★改革期に求められている人材は? 

March 11 [Sun], 2007, 11:30
いよいよ新たな治験活性化5ヵ年計画が実行に移されようとしている。

思えば、今年(2007年)で、新GCP(死語か?)が施行されて10年目の節目になる。
そうか、あの黒船(ICH-GCP)の来襲から、もう10年経つのか・・・・・・・などと思う。

当時はまだSMOはおろかCROですら、まだ治験の世界で市民権を得ていなかった。
しかし、今や、新卒で初めっからCROに入社希望を出す学生も多い。(面接で、何故、製薬会社ではなくCROを希望するのか?と質問すると、モニターのプロ、専門家になりたい、というのが彼女ら/彼らの答えである。)


で、治験の活性化5ヵ年計画やイノベーティブ25等で、今年から暫くはあの黒船(ICH-GCP)の来襲以来の、地殻変動、パラダイムシフト、意識改革が進みそうな気配がする。
僕としては、とても楽しみだ。

こういう動乱のどさくさに紛れて、画期的なことをやっちまう、という手が太古の昔から有る。
戦後の動乱期しかり、明治維新しかり、大化の改新しかり。(改革大臣も「出た杭をひっぱる」イノベーティブを目指す、と言っていた。)


こんな改革の時代には、どんな人材が求められるのだろう?


まず、これからの数年間で大切なのは、治験の改革を望むなら、みんなが(もちろん、あなたを含めて、と言うか、まず、あなたから)、その方向に向かうことだ。

これはオーバークオリティだな、と思ったら、さっさと、自分からそんなことは止める。
それはちょっとやり過ぎでしょう、と総合機構の新前担当官に言う。(ただし、きっちりとやるべきことはきっちりとやる。)


国がやるのは、活性化のためのシステム作りだけであり、実際に動くのは僕たちなのだ。

治験拠点病院とか治験中核病院を設置したとしても、実際にそこで働く人たちが動いてもらわないといけないし、僕たちも協力しないといけない。(批判だけで何もしない人は、もう、いいです。この際、退場願いましょう。)

僕たちが願っている方向に自らの右足を(あるいは左足を)一歩踏み出すことから、治験の活性化が始まる。(あなたの一歩、いや、半歩からだ!)


そりゃ、少しはドタバタします。あたりまえです。まだ、日本では誰も経験したことがないことをやろうとしているのですから。

治験の空洞化を嘆く医療機関のひとがいたら、何故、製薬会社が治験を日本でやらないのか(やりたがらないのか)を考えてみる。

製薬会社の社員は、まずはさ、日本であるいは世界同時開発でやりましょうよ、と発言する。
あとでブリッジングしたほうが早いからと言って、海外先行するのはやめましょうよ、日本の患者さんが不憫ですよ、と会議で発言する。(発言するくらいなら、すぐにできるはず。例え、その発言が無視されてもいいのだ。それが小さな波紋となって少しずつ広がっているはずだ、と信じればいい。)

CROの社員はクライアントに、こんなふうにやったほうがシンプルでいいですよ、と提言する。(ついでに、「他の製薬会社はもうみんなやっていますよ」と一言付け加える。)


今、求められている人材は、楽天家で夢想家で活動家だ。

そして、それはもちろん、あなたのことだ。(僕のことだ。)




治験、臨床試験の情報サイト


架空(仮想)の製薬会社「ホーライ製薬」


臨床試験、治験を考える「医薬品ができるまで」


僕の治験活性化計画 by ホーライ

『モチベーション問題』の行き着く先 

March 05 [Sun], 2006, 21:56
結局、モチベーション問題は各個人に落ち着くことになるが、それでも組織で解決可能なものも多い。

例えば、劣悪な職場環境(物理的なもの)、どろどろした人間関係(心理的なもの)、一生懸命仕事をしても水をさす輩からの避難。
これらは、組織でなんとかしようと思ったら、なんとかなるはず。

でも、なかなかなんとかならない。
何故か?

それは組織が個人を尊重するシステムになっていないからだ。
僕の代わりはいくらでもいると思っている。(実際、そうだと思う。)

今まで、ITやらQCシステムやらを導入したところで落ち着く先は個人の能力とスキルだと分かりきっているのに、個人をあまりにも大切にしないのが、組織の現在のありようだ。
きっと、あまりに個人を尊重すると組織というシステムは崩壊するからだろう。

たかをくくっている組織に冷や水をかけてあげるというのも一時的には効果が有るが長続きしない。

個人よりも組織を尊重する企業において、モチベーションを上げるためには、僕自身がそういう環境を作るしかない。
劣悪な環境から多少、ましな会社へ転職するとか、どろどろした人間関係とは一線をひくとか、何を言われても木偶の坊のふりをするとか。

でも、こんなことをしないとモチベーションを上げられないようでは、こういう会社は長くはないと思って、さっさと見切りをつけるのも手だ。


架空の会社 ホーライ製薬

◆医薬品ができるまで

『モチベーション問題』の本質 

March 03 [Fri], 2006, 3:42
例えば治験を担当しているモニターの皆さんのモチベーションを上げる方法を考えてみよう。

まず『モニター』という職業を一般的に考えた時に、モチベーションが向上するだろうか?

