『イーストウィックの魔女たち』 

February 18 [Sun], 2007, 22:45

監督 ジョージ・ミラー
Cast ジャック・ニコルソン、シェール、スーザン・サランドン、ミシェル・ファイファーほか


これを見たのは、確か小学生の時だ。
『ドリーム・ガールズ』を見た帰りに寄ったCD屋で
690円という破格値で売っているのを見かけて、
ディパーテッドでのオスカーノミネートを逃したジャック・ニコルソンが出てたという
もはやアカデミー賞とは全く関係ない理由で買ってみた

記憶の奥で、

ジャック・ニコルソンが凄く気持ち悪かった

というのがあって、
(実はそんなに覚えてなかったり
前半はそうでもなく、むしろ何故かモテモテ設定だったから、
あれれ、記憶違いか?と思ったものの、
後半は記憶通りの展開
ちょっと安心しつつ、
こういう気持ち悪い系というのは記憶に残るのねと苦笑

この手の作品にストーリーは求めないのよね。
いかに笑えるか、いかに浮世離れしているか、
“フィクション”を全面に押し出す、映画ならではの世界観。
自分の中での名作・傑作ベスト10には決して入らないけれど、
B級作品として中の中くらいの楽しさだわさ。

『ドリームガールズ』 

February 18 [Sun], 2007, 19:35

監督 ビル・コンドン
Cast ジェイミー・フォックス 、ビヨンセ・ノウルズ 、エディ・マーフィ 、ジェニファー・ハドソンほか


60〜70年代のモータウンサウンド隆盛期を背景に、
お金を得るために歌う道を選んだ女性歌手3人組の成功と挫折の物語。

この映画は誰を主役として見るかによって印象が変わる。
とはいえ、クレジット1番手のジェイミー・フォックスか
ビヨンセかジェニファー・ハドソンの3択にはなると思うけれど

ジェイミー・フォックス演じるカーティスを中心に見た場合、
見せ掛けの“成功”を追うばかりに、本当に大切なものを失っていく物語となる。

ビヨンセ演じるディーナを中心として見た場合、
スターとしての成功を手に入れる代わりに、自分らしさを失っていく苦悩と葛藤する物語となる。

ジェニファー・ハドソン演じるエフィーを中心として見た場合、
過信した実力とプライドによって仲間を失い、挫折した女の再起物語となる。

この中で一番内面が画面から伝わってきたのが、
ジェニファー・ハドソンのエフィーの物語だった。
彼女がオスカー候補になったのも納得。
大きな画面から“オスカーオーラ”が出てたように思う。
あと1週間で結果が出るけれども、獲れると思うな。

全体の流れとして見ると、
元々舞台では高い評価を受けただけあって、
エンターテイメント作品としては上級だと思う。
でも、ステレオタイプというか、よくあるストーリーなのね。
こうなるだろうことを予想できるストーリー。
決して悪くない王道だから、別に構わないのだけれど、
そういう意味では、助演に感情移入させてしまうのは失敗のように思う。

『失われた週末』 

February 17 [Sat], 2007, 23:55
ときどき

監督 ビリー・ワイルダー
Cast レイ・ミランド、ジェーン・ワイマンほか

1945年度 アカデミー賞 作品・主演男優・脚色・監督賞 受賞

自称作家ドンは、重度のアルコール依存症。
兄や恋人の懸命な努力も虚しく、ドンは日々アルコールに溺れていく……。


アカデミー賞を受賞しただけあって優れた作品だと思う。
レイ・ミランドは迫真の演技だし、
誰もが持ち得る人間の脆さを上手く伝えている。

…でも、

自分は共感できない作品。
だから2度見ることはないと思っていたけれど、
アカデミー賞にまつわる作品を選んだ結果…見ちゃった
最初から最後まで主人公の身勝手さにイライライライラ
優しい兄や、よくできた恋人が近くにいるのに、
な〜ぜにそんなにグダグダ人生を選ぶのさ、とイライラ
こんな男が近くにいたら確実にキレてると思う。
まず付き合わない。
彼女は偉いよ。けなげだよ。

『未来は今』 

February 17 [Sat], 2007, 20:43

原題:The HUDSUCKER PROXY
監督 ジョエル・コーエン  製作 イーサン・コーエン
Cast ティム・ロビンス、ジェニファー・ジェイソン・リー、ポール・ニューマンほか


