梅の花尽くしの休日 

2007年02月11日(日) 19時39分
  今日は朝からのんびり犬の散歩。近所の家や公園から梅の香が匂ってくる。今年の冬は暖かい。梅でも見に行こうか・・・大田区の区花は梅だそうである。近くに池上梅園という、戦前日本画の伊東深水のアトリエだった庭がある。昔東海道の梅の名所だったという「梅屋敷」もある。そういえば近所に「梅田小学校」という小学校があって、その前に梅の畑が今でもある。どうも梅園の梅は丸く刈り揃えられていて風情がない。なので、今朝はまず川端龍子の記念館で絵を見た後、龍子のアトリエの庭の梅を見ることにした。いつも門の外を通ると、中に紅白の梅が咲いているのが見える。ガイドさんに案内してもらって庭を歩く。つい三年前まで、龍子の娘さんが住んでいらっしゃった所なので、過去を展示するというのではなく、人の生活の匂いがするところがいい。アトリエには、龍子が亡くなった時、本門寺の天井の龍の絵を描いていた、その絵の具がついたパレットがそのまま展示されていたりする。庭園は、龍子があまり木に鋏を入れるのを好まなかったため、自然な樹形のままになっているのがいい。とはいえ、何も手を入れなかったら庭は荒れてしまう。加減が難しいのだろう。流石に日本画家だった龍子の庭には梅は多い。庶子だった龍子は、実の母と別れて生きねばならず、自ら人の子ではない、龍の落とし子だとして雅号だけでなく、建物の形や床の模様、庭の植物にまで龍を好んだのだ、とガイドの人が教えてくれる。蹲いの横に、龍の髭が伸びている。木漏れ日の下に陽の光を受けて、少し枝の青い白梅が美しい。
 本門寺の、本阿弥光悦の扁額がある山門を登らずに左手に少し行くと、日蓮入滅の地、本坊・本行寺がある。その隣の小さい寺、南之院の境内に、大きな枝垂れ梅があって、あまり人に知られていないため、人はいないけれど、美しい。桜もそうだけれど、枝垂れが人を惹きつけるのはどうしてなんだろう。僕はこの梅を見ると、毎年一〇月一二日の「お会式」の万灯を思い出す。
 
 ついでに本行寺を拝んで客殿に上がり、裏の庭園を拝見する。ここの庭は小さいけれど美しい。大好きな庭だ。裏側の北面に面してソファーがあってくつろげるようになっている。中からは日蓮宗の檀徒の人の太鼓の音が聞こえている。
 本門寺の裏手に、浅草の伝法院の庭園と同じ非公開の庭園「松濤園」があり、やはり伝法院と同じ小堀遠州の作だと言われている。伝法院よりも広くて美しい。ここは特別公開期間の他は、朗峰会館という檀徒の為の会館のロビーで貰ったクイズ一〇問に正解すると入れてくれる、という仕組みになっている。クイズは本門寺の境内や周辺10箇所を回るとヒントがあって、答が分かるという仕掛けで、お寺を自分の足で回って勉強しなさい、という意図があるのだろう。でも、このあたりの人で興味のある人は皆答を知っていてメモしてあるので、境内を回らなくてもすぐ入れる。梅の時期は僕は初めてだ。フロントの女の人に鍵を開け、入れて貰う。どうも僕ひとりだけのようだ。大きな池の周辺から、暖かい春を思わせる日差しのもと、梅の香が漂っている。予想以上に梅が多い。梅園は行列もできようかという人混みなのに、ここは一人占め。贅沢極まりない。ご近所の役得だ.

 石の道を池の左方に下ると、斜面が梅林になっていて、紅白の梅がある。残念なのは、梅林と同じく、丸く刈り込んであることで、どうも僕はこの丸い人工的な造形が嫌いだ。でも、梅林に入ると、道の上は陽の光が紅白の花弁に透けてまばゆい梅の氾濫である。 池をぐるりと回って北面の坂を登ると、幕末、江戸城開城を勝海舟と西郷隆盛が話し合ったという四阿のあたりに出る。ここから池の方を見下ろすと、池面が陽に輝いて美しい。二つ茶室を通り抜けて、入り口に戻る。茶室にある梅は形も良く、風情があって良かった.
帰りにやはり満開の池上梅園は見ておこうと、少し立ち寄る。凄い。押すな押すなの盛況で、駐車場から人の波だ。先週も来たんだけれど、園内に近所の養護施設の人がやっている仮設の茶店が出ていて、こぶ茶と甘酒を供している。先週は人もいなくて昆布茶100円を飲んだら感謝され、注目を浴びたのだが、今日は押すな押すなのひとだかりで、大盛況のようである。目を合わせる暇もない。良かった。
 梅尽くしの半日だった。夕方からは温泉に入りに行こう。極楽極楽.

