中田英寿と共にあったサッカー観 

July 04 [Tue], 2006, 18:29
私がサッカーの魅力を知るきっかけとなったのは、中田英寿という人間としての魅力を持った選手がいたからでした。
人間に惹きつけられ、彼がするサッカーが好きだった。
上手下手はそこには関係ない。
サッカーという人生の縮図に、果敢に挑戦し、戦い、生き抜いていた彼を見るのが好きだった。
わがままではあるが、引退はとても寂しい。
そしてそれについて何もコメントする気はありませんでした。しかし・・・

1つだけ、中田をずっと見てきた者として言わせて欲しい。
「華のあるうち、いい時期に辞めた」
なんて言わないでほしい。

彼はペルージャで華々しく海外デビューしたものの、更なる高みを目指してチームを渡り歩いてきました。
しかしローマで優勝経験して以降、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナ、ボルトンとレギュラー扱いされず飼い殺されてきました。
力不足だったわけではありません。
その証拠に、チームで出番がなくとも招聘された日本代表では獅子奮迅の活躍をいつも見せてくれました。
なぜこの力を所属チームの監督は認めないのか?いつも歯痒かったものです。
移籍するたびに、今度こそは・・・といつもエールを送っていました。
それは彼自身も目指していたことであったと思っています。

まだ所属チームでのリベンジは終わっていなかったんですよ。
私は、彼が中心選手となって優勝争いするような戦いができることをずっと楽しみにしていた。
そして引退。
だから良い時に辞めたなんて言わないでほしい。
彼にそんな気はさらさらないだろうから。

恐らく私は、サッカーにおいて彼を見ていた以上の気持ちになることはもうないだろう。
サッカー選手としての中田英寿さん、ありがとうございました。
人間としての中田英寿さん、これからもよろしくお願いします。

ベスト4雑感 

July 02 [Sun], 2006, 15:22
とうとうベスト4が出揃いました。
4試合中、2試合がPK戦という実力伯仲の激闘。
ここまできたら後は精神力の勝負という様相です。
日本を想うと別次元に感じてしまい、寂しくもあります。

さて、ドイツはアルゼンチンに競り勝ちました。
予測していたとはいえ、かなり劣勢であったと思います。
しかし2点目を決められないまま同点にされたところが、アルゼンチンの力不足でした。
テベスはよく頑張っていましたが、メッシ、リケルメ、クレスポが去ったアルゼンチンには怖さはありません。
優勝するには最高の選手をベストな状態で送り出さなければいけないということでしょう。

それはイングランドにも、ポルトガルにも言えました。
イングランドが競り負けてしまったのは精神力ではないでしょうか。
ベッカム、オーウェン、ルーニーを次々に失い、ランパードは最後まで復調せず。
ジェラードまでPKを外してしまいました。
延長までよく守ったと思いますが試合は決していました。
ポルトガルもデコを欠いて不利かと思われましたがしっかり守りきれたことが勝利に繋がりました。
このブログでも触れましたがポルトガルは優勝候補だと見ていました。
出場停止選手続出のこの試合を乗り切ったことは大きいと思います。

ポルトガルに対するのはブラジルを破ったフランス。
ここまでくるともはや予測は不可能です。
フランスはチームとして完成されています。
そして、皮肉にも相手ポルトガルの監督は、2002年でブラジルを優勝に導いたスコラーリ。
フランスの前に再びブラジルの幻影が立ちはだかるわけです。
非常に興味深い試合になるでしょう。

ドイツはイタリアと戦うことになります。
イタリアの堅い守備はドイツには荷が重いかもしれません。
しっかり守ってホームアドバンテージで戦うほかありません。
決勝戦は、ドイツvsフランスでしょうか。

フランスの意地、ブラジルの慢心 

July 02 [Sun], 2006, 5:59
速報です。
やはりというか、フランスがブラジルを沈めてしまいました。

前回のブログで触れたとおり、ブラジルはここまで流しすぎたのだと思います。
弱い相手に個人技で突破できすぎたため、攻撃への展開力を養えていませんでした。
この試合でそれを象徴しているのが、ブラジルは全く攻撃できていなかったことです。
ボール支配率もフランスが終始上回りました。
ロナウドにこだわった罪も大きいように思えます。
ロナウジーニョは不調ではないでしょう。
今大会中、どのパサーよりも鋭いパスを連発しています。
彼の最もいいところをロナウドを前に置くことで消してしまったのが心残りであると思います。