1950年代ニューヨーク。巨大企業社長が突然ビルから飛び降りて自殺した。
会社買収を狙う役員たちの陰謀によって新社長に担ぎ出された新入社員バーンズ。
役員の思惑通り株価が急落するが、新社長バーンズのアイデア商品が思いがけないヒットとなり…


ティム・ロビンス作品が続いたので、
よっしゃ、もう一作!と選んだ。

コーエン兄弟の作品では『ファーゴ』が好きだ。
(ちぃとばかりグロいけど
オー!ブラザーも良かった。
でもこの作品は…忘れてた。手元にあることさえも…
なぜなら……

自分にはシュールすぎた

シュールの使い方が間違ってる気もしなくもないが、
なんというのかな、他に言葉が見つからないんだよね。
いわゆるファンタジーなのかな?
それでもギリギリのライン
忘れたのか、覚える気が起きなかったのか、
いやはや見た後も後味の残らない不思議映画だ

『ムーラン・ルージュ』 

February 16 [Fri], 2007, 21:45

監督・脚本・製作 バズ・ラーマン
Cast ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガー

アカデミー賞 美術・衣装デザイン賞 受賞

19世紀末、パリ。ナイトクラブ“ムーラン・ルージュ”。
ムーラン・ルージュのスターにしてパリ一の高級娼婦サティーンと貧乏作家のクリスチャン。
2人の出会いは、悲しき恋への幕開けだった…


分かってはいたけれど…

悲しい。
見た後に、

どうしてその選択をしてしまったのか。

と考えてしまう。
でも彼女にとっては選択肢はあれしかなかったのだろう。

幸せとは…

人によって捉え方が違う。
しかし、
映画の多くの主人公たちは、
己の一瞬の幸せのために、より悲劇的な選択をしがちだ。
ドラマティックなエンティングに相応しいからだ。

そんな映画を見るたびに、
「ああ、映画だな」と思ってしまう冷めた自分がいる。
それが晴れ映画満点にならない理由でもある。
大きな幸せはないけれども、
思い返すと最終的に幸せだったみたいな映画は、
それはそれで面白みがないのは確かなのだけれど…

ニコール・キッドマンの“歌”がいただけないので、曇り映画。

『ユージュアル・サスペクツ』 

February 15 [Thu], 2007, 0:42


監督 ブライアン・シンガー
Cast スティーブン・ボールドウィン、ケヴィン・スペイシー、ガブリエル・バーンほか

1995年度アカデミー賞 助演男優・脚本賞 受賞

船舶の炎上事故で唯一生き残った男を尋問していた捜査官クライン。
彼は男から、6週間前に銃器強奪事件の容疑者として集められた5人の前科者と
正体不明の男カイザー・ソゼにまつわる奇妙な話を聞くことになる……。


これは、

最強に面白い作品。

この映画を見ると、映画学校に通っていた当時を思い出す。
ちょうど同時期だったんだなあ。
当時はレンタルビデオ屋でバイトしてて、
気に入った作品を目線の高さに並べたりしていたんだけども、
この作品がビデオ化されてからは、(当時はまだレンタルDVDは無かった)
常に目線の高さに置いておいた

今同じメンバーで同じ作品を作ったら、
最初からケヴィン・スペイシーを疑わしく思って見ただろうけども、
当時は全員が似たようなポジションだったというか、
誰が犯人か分からない状態で見られたから楽しめた。

約2時間弱、ず〜っと見入ってしまう。
ドキドキしながら、ハラハラしながら。
無駄がない。
まさに、

 完 璧 

な作品。

男ばかりで色気がないし、
無意味に人を殺す作品は好きでないのだけれども、
サスペンスとして割り切って見られる作品は、ちゃんと好きになれる。

と実感できた作品なのよね。
久しぶりに改めて見たけれども、
やっぱり楽しめた。

『Mr.&Mrs.スミス』 

February 14 [Wed], 2007, 22:50

監督 ダグ・リーマン
Cast ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリーほか

アカデミー賞にちなんだ作品…と言えるかどうか微妙な線だけども、
本年度惜しく(?)もバベルでの助演男優賞ノミネート入りを逃したブラピ出演のこれを選ぶ。

運命的な出会いののち結婚をしたジョンとジェーン。
しかし、2人は相手に言えない重大な秘密を抱えていた…。


公開当時のCMで流れていたとおり、

世界一ド派手な夫婦喧嘩

以上でも以下でもない作品。
ブラピとアンジェリーナの共演だけあって、
スター独特のキラキラ感とスタイリッシュな雰囲気で覆われているけれど、
基本的にはただただアクションを繰り広げているだけ。
(中盤はほとんど2人で喧嘩してるだけだし
話の内容よりもド派手なアクションを楽しんでみる作品。
だから、

