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October 03 [Wed], 2007, 17:50
誰にも愛されていないと思うのは、あなたが誰も愛していないから。

夢、あるいは幻 

December 05 [Tue], 2006, 19:39
「また明日」なんて口にする必要のないくらい、
君のいる明日は確かなものだった。
それはあたしの思い込みなんかじゃなかったはずだよ。

君は、あたしの中にちゃんと存在している。
その顔も声も、
口にする言葉も表情も、
あたしに触れる時の手の温度も、
全部、全部。
目なんかつぶらなくても、
いつだって目の前に君はいるのに。

それなのに、
君がこの世界に存在しないなんて、
そんなことがありえるのかな。

もしもあの日、
「また明日ね」って、
「また明日ちゃんと会おうね」って口にしていたら、
君のいない明日になんて出会わなくてすんだのかな。

ウィンドショッピング 

November 27 [Mon], 2006, 20:07
欲しいおもちゃが手に入らなくて、
駄々をこねてる三歳児。
それがあたしだった。

あたしはただ、欲しかった。
君の感情なんかどうでもいいくらいに。
おもちゃに好かれる必要はない。

だけどあたしはもう子供じゃないから、
どんなにねだっても、
買ってくれる大人はいなくて、
欲しいものは自分で手に入れなきゃいけなかった。

君と引き換えに手放すべきものを、持っていなかったわけじゃないんだ。
ただ、そのリスクを冒せなかっただけ。
ただ、それだけ。

独りよがりの指定席 

November 27 [Mon], 2006, 19:59
あたしが座る窓際のボックス席には、
朝日が一番に差し込む。
テーブルにうつぶして眠ったふりをするあたしを、
起こさないように君はそっとカーテンを下ろす。

店員としての、サービス。
それでも、あたしにはそれが、希望だった。
愚かにも東側の窓際に座り続けて、
惨めにも夜明け前にうつぶした。

店を出て浴びる太陽はあたしの涙腺を溶かした。
その光はあたしの世界を黒く染めた。
そのあまりの眩しさに、目が眩んだんだ。

君のいない世界を直視できなかった。

一筋の、黒い、光 

November 26 [Sun], 2006, 13:44
本当は誰かに伝えたくて
叫びたくて わかってほしくて
そういう気持ちを隠すことが
強さだとずっと思っていたんだ  (白い声/ランクヘッド)



だけど今でも、これからも、
あたしはそう思っていたい。
平気な顔して笑っていたい。
強がっていることすら感じさせないくらい、
のんきで鈍感で、何も考えていない風に見られたい。
君が泣いてわめいて、
どうして自分だけがこんなに不幸なんだろう、
かわいそうなんだろうって、
絶望するのを支えたい。

あたしは、きっと、
ごめん。
君が嫌いです。

だけど吐いた嘘は全部墓場まで持っていく。
それがあたしの誇れる唯一の強さだから。

だから、
君を愛している。
君のその薄っぺらな涙が乾くまで。

朝日が溶かす、僕の涙腺 

November 24 [Fri], 2006, 22:43
朝日は、あたしを泣かすためにあるみたいだ。

君と一言でもいいから話したくて、通った深夜のファミレス。
君のそばで、ただ君の存在を感じながら、
ゆっくりと夜が明けていくのを待つ。
それだけがあたしの生きる意味だった。
小さくて、脆い、あたしの希望。

君が、欲しくて、欲しくて、しょうがなかったよ。
朝日に追い立てられるように照らされながら帰る道のり。
歯を食いしばって、地面を睨みつぶして。
泣くのを堪えていたんじゃない。
ただ、君が欲しくて、欲しくて、しょうがなかった。

夜が明ける。
それは一日の始まりであるはずなのに、
あたしには世界の終わりみたいに思えたんだ。

朝日と共に眠る、一人のベッド 

November 19 [Sun], 2006, 10:30
さあ今度は誰の胸で眠ろうって
言えるならどんなにか楽だろう  (I'm here saying nothing/矢井田瞳)