SAYONARA堤校舎 

2007年02月10日(土) 20時32分

                    ギャラリーefの土蔵

 久しぶりの休日、ぶらっと浅草に散歩に出た。忙しさに紛れ、なかなか行けなかったギャラリーに行ったら、店の人達がみんな歓迎してくれたので嬉しかった。ギャラリーefの今回の企画、 『mitsuo 4冊のスクラップブックから』 のことが東京新聞で記事になっていて、前から来たいと思っていた展覧会だったので店のみんなに会えたことも、展覧会も、楽しく、嬉しかった。efの人達は、みんな家族で支え合って、いつも素晴らしい企画を実現してくれる。六本木や表参道ではない、浅草という歴史のある土地から新しい文化を発信しているところがいい。写真展は、昭和20〜30年代の、普通の家族のアルバムをリプリントしたもので、「家族写真」という日常の、アナログの写真を、<いま>プリントして展示している。不思議にそのセピア色の写真たちからは、ノスタルジーではない、力強い暖かさのようなものが伝わってくるのだった。いまのケータイの写真と、どこかが違う。
 efを出て、地下街の立ち食いソバ「文殊そば」に立ち寄る。ここも良く食べた店。相変わらず340円のかき揚げソバが美味しい。
 どうしようかと迷ったけれど、やっぱり東武線に乗って、鐘ヶ淵に行ってしまった。古澤さんの年賀状に、堤が解体工事を始めたと書いてあったので、最後にやっぱり見ておきたいと思ったからだ。
 
                     解体中の堤校舎

 工事はもう最終段階に入っていた。ちょうど職員室の窓側の壁と、2年生がいた校舎の壁だけが最後に残って壊されようとしていた。最後の2面だけ、まるで僕を待っていてくれたかのように、懐かしいクリーム色の壁が最後の姿を晒していた。
 黒板の緑色も、がれきの中にあった。校舎があった向こう側の隅田川と高速道路が間近に見える。
橋の真下のスロープは、前のままだ。工事の標示には「忍岡高校解体工事」とあった。工事と跡地利用に関するお問い合わせは下記に、と電話番号が記載されている。
 跡地が何になろうと、そんなことは知ったこっちゃない。
 もう一度、デジカメのシャッターを切って、自分の目で夕方の校舎の最後の姿を目に焼き付けた。何故だか分からないけど、自分にとってはとても大切な日々だった。
 駅へ向かう横町から、自転車に乗って、定食屋「味花」のおばちゃんが走ってきた。何となく恥ずかしくて目を伏せてしまった。おばちゃんもそんな感じだった。おばちゃん、大盛りの「ねぎ玉」美味しかったよ!きっとそのうちまた友達と一緒に飲みに行きますから・・・元気でね!

ジャコメッティーと海 

2006年07月09日(日) 0時48分
 梅雨の合間、熱い雲の間から時折夏の日差しが訪れる。
JR逗子までは横須賀線。北鎌倉の切り通しを過ぎて電車が徐行しながらカーブしていくと、鎌倉、そして逗子。何となく空気に海の開放感が匂ってくる。
 逗子からバスで葉山を過ぎた海岸線に赤と緑の幟がはためいていて、そこが神奈川県美術館。昔から見たかった、ジャコメッティーと矢内原伊作の邂逅。
 いい作品というのは、どこか必ず外に開けていくものをもっている。求心的なジャコメッティーでもそうだ。苦行の作品のなかにもユーモアが漂っている。
 やはり一流だ。
 美術館の外は、海を見渡す高台で、レストランもある。歩いていくと、隣が葉山の御用邸の別館で、日本庭園を抱えた公園になっている。散歩していたら、池にいる水鳥があわてて飛び立って驚かされた。大きな黒い鳥だった。
 雲の合間の日差しが木漏れ日となって、紫陽花の花を浮き上がらせた。
 海の紫陽花、というのもなんだか面白い。
 木の間から、湘南の海が見える。

卒業式4 

2006年03月16日(木) 23時59分
祝卒業クラスの女の子。可愛い子が多い。

今回の卒業式はなぜだか今までになく緊張した。呼名の前も、後も、席で膝ががくがくした。どうしてだろう?

