて本来の芳香が失われることがありますので、注意してください。

はちみつの結晶を溶かす方法1.結晶したはちみつが、容器ごと入るくらいの大きめのなべ(あるいはボウル)をご用意ください。

そこにお湯(45度程度・・・お風呂よりも少々高めです)をはり、ふたをとったはちみつの容器をそのままそっと入れます。

2.はちみつが徐々に溶けてきますので、スプーンなどでゆっくりとかき混ぜます。

*お湯の温度が下がったら、お湯を入れ替えるか、あるいはさらに大きななべにお湯をはり、なべを直火で(くれぐれも弱火で!)温めます。

はちみつジャム

September 14 [Mon], 2009, 15:38
「朝食のパンには、はちみつが欠かせない!」とおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。

はちみつは、その大部分の成分が糖質です。

しかも単糖類といって、それ以上分解する必要のないブドウ糖と果糖がほとんどであることから、朝、起きぬけでぼ?っとした脳に即効的にエネルギーを供給することができます。

まさしく朝にぴったりの食品といえるでしょう。

はちみつだけでもおいしいのですが、さまざまな果物とあわせて、ジャムにしてみてはどうでしょう?ブルーベリー、イチゴ、梅、あるいはレモン・・・どのような果物とも相性ばっちりです!簡単なはちみつジャムのつくりかたを、ジャムの定番ともいえる、イチゴを使ってご紹介します。

はちみつ&イチゴジャム〈作り方〉●はちみつ・・・400g●イチゴ・・・1キログラム●レモン汁・・・大さじ1強〈作り方〉1.イチゴは洗ってへたをとり、水気をよくふきとっておきます。

2.ボウルにイチゴとはちみつを全体がよくからむように混ぜ、ラップをして約2時間置きます。

3.こしきで2をこしてイチゴの果実を取り出します。

4.果実を取り除いた、シロップだけを大きめのなべに、木べらで混ぜながら弱火で煮ます。

5.泡が大きくなったら、取り出しておいた果実とレモン汁を加えます。

6.果実がシロップを十分に吸ったところで火を止め、煮沸消毒したビンに詰めます。

朝食のパンに、あるいはお子様のおやつのホットケーキに・・・たっぷりと塗ってお召し上がりください。

プロポリスの成分について

September 14 [Mon], 2009, 15:28
フラボノドや桂皮酸誘導体、そのほかのビタミン類やミネラルなど、人間の健康に有用とされる成分を豊富に含むプロポリスは、ミツバチが、自分のたちの巣の出入り口や巣の枠、巣穴の壁に塗りつけ、巣を守るために利用している「補強材」です。

ミツバチは、さまざまな天然のハーブの新芽をかじり取り、これらの新芽や樹脂などからプロポリスを作り、巣や自分のたちの身体を外敵から守るために利用するのです。

プロポリスには、さまざまな植物の新芽や樹脂を主成分とし、花粉やミツバチの分泌物である唾液、蜜ろうなどが含まれています。

特に、プロポリスに含まれるフラボノイドや桂皮酸誘導体は、人間の健康やその維持に役立つことが知られ、活用が期待されています。

プロポリスの成分主成分・フラボノイド・・・植物に含まれる色素の一種。

植物が紫外線から自分の身を守るために不可欠の成分とされ、細胞膜を構成する脂質の酸化を防いで、細胞を、守るという重要な働きをします。

・アルテピリンC・・・桂皮酸誘導体のひとつ。

フラボノイド同様に、有用な働きがあることが明らかになっています。

・テルペノイド・・・精油成分。

植物から採られる芳香油です。

・p?クマル酸・クロロゲン酸・4?カフェオリルキナ酸ミナラル類・・・微量ながら人間の健康に不可欠な栄養素です。

・マグネシウム・マンガン・カルシウム・鉄・銅・亜鉛ビタミン類・・・体調を整える栄養素です。

・ビタミンB1・B2・ビタミンE・ナイアシン・葉酸