過ちなんかじゃなかった。
それは自信を持って言える事なのに、
思い返してぞっとした。
君のいなくなった世界で、
あたしは何人もの男に抱かれて、
だけど、誰の胸でも眠ることができなかった。

体に巻きつけられた腕の重みが抜け、
寝息を確認して、そっとベッドから抜け出すことに、
何の疑問もなかった。
誰もいない住宅街、
空が明るみ始めるそのちょっと前の時間が、
好きだった。

誰かの胸で朝を迎えることが怖い。

それは、目覚めたときに隣にいるのが君じゃないってことに絶望するから、
じゃあないんだ。
今度誰かの胸で眠ってしまったら、
あたしはそこから抜け出せなくなる。

それがわかるから。

最後に見えた、君の世界 

November 18 [Sat], 2006, 22:10
僕の心滅びようとも 醜く朽ち果て 息ひきとろうとも
その最期の一瞬だけでも お前が見てた世界見てみたいの  (ふたりごと/RADWIMPS)



君の背中を追いかけたことなんて一度もなかったよ。
初めての出会いからその終わりまで、あたしたちはお互いに向き合ったまま、
まるで時間を止めたような気になって、ずっと話し込んでいたね。
あたしは君の内側や、これまで歩んできた軌跡や、その背中に負っているものを、
知りたくて、知りたくて、そしてその全部を、抱えたかった。

君といるとき、あたしはこの世界が二人だけのものだと思った。
あるいは自分がこの世界にいないかのように。

だけど地球は回ってて、
時間は進んでて、
世界に人は溢れていて、
現実は、あたしを見逃してはくれなかった。

どんなに君と向き合っても、その瞳の中をのぞいても、
君の抱えているものや、君が過去に負った傷は、
あたしにはどうすることもできなかった。

あたしたちは残酷なくらい、現実に生きていた。

君がいなくなって、初めてのその背中を見つめたとき、
身震いがしたのを覚えている。
君の目の前に広がっていた世界の、あまりの果てしなさに、
絶望した。

君がいろんな思いで捨ててきたものを必死に拾い集めようとして、
あの時、あの現実に生きている君から目を逸らし続けたあたしへの、
罰だったのかな。
最後に、君の背中越しに見えた世界、
ただ向き合っていたあたしには、わかりようもなかったその世界に、
あたしはいない。

それだけわかって絶望した。

堕罪 

November 04 [Sat], 2006, 18:38
忘れられるわけないじゃない。

「忘れられない」って嘆く意味が分からないよ。
このまま関係を持ち続けて相手を破滅させるのと、
彼のことは忘れて新しい人と幸せになるのと、
どっちが罪だと思う?

「別れても忘れられない」っていうけど、
ねえ、忘れたいの?
なんで?
辛いから?

そんな程度の辛さも味わいたくないなんて、
甘えたこといわないでよ。
自分の判断で、自分の責任でこうなったんだから、
彼を捨てる罪悪感くらい、抱えて生きていきなよ。

ねえ、忘れられなくて、いいじゃん。
ずっと抱えて生きていけばいいじゃん。

「忘れられない」って泣く人に
あたしはいつも疑問を感じてたよ。
なんで、忘れようとする必要があるのか、
あたしはわからないよ。

ダーリン 

October 19 [Thu], 2006, 17:44
共に生きれない日が来たって
どうせ愛してしまうと思うんだ  (しるし/Mr Children)



どうせっていう言葉が好きだ。
卑屈でうしろむきで、だけど愛しい言葉。
どうせ。

何を考えても、
何をしても。
どんなに素敵な恋をしても、
どんなに夢中に仕事をしても。
どうせ、あたしは、君を忘れられないし、
どうせ、あたしは、君を愛しているんだ。

どうせ、君以上の人なんて現れない。
あたしはそれが、
とても嬉しい。
P R
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