人には向き不向きがある 

July 19 [Wed], 2017, 9:55
先日掲載された自分のインタビューを読んでいて、そういえば昔のことを思い出しました。
実は15年くらい前、出版翻訳に興味を持ち、会社勤めをしながら通信講座を1年、通学講座を1年ほど続けたことがあります。続けた、といいながら通信は途中で添削を出すのがおっくうになり挫折、通学も半年の講座は修了したものの、そのあとに通った超有名な先生の講座は全部で1年のところ半年ほどで挫折、というわけで勉強した期間は合わせて1年というわけです。それにしてもけっこう高い講座だったのにお金もったいないなあ〜。出版翻訳は完全に自分に向いてなかったようです。

そもそも思い返してみれば、私は海外の小説ってあんまり読まないんですよね。普段読むのはもっぱら日本の小説。海外の作品と日本の作品を読む割合はたぶん1対9ぐらいでしょうか。それに比べて観る映画はほぼ99%が洋画で、邦画はほとんど観ません。

出版翻訳の講座を受けていた時は、とにかく課題を訳すのが苦でした。あたりまえですが、出版翻訳では映像が見えるわけではないのですべて文章から状況を把握しなくちゃいけません。そこが出版翻訳の醍醐味でもあるんでしょうが、私にとっては苦行でしかありませんでした。課題なんてほんの1ページぐらいなのにこんなにひーひー言っている私が、200〜300ページもある本を訳したりできるわけないですよね。ただひとつ、小説のセリフの部分を訳すのがすごく楽しくて、先生にもそこだけは褒められました。

映像翻訳ではある意味、その大好きなセリフの部分だけなので、訳す時の苦労はもちろんありますがやっぱり仕事は楽しいです。そして台本の英語が分からない時でも、何回もじーっと映像を眺めていると、突然訳が降ってきたりするから面白いです。

人には向き不向きがあるものですね。当時の自分に「君は出版翻訳には向いてない!映像翻訳の勉強をしろ!」と言ってやりたいです。私は映像翻訳者デビューしたのがもう30代の終わりだったので「あと10年早く始めていればなあ…」と思うことがよくあります。でも、途中で挫折したとはいえあの出版翻訳の勉強がどこかで訳に立っているのかな??正直言って今はよく分かりませんが、人生無駄な経験はないと言いますしね。

自分が何に向いているか分からない人は、自分が本当に好きなことは何かに焦点を絞るといいかもしれませんね。15年前の迷走しまくっていた自分にそうアドバイスしてやりたいです。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:hassy
読者になる
にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
にほんブログ村
2017年07月
« 前の月  |  次の月 »
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
最新コメント
アイコン画像hassy
» 一人っ子の育て方? (2017年07月12日)
アイコン画像いしいみほ
» 一人っ子の育て方? (2017年07月11日)
アイコン画像hassy
» 無理!ということをやってみる (2017年07月01日)
アイコン画像いしいみほ
» 無理!ということをやってみる (2017年06月29日)
アイコン画像hassy
» 小2の壁?? (2017年06月08日)
アイコン画像Vipulthin
» 小2の壁?? (2017年06月08日)
アイコン画像hassy
» けっこうショックなんですけど… (2017年05月04日)
アイコン画像ルカ
» けっこうショックなんですけど… (2017年05月03日)
アイコン画像hassy
» けっこうショックなんですけど… (2017年05月03日)
アイコン画像hassy
» バンジージャンプの心境? (2017年05月03日)