これは間違いなく向上する。
何故なら、モニターは新薬開発の担い手として第一線で活躍する職業だからだ。
僕などは常々「治験が成功するも失敗するもモニター次第だ」と周囲に言っている。
それに新薬の開発と言うのは世の中の役に立っているということが分かりやすい職業だ。

では、モニターをやっている人が全てモチベーションの固まりか?と言うと、そうでもない。

今度は、そのモニターが所属している組織に関連してくる。
製薬会社なのか、CROなのか。大手なのか、弱小なのか。

さらに、自分が担当してる治験薬によってもモチベーションが左右する。
画期的な新薬なのか、それとも二番煎じなのか。

また、個々のモニターによってもモチベーションが上がると感じるモノが違ってくる。

例えばAさんは「画期的な新薬の開発に携わることが私のモチベーションに繋がる」と言っているし、Bさんは「給料を上げてくれればいい
よ」と言っているし、Cさんは「達成感が欲しい」と言っているし、Dさんは「社会的に地位が高いポジション(例えば部長職)につきたい
」と言っている。

・・・・・・というように考えると、モチベーションを上げる方法は無数にあるのだが、それをうまく個人に当てはめるのが難しい。

この難しさこそが『モチベーション問題』の本質だ。

◆ホーライ製薬(PCサイト版)

【ビジネス書に読書感想文は不要か?】 

February 28 [Tue], 2006, 21:36
ここまでお読みになられたら、もう、この答えはお分かりでしょうが、ビジネス書こそ、読書感想文が必要です。

「羊をめぐる冒険」(村上春樹著)を読んでも、読書感想文は書くのは僕には大変です。
まともに書けそうも有りません。

しかし、ビジネス書なら、書くことができます。


前述しましたが、まず「著者は何を言いたいのか?」を一言で表します。
そして、その理由を書きます。箇条書きでも構いません。
例えば・・・・・・

・「効果的なプレゼンにはストーリーが欠かせない」
・「何故なら、ストーリーが有ったほうが、聴衆者の理解を助けることができる」(理由その1)
・「何故なら、ストーリーが有ったほうが、クライマックスを作りやすい」(理由その2)
・「何故なら、ストーリーが有ったほうが、聴衆者の記憶に残りやすい」(理由その3)

・・・・・・というようにです。

次に、ではそのためにはどうしたらいい、と著者は言っているのでしょう?
それをまた箇条書きにします。

こんなのが、読書感想文だって? はい、たしかにこんなのが「文部科学省主催の」読書感想文コンクールで金賞を取るとは思えません。

しかし、ビジネス書を読まれたら、絶対にこの作業が必要です。

何故なら、人は忘れる動物だからです。

そして、次はいかに行動に移すか?いかにして実践するか?です。

*ビジネス書専門店『ホーライ書店』

【効果的なビジネス書の読み方】 

February 28 [Tue], 2006, 21:33
あなたがビジネス書を手にした時に、あなたは何かを期待して、その本を手に取ったわけです。
それは何でしょう?
たとえば先の例では「プレゼンテーションをうまくやりたいから」です。

その本を手にした理由をもう一度、頭の中でつぶやきながら本を読んでください。

・どうしたらプレゼンがうまくなれるのか?
・プレゼンをうまくやる秘訣はなんだろう?

こういう目的意識を持ちながら本を読むことをお奨めします。

そして、読みながら「ビビっと」来た所にマーカーをするとか、付箋を張ります。

最後まで読み通したら、結局、この著者は何を言いたいの?ということをあなたの言葉で、それもたった一言で表してください。

一言と言っても例えば、「プレゼンは事前準備が8割だ」とか「効果的なプレゼンにはストーリーが欠かせない」とか、です。

ビジネス書を読んだら、必ず、この作業をすることをお奨めします。
インプットしたら、必ず、アウトプットをすることです。

一体、著者は何を言いたかったのだろうか?と。

*ビジネス書専門店『ホーライ書店』

【ビジネス書を読む目的・感想文を書く!】 

February 28 [Tue], 2006, 21:26
小説や文芸本なら読書感想文も書くことができるが、ビジネス書で感想文はね・・・・・でしょうか?

皆さんならもうご存知でしょうが、人は忘れる動物です。
忘却曲線なんていうのも研究されています。

僕が担当している「教育研修」でも、研修中は一生懸命でも、研修室を出たら、どうでしょう・・・・・

研修には必ず出て欲しいのですが、でも、研修は参加することに意義が有るわけではありません。

研修の本来の目的は受講生になんらかの行動を起こしてもらう、あるいは行動を変えてもらう、という目的が有りますので、参加するだけでは、まだ目的の半分です。

ビジネス書を読むのも同様です。

ビジネス書を読んだら、なんらかの行動の変革が欲しいところです。

だって、そうでしょ?貴重な時間と貴重なお金を使って読んだビジネス書なんですから。

それにあなたもきっと自分でその本を手にした時には、きっと「何か」を期待していたはずです。

例えば「効果的なプレゼンテーション10の鉄則」という本を買ったとします。

その時、あなたは何を期待して本を買って読んだのでしょうか?
それは、あなたが「効果的なプレゼンテーション」を自分でもやりたいからではなかったでしょうか?

そうです。ビジネス書を読むことは目的のまだ半分です。
残りの半分はそのビジネス書を読んで学んだことを「実践する」ことです。


では、ビジネス書を読んで実践するためにはどうしたらいいでしょうか?
(まぁ、買った本が全て実践に値する本とは限りませんが。。。。)

*ビジネス書専門店『ホーライ書店』