逆にフランスはジダンが特に目立ちました。
これがジダンかと思わされるプレーでフランスを操り続けました。
フランスはロナウジーニョを封じましたが、ブラジルはジダンを止められませんでした。
アンリの1トップでブラジルとしては守りやすかったのではないかと思うのですが。

ブラジルがベスト8で敗退するなど誰が予想したでしょうか?
グループリーグで振るわず、2位通過してしまったことをフランスの誤算だと言いましたが、ブラジルの不運だったと訂正します。
相手がフランスでなければエンジンをあげていきながら優勝へ向かっていたかもしれません。

あのブラジルの反則的な選手層でもベスト8なのですからサッカーはとても難しいスポーツです。
他の国についてはまた次に。

ベスト8みどころ 

June 28 [Wed], 2006, 18:15
決勝トーナメント1試合目が全て終わり、ベスト8が出揃いました。
前半は前回のブログで触れたので、残りの国の結果を見て書いてみます。

決勝トーナメント真っ只中 

June 26 [Mon], 2006, 23:22
徹夜で仕事に出かける方もいるんでしょうか。尊敬します。

日本まとめ 

June 23 [Fri], 2006, 17:16
時差にも負けず、朝4時に起きて玉田のゴールで目が覚めた人も多いことと思います。
徹夜で応援して、試合終了後にどっと疲れが押し寄せて仕事を休んでしまった人もいるかもしれません。
日本代表の2006ジャーマニーはこれで終了しました。
ジーコをはじめ選手、サポーターのみなさんお疲れ様でした。
ワールドカップの本番はこれからなので私は本格的に眠れない日々が続きそうですが。

サッカーの妙 

June 19 [Mon], 2006, 18:42
各グループが2戦目を終え、続々と突破を決めています。

注目国で挙げたイングランドは非常に安定した攻守で期待感がもてます。
ジェラードの大砲が決まったことも朗報です。ランパードも意欲満々でしょう。
同じくブラジルも突破を決めました。
しかし不安点で挙げた通り、これまでロナウジーニョは2列目にし、ぶくぶく太ったロナウドを前に置いています。
どこでメスを入れるかはわかりませんが、ロナウジーニョの本領を引き出さないと優勝は難しいでしょう。
彼がいるからこそ絶対的な優勝候補なのだから。

ブラジルとは対照的に、アルゼンチンが非常にアグレッシブでタフです。
6点も入れてしまいました。後半メッシ投入でさらにエンジンがかかった様子。
死角がなさそうです。今のところもっとも攻撃力に優れたチームです。

イタリアは初戦こそ驚異的な強さを見せましたが、予想通り失速しました。
チェコも2戦目で大敗を喫したため、3戦目のイタリアvsチェコはとても激しいものになるでしょう。

さて、注目国で挙げたもう1つの国、フランスです。
アンリが得点したものの、韓国に追いつかれまたしても引き分けてしまいました。
グループリーグ突破に黄色信号です。
韓国が強いのか、フランスが弱いのか、観戦できなかったのでわかりませんが、
アンリのコメント「もう世界一の力はない」というのは現状を物語っているかもしれません。
3戦目を残しながらのこのコメントは、日本の中田同様チームに失望したために思わず出てしまったのではないでしょうか。

かたや、世界最高のフォワードを持つフランス。
そして、フォワードが軟弱な日本。
同じように苦戦していても、弱点が全く正反対で、サッカーの難しさが現れています。
アンリが日本国籍だったら・・・というのは遠い夢です。

ブラジル戦で引導を渡される 

June 19 [Mon], 2006, 0:04
非常に残念でした。
クロアチアは精度が悪く、スタミナも尽きていただけにチャンスでした。
仮にブラジル戦に勝ったとしても、
ブラジルがオーストラリアに勝てばやはりアウト。
オーストラリアがクロアチアに勝ってもアウト。
そしてクロアチアかオーストラリアに得失点差で上回らなければアウト。
と、絶望的な可能性だけが残りました。
あっさりボロボロにされてスッキリ日本に帰ってくるのが将来のためかもしれません。
パスの美学よりもシュートやゴールの価値を認め、求め、4年後を待ちましょう。

