重松清「卒業」 

November 29 [Tue], 2005, 12:34
重松清さんの本はホント心に沁みます。
今回は短編物でしたが、それでも深い余韻に浸れました。

特に良かったのは、「仰げば尊し」かな。
かつて厳格な父であり、教師だった年老いた親が寝たきりとなって、
それを見守る同じく教師の道を歩む息子が、親の今までの
人生を改めて振り返る。

父のような教師にはなりたくないと思い続けた息子ではあるが
それでも父の教師としての意義をなんとか見つけようとする・・・
なんて、どこにも書いてないけど、そんな感じがしたな~

ホントいい作品です。
「みゆきのうた」もよかったな。

評価:よいよい(オススメ!)

貫井徳郎「神のふたつの貌」 

November 28 [Mon], 2005, 0:27
僕的にはイマイチ。
ひたすらに神を信仰し、神の救いの意味を
真剣に探し続ける主人公。
聖書の中や周りの人との関わりの中から
「救いの意味」を解釈し、その結果周りの人たちを
次々に殺害していく。
それが救いなのだということらしい。

正直なところ、結構難解で、だんだん読みながら途中から
飽きてきちゃいました。

やっぱり、もっとなんとなく入り込んでくるようなストーリ
がお好みかな。
非常に疲れました。

評価:いまいち

重松清「ビタミンF」 

November 22 [Tue], 2005, 12:28
学校を卒業して、就職、結婚、子供の誕生と、平凡なくらしを歩み続けてきたお父さんが、あるきっかけでふと自分を振り返り、あらためて今の状況を考える。
そしてそこには、どこにでもありそうな、でもとっても根の深い問題があることに気づく。愕然としながらも次第に状況を受け止め、また歩みだす。
そんな話の短編集。

重松清さんの本は、ほんとにいい意味で意外性がなくって、生きていくことの深さみたいなものを感じます。まさしくもうちょっとがんばってみようかな、という元気をくれる作品でした。

やっぱ、いいな〜

評価:よいよい

東野圭吾「名探偵の掟」 

November 14 [Mon], 2005, 12:47
こういう本を読むと、ほんと作家さんっていろいろ考えてるんだなー
って感心してしまう。

年間何千冊の本が出版されるのか分からないけど、ひとつとして
同じものはないんだよね。

これからもがんばって読みまくって、いい作品に出会うぞー

横山秀夫「FACE」 

November 08 [Tue], 2005, 12:20
根強い男社会の中で奮闘する婦警さんの話。
横山秀夫さんって、以前は警察に出入りする記者をされてたんだそうで、
それだけに、内部の人間関係なんかの細部が非常に細かく
描かれているように思います。(実際を知らないから、よくわからないけど)

主人公は、すごく真っ直ぐに生きている女性で、真っ直ぐなだけに
世の中のダークな部分を目の当たりにして、傷ついていく。
そんな中でも自分の好きな「絵を書くこと」を目指し、また立ち上がる。

好きなこと、生きる目標がある人って、ほんと強いなー、と感じました。
俺はどうなの!?

横山秀夫さん、初めて読みましたが、評判どおり面白いっすねー
これからどんどん読みます。

評価:よいよい

柳原 慧「パーフェクト・プラン」 

November 04 [Fri], 2005, 12:22
軽いテンポで話がすすみ、一気に読めました。
あとがきかなんかで著者が「漫画のような小説」と書いてましたが
ほんとにそんな感じでした。
安心して読めましたが、僕としてはもう少し、深くえぐってくるほうが好きです。

誘拐と株、自閉症とそしてハッカー。
誘拐計画が進んでいくあたりは、なんとも軽快。
だけど、やっぱり登場人物一人一人の人間味がいまいち感じられなくて
すこし物足りなさを覚えました。

でもまあ、あんまり考えないですっと読める楽しい小説でした。

評価:よい

北村薫「盤上の敵」 

October 28 [Fri], 2005, 12:21
リセット、ターン、スキップと来た後だったので、異色な感じもしたけど
ひたすらに一途なラブストーリーで、心にしみた。
読む途中は、
こんな悪の塊のような人なんていないじゃないの?とか
こんな偶然ないよね。とか
決してそんなことを考えてはいけません!

なるべく純な気持ちで読むことをおすすめします。
それにしても最後の展開はちょっとやられたー。
えっ、えっ、えっ?!って感じ。

全体にわたる有貴子の語りも良い雰囲気でした。
(あー表現力乏しー!!)

評価:よいよい

結構たまってきたので、作者別にアーカイブ作ってみました。
今月はこれで6冊目。結構いったなー
もっともっと読むぞー

宮部みゆき「火車」 

October 26 [Wed], 2005, 12:25
最近本を読み始めて、初めてしびれた。
ほんとにその言葉のまま、鳥肌がたってしまったのです。

休職中の刑事が、甥の失踪した婚約者を探す、基本的には
それだけだけど、追う方も追われるほうも、その途方もなさ加減がすごい!

婚約者は結局、幸せをつかみたかった、ただそれだけなんだよね。
その足跡を追う刑事も、次第にこの女性の純粋な思いに惹かれていく。
私的な捜索にもかかわらず、そこまで深入りしてしまう。
なんとしても見つけ出し、声だけでも聞きたい。そんな執念のような気持ちも
十分伝わってきました。

最後は、あーもしかして、もしかして・・・あー、やっぱりここまでかー!
とても良かったです。

評価:よいよい(チョーオススメ!)

重松清「ビフォア・ラン」 

October 19 [Wed], 2005, 12:21
感想を書きはじめて、やっと10冊目。
よし、どんどん読むぞー

いい、すごくいい。
いろいろ考えて、考えて、考えすぎて訳わかんなくなっちゃう。
うまく説明できないけど、楽しかったり、うれしかったり、悲しかったり
なんていう、高校生生活をとてもリアルに描いている。

高校を卒業し町を出て、一歩大人になる直前の、その不安定な
心と真正面に向き合っている、そんな感じです。

読み終わって、あー、もし高校生活に戻れるなら、あとどんなことやりたかったかなー
なんて、しょうもないこと考えたりして。

良かったです。

評価:よいよい

森村誠一「野生の証明」 

October 17 [Mon], 2005, 12:25
読んでいくうちに、これからいったいどうなるんだー!ってかんじで
どんどん読めてしまった。所要日数は実質2日かな。
話は一つの事件から始まるんだけど、登場してくる人たちの
いろんな思惑が絡み合って、ほんと読んでて面白い。
この危機的状況のかなで、主人公はいったいどうやって
乗り切るのだろーなんて、どきどき、わくわくでした。

・・・ただ、ラストはもう少しなんとかならなかったのだろうか。
なんか救われないってかんじで、後味が悪かった。
かなり面白かっただけに、残念でした。

評価:よい
2005年11月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
最新コメント
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:haramakiman
読者になる
Yapme!一覧
読者になる