卒業式が終わってからしばらくはなんだか呆然としていた。
この記事を書いているのは21日。一〇日も経っている。
今日、WBCの野球で日本が優勝して、イチローや松坂が優勝は嬉しいけど、このメンバーと別れるのは寂しい、と言っていたけれど、同じような気分だ。
みんな最後までよくがんばったよ!ご苦労様。

卒業式3 

2006年03月16日(木) 23時53分
クラスの男子!いい奴ばっかり。
田中君もいろいろ心配をかけたけど、最後はばっちりクラス代表を決めてくれてよかったです!
石鉢はやっぱり棒倒しの最後まで諦めない気持ちが受験でも発揮されて良かったです。
堀越団長!アメリカでも頑張って下さい。古明地君、卒業できてよかった!

卒業式2 

2006年03月16日(木) 23時46分
partU元1Fの生徒と。1年の時のクラスもやっぱり懐かしい!

卒業・・・ 

2006年03月12日(日) 23時23分
昨日は文京高校の卒業式でした。3年F組のみんなとのお別れでした。まだ余韻覚めやらず・・・
とりあえず、写真のみアップします。甲田君に約束したので・・・・

同期会2 

2005年10月04日(火) 21時23分
乾杯!また会いましょう!

14期同期会atティアラ江東 

2005年09月29日(木) 21時02分

 本当に実現するとは思わなかった同期会ですが、幹事の人たちが頑張ってくれ、8月27日(土)、江東区のティアラ江東で開催されました。電話やメールだけの連絡にもかかわらず、70名もの参加で、とても楽しい、盛大な会になりました。先生も6名が参加。S君が、「昨夜は遠足の前みたいな気分で楽しみだった」と言っていましたが、やはり高校時代というのは懐かしいものですよね、その気持ちは生徒も教員も同じです。会が成功したことは、なによりも皆の笑顔が物語っています。高校時代、決して楽しいことばかりではなかったと思いますが、卒業して、それぞれが、いつもは全く別の場に生活しながら、でも一夜だけでも同じ場を共有して、かつて一緒に過ごした日々を思い出す。それだけで翌日からまた仕事に行く勇気と元気が湧いてきます。楽しかったですよね!
 またみんなに会いたいです!誰か幹事やってくれないかな・・・
 また会える日まで、みんな元気で!
 吉田さん、今村さん、みんな、有り難う!

P.S. 誰かここに掲載できる同期会の写真画像持っている人、よければ下記に送って下さい。
 宛先: haruo_morishi@yahoo.co.jp

体育祭!2 

2005年06月12日(日) 18時32分
閉会式で、優勝はマスコットと集団演技の発表にかかることになった。
 発表。マスコット第2位。歓声。Nさん、泣き崩れる。集団演技第2位。Yさんぼう然!更に大きな歓声。
 行けるかも知れない・・・・
 最後の総合順位発表。3位、C球団。2位、B球団。もしかして・・・・夢と期待は現実となった。
 総合優勝、F級団!

 それまでの2ヶ月の苦しみが報われた瞬間だった。
 それにしても、今年の3年生は、どの団も、準備の段階からよく頑張った。文武両道の文京高校の伝統を更に高いレベルに引き上げた、素晴らしい大会だった。だから、すべての3年生に拍手を送りたい。

 僕自身、前の学校である墨田川堤校舎の、最後の体育祭の事を思い出していた。もう2学年しか残っていない、少人数の大会だったけれど、このときも生徒が頑張って、感動的な大会になった。団長はじめ、3年生も何度もつぶれそうになって、「もうダメだ・・・」とくじけそうになることもあったけれど、最後はみんなで立派に盛り上げた。そのときは成績としては負けたけれど、でもみんなで頑張った充実感の方が大きかった。頑張ったことはその後の人生では自信になる。閉校の寂しさもあったけれど、一生の思い出になったと思う。
 なんだか、歴史は何度でも繰り返されるんだなあ・・・・

 墨田川堤、そして文京高校万歳!
 
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