ジーコ責任論はどうか 

June 17 [Sat], 2006, 18:56
日刊スポーツでオーストラリア戦への投稿をやっていたようです。
見渡す限り、ジーコ監督の采配を責めるものばかりでした。

私はジーコのせいだとは全く思いません。
様々な解説者や多くの投稿者が言うように、稲本・遠藤を入れたり、高原や柳沢や中村を下げていれば勝っていたとも思いません。
他国の意見はどうなのでしょう?少なくともそういう論調は聞こえてきません。
負けた時はいつも、誰々が入っていれば・・・という批判が噴出しがちです。
小野の投入も、あそこで小野が誰かを抜いてミドルシュートでも決めようものなら、ジーコ神の采配!と唸ったはずです。
むしろ責めるのであれば、小野を責めるべきでしょう。
また、バテていた選手とは言いますが、みんなバテています。
別の選手交代であっても、負けていればやはり弄らないほうがよかったのに・・・となるでしょう。

私は前半、中村がラッキーゴールを決めたとき、とても不安を覚えました。
喜ぶ中村らの中で、ただ一人中田だけは神妙な面持ちだったのは後の特集で知りましたが。
キーパーチャージだったかどうか、というよりも、キーパーチャージを見過ごしてしまったと主審が思っていたら後の展開はきつくなるだろうというものです。
予想通り、それ以降日本へのジャッジは厳しいものになりました。
中田は何度倒されてもファウル無しで、ついにはFIFAまでもが認めた駒野が倒されたPK誤審です。
あれは、主審はわかっていて流したと断言できるでしょう。敢えて誤審したのです。
前半、日本に対してゴールをあげてしまったと思い込んだ彼は、何とかして穴埋めしようとしたのだと思います。

前半の中村のラッキーゴールなど無く、最後まで真剣にお互い戦って欲しかった。
なぜか逆境でないと真価を発揮しない日本ならば、0−0の方が後半戦えたでしょう。
そういう意味では、4年待った日本代表のワールドカップ初戦としては非常に後味の悪いものになりました。

ジーコが監督としての能力が低いかどうかは、近い将来証明されるでしょう。

エリートか雑草か? 

June 16 [Fri], 2006, 17:38
テレビ番組の特集で、サッカーエリート学校を取り上げていました。
日本はこれまで地域のサッカークラブの自主性に任せて、才能ある選手が自然発生するのを待っていました。
フランスなどにはプロサッカー選手を養成する組織が国の機関として存在します。
それらを習って未来のスター選手を育成しようと、最近始まったようです。

その特集の中で、一流の選手の前に一流の社会人であれ、と教えていました。
箸の持ち方、用具の後片付け、連帯責任、協調性。
日本の良い文化でもありますが、果たしてサッカーで必要でしょうか?
飛びぬけてくる子供を、それを扱いきれない大人がガツンと押さえつけ、支配しようとする。
右向け右を良しとする日本の伝統はいたるところで蔓延っています。

サッカーは知恵を含む一瞬の感覚で戦うスポーツです。
ほんのコンマ数秒、相手のこと、仲間のこと、周りのことが頭によぎるときっと判断が遅れるように思えます。
礼儀や協調性などは大人になってからでも学べますし、サッカーに特に必要ということでもありません。
奔放にサッカーをやらせ、育っていく過程ではそっとしておき、育ちあがってチームを組織する頃に連携を取れればいいと考えています。
むしろ、そうしないと感覚だけでやるスポーツについていけません。
攻撃が好きなら攻撃だけやらせてみる。ドリブルが好きなら1人でドリブルさせておく。
成長過程の一瞬一瞬でいちいち捕まえて集中力を途切れさせ、カリキュラムを押し付けて凄い選手が育つとは思えません。
足りないと思ったものは自分で補おうとするものです。平均的に学ばせようとすれば、自分で学習することをしなくなる。

果たして日本の伝統教育に染められたサッカーエリート学校が未来の日本代表を強くしていくのか。
それとも草サッカーで才能の片鱗を見せた子供が海外のビッグクラブのスカウトを受けてスター選手が誕生するか。
どちらにしても、周りの中で自分が1番上手いと思った子供は、ぜひ海外の子供に混じって自分が1番下手なことに気付いて欲しいと思います。
どれだけ上を向いて努力することに時間を割いたかで未来が決まるような気がしています。
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