
播州地方に初夏を告げる一大イベント。毎年5月の最終土・日曜日に開催する相生ペーロン祭り。今年は明日の土曜日に海上花火大会が行われ、約5,000発の海上花火大会を皮切りに開幕します。この週末は、はまち全体が祭一色に盛上がり、名物のペーロン競漕を中心にパレード・カーニバルなど各種の協賛行事で大賑わい。ドラと太鼓のリズムに合わせ水しぶきをあげて進む勇壮なペーロン競漕は、熱い賑わいを観せてくれます。

相生ペーロン祭・相生ペーロン競漕は、播州路に初夏を告げるイベントとして全国に名を知られ、メインイベントのペーロン競漕の他、ボートレース、パレード・カーニバル、海上渡御などが行われ、メインイベントの前日には前夜祭として約5000発の花火が打ち上げられる相生海上花火大会が開催されます。
ペーロンは西暦紀元前300年頃の中国の戦国時代、湖南地方で楚の宰相屈原が身を投げ、鎮魂のために龍船(白龍・パイロン)を浮べて競漕したのが始まりであると伝えられています。
日本へは1655年に長崎港へ伝えられたとされ、ペーロンは「白龍」の中国音のパイロンがなまったものといわれております。日本国内でのペーロン祭は、相生、長崎、沖縄で行われています。
相生には1922年(大正11年)に長崎県出身の播磨造船所従業員によって伝えられ、相生港まつりとして始まりました。
その後、1963年(昭和38年)からは相生ペーロン祭として現在に至っています。