考えながら見る、見てから色々と考える。

ということが苦手な人にはオススメかな。
何も考えずに映画を見ている間は楽しめるような、
見た後には「あ〜、面白かった」と単純に思えるエンターテインメント作品。
考えなければならない映画ばかりでもつまらないしね、
ただただ楽しみたい時は、こういう単純明快な作品ってのはいいものだわな。

『シカゴ』 

February 14 [Wed], 2007, 0:45

監督・振付 ロブ・マーシャル
Cast レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア

2003年アカデミー賞 助演女優・美術・衣装デザイン・音響・編集賞 受賞
スターを夢見るロキシーは、自分を騙した愛人を射殺し、監獄送りとなった。
そこには憧れのスター・ヴェルマがいて…


いわゆる
エンターテインメント作品
名作ミュージカルの映画版なだけに、
ストーリー展開がお見事なわけで、
ど派手な演出、めまぐるしく変わるシーンの数々に吸い込まれる。
でもね、こういう大きな作品は、

映画館で見る
舞台で見る

ことをしなければ、迫力が弱まってしまうのよね。
映画館で見てしまうと、
家テレビ(ちなみにウチは28型ワイド)で見たときに、
しょぼさを感じてしまうという。

これは完全に見る側の問題である。
それにも関わらず、
映画館で見ず、DVDで見て、
「迫力が足りない」とか文句を言う人はただの無能。
(時々いるんだよね、そういう筋違いの偉そうな奴)

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
良い役だったよね。
ZOROの時は、ただの綺麗な姉ちゃんだと思ってたよ。
この映画ではすっげー迫力。
レニーがちょっと可哀想になるぐらい、
キャサリンの方が良い役だったと思うよ。
ちょっと好きになった

『明日に向って撃て!』 

February 13 [Tue], 2007, 0:28


監督 ジョージ・ロイ・ヒル
Cast ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード


1969年度アカデミー賞 脚本・撮影・音楽・主題歌賞受賞作品。
実在したアウトロー2人が
銀行強盗を繰り返しながら、自由奔放に生きるがゆえに時代に取り残されていく…


西部劇は好きではない。
日本の時代劇もそうだけど、
敵なら殺してもいいという感覚というのかな、
数秒で何人も殺すことに何の抵抗もなく描かれているのがちょっと…

だからと言って、駄作だとは全く思わないわけで。
人の心の流れとして見ると、やっぱりよく出来ている。
この時代の映画は、
映画を見たっ!という気持ちになれるものが多い。
アタシが映画世界で食っていこうと思ったのは、
この時代の映画に心酔したせいでもあるから。
でも…西部劇はそんなに好きではないんだな

『カッコーの巣の上で』 

February 11 [Sun], 2007, 23:08


製作 ソウル・ゼインツ、マイケル・ダグラス
監督 ミロス・フォアマン
Cast ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャーほか


刑務所の強制労働から逃れるために精神異常のふりをして、
精神病院に入った男らんどる・P・マクマーフィ。
しかし、精神病院は刑務所よりもはるかに悲惨な状態にあった…

アカデミー賞に拘ると、
ブログが晴れ映画ばかりになって困るね。
(最近のアカデミー賞は……となるものが多いけど

これは、ジャック・ニコルソンに対して初めて好感を持った作品。
アタシは基本的に、

人と人が出会うことによって人生が気持ちが変わっていく

という話が好きなわけだけども、
この作品もまさにそれ。
アカデミー賞5部門を独占しただけあって、
よく出来てるのよ、これ。

人としての権利が奪われる悲惨な管理体制。
自由は誰もが持つ権利だ。
それを取り戻そうとする主人公の行動は惹かれる。